豊洲市場の隣接地で建設中の「千客万来施設」(地上9階、最高高さ48.30m)です。2022年11月14日に撮影しました。万葉倶楽部による「市場前」駅直結の商業施設や温浴施設で2023年度冬季の開業予定となっています。この記事では同施設の概要や建設状況、地図等を載せています。
千客万来施設について
全体イメージ[出典：万葉倶楽部]
「千客万来施設」全体の完成予想図です。規模は地上9階、地下1階、高さ43.80m、最高高さ48.30m、敷地面積1万840.32�屐�建築面積7,443.17�屐�延床面積3万4215.14�屐�建築主は万葉倶楽部、設計者は万葉倶楽部と五洋建設、施工者は五洋建設で2023年10月31日竣工、2023年度冬季の開業予定となっています。
右の建物が地上9階建ての温浴棟で湯河原温泉と箱根温泉を運んで使用します。手前の低層の建物群は地上3階建ての商業棟で木造建築となります。
全体イメージ[出典：万葉倶楽部]
商業棟の1階は路面店、コンビニ、バス駐車場(27台)、駐輪場となり、2階はゆりかもめ「市場前」駅直結となるフロアで、江戸の街並みを再現した木造による飲食店、食物販店、物販店が建ち並びます。3階は飲食店、フードコート、団体対応飲食店が計画されています。
商業棟イメージ[出典：万葉倶楽部]
上空から見た商業棟の完成予想図です。
商業棟2階イメージ[出典：万葉倶楽部]
2階部分の商業棟イメージです。火の見やぐらもある江戸を感じる空間となります。
温浴棟イメージ[出典：万葉倶楽部]
9階建ての温浴棟です。
屋上庭園イメージ[出典：万葉倶楽部]
屋上庭園には無料の足湯が設置されます。
歩道橋イメージ[出典：万葉倶楽部]
「千客万来施設」の温浴棟を抜けた先には「豊洲ぐるり公園」に繋がる歩道橋も設置されます。
建設状況
2022年11月14日に撮影した「千客万来施設」(地上9階、最高高さ48.30m)の温浴棟です。
既に最上階まで鉄骨が組まれていました。
豊洲大橋から撮影。屋上には宿泊者用の足湯と思われる場所も見えています。無料の足湯は右側の少し低い方に配置されます。
隣には豊洲市場があり、目の前には晴海運河がある立地となっています。15階マンション程度の高さしかありませんが、目の前に遮る建物はないので晴海を一望できる場所となりそうです。
ゆりかもめ「市場前」駅の「豊洲市場」に繋がるペデストリアンデッキから撮影。このデッキに「千客万来施設」も接続されます。
現在は2階部分で木造の飲食店、食物販店、物販店の建設が始まっています。
「ラビスタ東京ベイ」(地上14階、高さ70m)と「メブクス豊洲」(地上12階、高さ74.335m)で構成される「ミチノテラス豊洲」のデッキから撮影。
現時点の「ミチノテラス豊洲」は空き店舗が多く寂しい状態となっていますが、「千客万来施設」が完成すると一気に集客力が上がるのでその状態も変わるかと思います。
こちら側にも歩道橋や横断歩道があれば人の流れは大きく変わりそうですが、行き来するには駅前に戻るか運河沿いに出て移動するしかありません。
木造建築部分にズームです。
自分が撮りに行く超高層ビルの建設現場では見かけない光景なので不思議な感じです。
今後は木造の超高層ビルの建設も始まるので、今までとは違った建設現場を見るようになるのかもしれません。
地図
物件概要
旅館業営業計画のお知らせです。総客室数は69室で、定員数は173名となっています。
建築計画のお知らせです。
■物件概要■
名称：千客万来施設
所在地：東京都江東区豊洲６丁目101番1の一部
交通：ゆりかもめ「市場前」駅
用途：物販店舗、飲食店、ホテル、公衆浴場、駐車場、事務所、集会場、託児所、診療所
総客室数：69室
階数：地上9階、地下1階
高さ：43.80m（最高48.30m）
構造：鉄骨造（一部SRC造、木造）
基礎工法：杭基礎（既成杭）
敷地面積：10,840.32��
建築面積：7,443.17��
延床面積：34,215.14��
建築主：万葉倶楽部
設計者：万葉倶楽部 一級建築士事務所、五洋建設 一級建築士事務所
施工者：五洋建設 東京建築支店
工期：2020年10月1日着工〜2023年10月31日竣工予定
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