麻布台ヒルズ A街区

 虎ノ門・麻布台地区で建設中の「麻布台ヒルズ A街区」(地上64階、高さ約330m)です。2022年11月29日に六本木ヒルズから撮影しました。完成時には高さ日本一となる超高層ビルで、最上部の最上部の54階〜64階は「アマンレジデンス 東京」(総戸数91戸)となります。この記事では同ビル(A街区)の概要や建設状況、地図等を載せています。




麻布台ヒルズ 外観イメージ
外観イメージ[出典:DBOXCG]

 六本木ヒルズ方面から見た「麻布台ヒルズ」全体の完成予想図です。中央の超高層ビルが地上64階、高さ約330mのA街区、その左側のツインタワーマンションが地上64階、高さ262.83mの西棟(B-1街区)と地上54階、高さ237.20mの東棟(B-2街区)です。そのうちA街区の規模は地上64階、地下5階、高さ約330m、敷地面積2万4104.21屐建築面積1万5201.25屐延床面積46万1805.22屐建築主は虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合(参加組合員:森ビル・日本郵便)、設計者は森ビル・日本設計・清水建設、施工者は清水建設で2023年3月31日竣工予定となっています。

 この高さ330mは「あべのハルカス」(地上60階、高さ300m)を抜いて高さ日本一の超高層ビルとなります。ただ、高さ日本一の座にいるのは数年間だけで、2027年度には東京駅前に建設される「Torch Tower」(地上63階、高さ約390m)に抜かれて高さ日本2位となります。

 また、名称についてですが、森ビルが過去に「虎ノ門麻布台ヒルズ」で商標登録を行っていましたが、新たに「麻布台ヒルズ」で商標登録の出願が行われたため、正式名称は「麻布台ヒルズ」になりそうです。ただ、公式発表はまだないため異なる名称になる可能性もあります。そして同時に「麻布台ヒルズ森タワー」と「麻布台ヒルズ森JPタワー」の商標登録の出願も行われているため、A街区の名称はこのどちらかになりそうです。「JP」とは「日本郵便」を示す「JAPAN POST」のことです。

※現地に設置されている建築計画のお知らせの高さは325.40mとなっていますが、森ビルの発表では高さ約330mとなっているため、当ブログではこちらの高さを採用しています。



麻布台ヒルズ A街区 立面図
A街区 立面図[出典:森ビル]

 A街区のフロア構成は地下1階〜4階が商業施設、5〜6階が慶應義塾大学予防医療センター(仮称)、7〜52階が総貸室面積約20万4000屐Υ霆牾面積約4,300屬離フィスフロア、そして最上部の54階〜64階がアマンとのパートナーシップによる「アマンレジデンス 東京」(総戸数91戸)となります。また、東側には地上7階、延床面積約1万4000屬離ぅ鵐拭璽淵轡腑淵襯好ール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」(50ヵ国以上、約700人の生徒が在籍予定)も併設されます。

 「アマンレジデンス 東京」は建築物環境計画書制度によると全戸が分譲となっており、このクラスを購入できる方々のYouTubeでの発言によると一番安い部屋でも10億円で、100億円超えの部屋もあると発言しています。また、週刊新潮の記事には不動産業界の情報として最上階には1500屬離撻鵐肇魯Ε垢あり2億ドル(約280億円:記事掲載時のレート)になるとされています。



麻布台ヒルズ 外観イメージ
外観イメージ[出典:PCPA(ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ)]

 54階〜64階に位置する「アマンレジデンス 東京」部の完成予想図です。東京タワーのトップデッキ(海抜250mの展望台)よりも遥かに高く、完成時には居住フロアとしては高さ日本一となります。ただ、東京駅前に建設される「Torch Tower(トーチタワー)」(地上62階、高さ約390m)の59階〜60階が賃貸レジデンスとなるので、高さ日本一の住宅フロアはそちらに変わりそうです。

 また、「麻布台ヒルズ A街区」の住宅部が占める割合が少ないため当ブログではタワーマンション扱いはしておらず、タワーマンションとして高さ日本一となるのは同じ「麻布台ヒルズ」で建設中の「麻布台ヒルズレジデンス 西棟(B-1街区)」(地上64階、高さ262.83m)としています。



麻布台ヒルズ A街区 基準階平面図
A街区 基準階平面図[出典:森ビル]

 オフィスフロアの基準階貸室面積は約4,300屐別1,290坪)〜約4,840m屐別1,460坪)で、中央にエレベーターやトイレなど配置し、全方位に約18mの奥行きがある無柱空間となります。基準階貸室面積に幅があるのは中層階に向かって緩やかに膨らむデザインとなっているためです。



ブリティッシュ・スクール・イン東京 外観イメージ
ブリティッシュ・スクール・イン東京 外観イメージ[出典:森ビル]

 東側に併設されるインターナショナルスクールの「ブリティッシュ・スクール・イン東京」の完成予想図です。トーマス・ヘザウィック氏(英国)のデザインで、地上7階、地下1階(屋上庭園を含む)のキャンパスには室内プール、2つの図書館、アートスタジオ、科学・技術・工学・数学(STEM)学習のためのディスカバリーセンター、体育館、2つの校庭が設けられます。2023年9月のオープン予定です。



麻布台ヒルズ 外観イメージ
外観イメージ[出典:DBOXCG]

 南側の外苑東通りに面した低層部の完成予想図です。こちら側には吹き抜けのある商業施設の出入口が配置されます。



麻布台ヒルズ 外観イメージ
外観イメージ[出典:DBOXCG]

 反対の北側から見た完成予想図です。敷地内には広場や庭が整備され、エリア全体で約150店舗となる商業施設が計画されています。




麻布台ヒルズ 位置図・配置図
配置図[出典:森ビル]

 「麻布台ヒルズ」は東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅と東京メトロ日比谷線「神谷町」駅に挟まれた部分の南側一帯で、B-1街区は「六本木一丁目」駅に、C街区は「神谷町」駅に地下通路によって接続し、そのまま延長約700mの東西歩行者通路(地下)によって繋がります。A街区は両駅から同じくらいの距離の場所に位置しており駅からはやや離れています。

 同地区は桜田通り、外苑東通り、麻布通りに面していますが、地区内の道路は細く、南側の外苑東通りに抜けられる道路もない不完全な交通網となっていました。それが同再開発によって東西と南北を結ぶ道路が整備され道路ネットワークが完成します。さらに、六本木一丁目駅と神谷町駅を結ぶバリアフリー/アンブレラフリーの歩行者ネットワークも整備され、周辺地区を含むエリア全体の回遊性が大きく向上します。




麻布台ヒルズ A街区

 2022年11月27日に「六本木ヒルズ」の展望台から撮影した「麻布台ヒルズ A街区」(地上64階、高さ約330m)です。左隣で建設中のタワーマンションは「麻布台ヒルズレジデンス 東棟(B-2街区)」(地上54階、高さ237.20m)、さらに左のタワークレーンが地表に見える場所が「麻布台ヒルズレジデンス 西棟(B-1街区)」(地上64階、高さ262.82m)の建設地です。



麻布台ヒルズ A街区

 A街区の低層部にズームです。地下1階〜4階は商業施設となります。



麻布台ヒルズ A街区

 屋上スカイデッキから見ても見上げる高さとなっています。



麻布台ヒルズ A街区

 最上部までガラスカーテンウォールの設置が終わっています。



麻布台ヒルズ A街区

 そのため撮影時はタワークレーンの解体中でした。タワークレーンを解体するときは一回り小さいタワークレーンを組んで大きなタワークレーンを解体し、この作業を繰り返してどんどん小さなタワークレーンとなり、一番最後はビル内のエレベーターで下ろします。



麻布台ヒルズ A街区

 六本木ヒルズと同じような方向となる西側から見上げた「麻布台ヒルズ A街区」です。



麻布台ヒルズ A街区

 南西側低層部です。大きく口を開けたこの場所に商業施設の出入口が配置されます。



麻布台ヒルズ A街区

 この辺りの敷地の大部分は「麻布郵便局」があった場所となっています。



ブリティッシュ・スクール・イン東京

 A街区の東側に併設されるインターナショナルスクールの「ブリティッシュ・スクール・イン東京」です。



ブリティッシュ・スクール・イン東京

 トーマス・ヘザウィック氏(英国)のデザインによる7階建てのキャンパスとなります。



麻布台ヒルズ A街区

 南東側から見上げた様子です。



麻布台ヒルズ A街区

 目の前には「ロシア大使館」があるため、この写真の左側には警察車両が大量に並んでいます。



麻布台ヒルズ A街区

 「神谷町」駅から東京タワーに向かうときに通る「飯倉交差点」から撮影。右奥で建設中のタワーマンションは「麻布台ヒルズレジデンス 東棟(B-2街区)」(地上54階、高さ237.20m)です。



麻布台ヒルズ A街区

 北東側から撮影。



麻布台ヒルズ

 A街区の北東側には低層建物群となるC街区が広がっています。



麻布台ヒルズ A街区

 神谷町駅前の神谷町交差点から見ると既存ビルに下の方が隠れてしまいますが、それでももかなり目立つ超高層ビルとなっています。



アマンレジデンス 東京

 54階〜64階に入る「アマンレジデンス 東京」部分にズームです。最低でも10億円超えと言われているので宝くじを当てたくらいでは住めません。



麻布台ヒルズ A街区

 北側から撮影。少し膨らんだデザインということがわかります。



麻布台ヒルズ A街区

 場所は変わって2022年11月24日に白金高輪駅の北側にある歩道橋から撮影。手前にある既存ビルとの対比ができるためか、ここから見るとかなり高く見えます。



麻布台ヒルズ A街区

 さらに場所は変わって2022年11月19日に東側にある増上寺の境内から撮影。増上寺と東京タワーと「麻布台ヒルズ」のコラボを見ることができます。



麻布台ヒルズ A街区

 今は東京タワーを見ようとすると「麻布台ヒルズ A街区」もだいたい一緒に見えますが…



東京タワーと麻布台ヒルズ A街区

 増上寺の裏側の東京タワーとぴったり重なる位置から見ると「麻布台ヒルズ A街区」は辛うじて見える程度となります。



麻布台ヒルズ A街区

 そんな東京タワーのトップデッキから11月19日に撮影した「麻布台ヒルズ A街区」です。海抜250mのトップデッキからでも見上げる高さとなっています。



アマンレジデンス 東京

 逆に言うと「アマンレジデンス 東京」からは東京タワーの先端以外は見下ろすことになります。



ブリティッシュ・スクール・イン東京

 トップデッキから見下ろした「ブリティッシュ・スクール・イン東京」です。南北に長細い建物となっています。



ブリティッシュ・スクール・イン東京

 ほとんどの教室から東京タワーが見えることになりそうです。



麻布台ヒルズ A街区

 海抜150mのメインデッキより少し高いトップデッキに行くエレベーターがあるフロアから撮影。ここと同じ高さくらいのところがA街区の一番太い場所となっています。



麻布台ヒルズ A街区

 メインデッキ内からだと窓に近付かないと最上部は見えません。



麻布台ヒルズ A街区

 最後は2022年11月27日に江戸川区の自宅から撮影。この写真には高さ200m超えの超高層ビルが複数写っていますが「麻布台ヒルズ A街区」は圧倒的な高さということがわかります。









麻布台ヒルズ A街区 建築計画のお知らせ

 A街区の建築計画のお知らせです。高さ325.20mから325.40mに、延床面積が461,773.25屬ら461,805.22屐⊇蚕蠅麻布台一丁目314番3外から東京都港区麻布台一丁目1000番1に修正されています。

■物件概要■
名称:麻布台ヒルズ森JPタワー or 麻布台ヒルズ森タワー
仮称:虎ノ門・麻布台プロジェクト A街区
事業名:虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 A街区
所在地:東京都港区麻布台一丁目1000番1
交通:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
   東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
用途:共同住宅(54階〜64階・アマンレジデンス 東京)・事務所(7階〜52階)・店舗・各種学校・駐車場等
総戸数:91戸
階数:地上64階、地下5階
高さ:325.40m(最高325.40m)(約330m?)
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造)
基礎工法:直接基礎(一部場所打ちコンクリート杭基礎)
敷地面積:24,104.21
建築面積:15,201.25
延床面積:461,805.22
建築主:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
参加組合員:森ビル、日本郵便
設計者:森ビル・日本設計・清水建設
施工者:清水建設
工期:2019年8月1日着工〜2023年3月31日竣工予定