八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:東京都]

 八重洲の北端で計画されている「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」(地上44階、高さ約217m)の完成予想図です。建設地は「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m)等がある場所で、大成建設を施工者として解体工事に着手しました。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況、地図等を載せています。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 断面イメージ
断面イメージ[出典:東京都]

 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は永代通り、外堀通り、日本橋川に面した八重洲の北端の再開発で、超高層ビルが建設される南街区と日本橋川に面した低層の北街区に分かれています。規模は南街区が地上44階、地下3階、高さ約217m、敷地面積約7,560屐延床面積約17万8026屐∨務攻茲地上2階、地下1階、高さ約12m、敷地面積約1,700屐延床面積約1,101屬箸覆辰討い泙后7築主は八重洲一丁目北地区市街地再開発組合、特定業務代行者は東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設で2024年度に着工し、南街区は2029年度竣工、北街区は2032年度竣工予定となっています。

 フロア構成は南街区の地下1階〜地上2階が店舗フロア、2階の一部が高度金融人材サポート施設、3階が事務所ロビー、4階が事務所、5階が機械室、6〜9階がホテル、そして10階以上がオフィスフロアとなり、北街区は2階建ての商業施設となります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図と2階平面図[出典:東京都]

 配置図と2階平面図です。北街区と南街区は既存の道路で分断されていますが、両街区は2階レベルに設置されるデッキで接続されます。

 敷地南側は永代通りに面しており、その地下にある東京メトロ東西線「日本橋」駅とは直結となり、東京メトロ銀座線・都営浅草線の「日本橋」駅にも地下通路で繋がります。また、図の西側に地下通路を延伸して「大手町」駅や「東京」駅にも接続する計画となっており、地下歩行者ネットワークが強化されます。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
首都高地下化への取組みへの協力内容[出典:東京ガス]

 敷地北側にある日本橋川上空の首都高は地下化の対象エリアとなっており、北街区と南街区の間にある道路の地下が首都高地下化のルートとなっています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
日本橋川沿いの低層部イメージ[出典:東京建物]

 そのため北街区は首都高地下化が全体の再開発となっており、重層的な広場空間を整備するなど水辺空間の創出が行われます。




八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京建物]

 計画地の南側は永代通り、西側は外堀通り、北側は日本橋川(首都高)に面した場所で、目の前の地下にある東京メトロ東西線「日本橋」駅に直結し、地下通路によって東京メトロ銀座線・都営浅草線の「日本橋」駅にも接続します。また、西側に地下通路を延伸して「大手町」駅や「東京」駅にも接続する計画となっています。

 首都高地下化が決定してからは日本橋川沿いの再開発の動きが活発となっており、東隣の「日本橋一丁目1・2番街区」では地上27階、高さ140mの超高層ビルなどが計画されており、さらに東側の「日本橋一丁目中地区」では地上52階、高さ283.96mのオフィス、商業、ホテル、住宅で構成される高さ日本5位となる超高層ビルが建設中です。

 他にも「日本橋一丁目東地区」では地上40階、高さ約240mの超高層オフィスビルと地上52階、高さ約225mのタワーマンションが計画されており、日本橋川を渡った先の「日本橋室町一丁目地区」では高層部に住宅が入る地上33階、高さ約179.5mの超高層ビルが計画されています。首都高地下化をきっかけに続々と再開発が進行します。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の空撮

 2020年12月18日にヘリから撮影した東京駅周辺の空撮で、赤い網掛けをした場所が「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。

 計画地内で一番高いビルが「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m)で、背後の黒い超高層ビルは「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)です。その背後には高さ日本一となる「Torch Tower(トーチタワー)」(地上62階、高さ390m)が建設されます。




新呉服橋ビル

 2022年11月18日に永代通りと外堀通りが交差する呉服橋交差点から撮影した「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m、1977年竣工)です。この角地が「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の南街区(地上44階、高さ約217m)の計画地となっています。



新呉服橋ビル 建築物等の解体等の作業に関するお知らせ

 解体工事のお知らせは見つけることができませんでしたが、現地には建築物等の解体等の作業に関するお知らせが設置されていました。事業場の名称は「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業(新呉服橋ビル解体工事)その1」で、解体工期は2022年11月1日〜2024年9月30日、解体工事の施工者は大成建設、発注者は八重洲一丁目北地区市街地再開発組合となっています。



新呉服橋ビル

 「新呉服橋ビル」の周囲には仮囲いが設置されていました。



新呉服橋ビル

 外堀通り沿いの北西側から撮影。



新呉服橋ビル

 西側にあった広場部分にはフェンスが設置されています。



新呉服橋ビル

 北東側の路地から撮影。



TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター別館

 北東角には「TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター別館」があり、こちらはまだ稼働しているようでした。



TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター

 南東側にある「TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター」も稼働しています。



新呉服橋ビル

 南東側から見た「新呉服橋ビル」です。背後の黒いビルが「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)で、跡地に建設される「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」(地上44階、高さ約217m)とほぼ同じ高さです。



日本橋西河岸地蔵寺

 今回の撮影ではありませんが計画地内にある「日本橋西河岸地蔵寺」です。用途に寺院が含まれているため敷地のどこかに移設するか再整備されることになりそうです。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 日本橋川沿いの北街区です。こちらは2032年度竣工予定のため、南街区が完成後(2029年度予定)に解体が始まりそうです。









事業名:八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 南街区
所在地:東京都中央区八重洲一丁目1番他
交通:東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
   東京メトロ半蔵門線「三越前」駅
   JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
   東京メトロ東西線・丸の内線・半蔵門線・千代田線、都営三田線「大手町」駅
用途:事務所、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
階数:地上44階、地下3階
高さ:約217m
構造:S・RC・SRC造
敷地面積:約7,560
建築面積:−
延床面積:約178,026
建築主:八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
特定業務代行者:東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
工期:2024年度着工〜2029年度竣工予定(北街区も含めると2032年度竣工予定)