新札幌駅直結の大規模複合施設の名称が「マールク新さっぽろ」に決定！街区内には地上30階「プレミストタワー新さっぽろ」やホテル、商業施設、医療施設など : 超高層マンション・超高層ビル

　新札幌駅周辺の大規模再開発「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」の街区名称が「MAARUKU SHINSAPPORO（マールク新さっぽろ）」に決定したと大和ハウス工業より発表がありました。この写真は建設中の「マールク新さっぽろ」のI街区で、分譲タワマンの「プレミストタワー新さっぽろ」(地上30階、最高高さ98.51m)や商業施設、ホテル、そして4つの医療施設などで構成されます。この記事では同複合施設の概要や建設状況、地図等を載せています。

完成予想図[出典：公式HP]

　「MAARUKU SHINSAPPORO（マールク新さっぽろ）」はG街区とI街区に分かれており、G街区は教育施設を集めた場所で「札幌学院大学」と「札幌看護医療専門学校」が2021年4月に開校しています。

　I街区は「新さっぽろ」駅前の街区で、2021年4月にオープンした共用駐車場の「D-Parking（ディーパーキング）新さっぽろ駅前」、2022年7月以降より順次開業した医療施設「医療法人脳神経研究センター新さっぽろ脳神経外科病院」「医療法人新札幌整形外科病院」「社会医療法人交雄会メディカル交雄会新さっぽろ病院」「D-スクエア新さっぽろ」、2023年5月竣工予定のタワーマンション「プレミストタワー新さっぽろ」(地上30階、最高高さ98.51m)、2023年7月開業予定のホテル「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」、2023年11月開業予定の商業施設「BiVi（ビビ）新さっぽろ」で構成されます。

　この完成予想図は「BiVi 新さっぽろ」で、JR「新札幌駅」とはペデストリアンデッキで接続され、医療施設やホテル、タワーマンションの各施設とは円形の「アクティブリンク」によって繋がります。

▼大和ハウス工業：ニュースリリース（2022年11月16日）
「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」の街区名称およびロゴマークを「MAARUKU SHINSAPPORO（マールク新さっぽろ）」に決定

外観完成予想図[出典：公式HP]

　「プレミストタワー新さっぽろ」の完成予想図です。規模は地上30階、地下1階、高さ97.61m、最高高さ98.51m、敷地面積4,234.35㎡、建築面積1,350.78㎡、延床面積2万4694.09㎡、総戸数220戸、建築主は大和ハウス工業、設計者はドーコン、施工者はフジタ・大成建設特定建設共同企業体（代表者：フジタ北海道支店）で2023年5月中旬竣工予定となっています。設計者のドーコンは北海道の総合建設コンサルタント会社で、ここのすぐ近くには本社ビルが建設中です。

各階平面図[出典：公式HP]

　「プレミストタワー新さっぽろ」は共用施設として11階にパーティルーム、キッズコーナー、12階にフィットネスルーム、キッズコーナー、21階にスカイラウンジ、22階にゲストルームが用意されています。低層部にはラウンジなどの共用施設もあります。

敷地配置図[出典：公式HP]

　配置図です。同タワマンは空中歩廊となるアクティブリンクに接続され駅直結となりますが、副都心団地7号線を通って行った距離的には駅に近いです。

スカイラウンジ完成予想図[出典：公式HP]

　共用施設として21階に配置されるスカイラウンジの完成予想図です。2層吹き抜けの空間となります。

マールク新さっぽろ全体配置図

全体配置図[出典：大和ハウス工業]

　「MAARUKU SHINSAPPORO（マールク新さっぽろ）」のI街区は駅前にありますが、G街区は少し離れた場所に位置しています。最寄駅としてはJR「新札幌」駅の他に、札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ」駅がI街区の前の地下にあります。

　2019年6月にセスナから撮影した新札幌駅周辺です。赤い網掛けがI街区で、紫色の網掛けがG街となっています。

　2022年6月27日に「ホテルエミシア札幌(旧シェラトンホテル札幌)」(地上32階、高さ115m)の31階にあるレストラン「ハレアス」から撮影した「MAARUKU SHINSAPPORO（マールク新さっぽろ）」です。

・プレミストタワー新さっぽろ
　地上30階、高さ98.51m、延床面積2万4694.09㎡

・D-スクエア新さっぽろ
　地上6階、高さ37m、延床面積1万108.42㎡

・交雄会新さっぽろ病院（旧記念塔病院）
　地上7階、高さ27.25m、延床面積1万106.39㎡

・新札幌整形外科病院
　地上4階、高さ17.95m、延床面積5,606.36㎡

・新さっぽろ脳神経外科病院
　地上6階、高さ23.10m、延床面積1万2432㎡
　
・Dパーキング新さっぽろ駅前
　地上7階、高さ26.780m、延床面積2万237.52㎡

・ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ
　地上9階、高さ39.46m、延床面積8,207.28㎡

・Bivi 新さっぽろ
　地上6階、高さ26.4m、延床面積2万172.16㎡

　「プレミストタワー新さっぽろ」(地上30階、最高高さ98.51m)にズームです。撮影時には21階まで建設が進んでいました。

　楕円形をした空中歩廊の「アクティブリンク」です。1周160mの全天候型の通路で各施設を繋ぎます。

　商業施設の「BiVi 新さっぽろ」(地上6階、高さ26.4m)の建設地です。2023年11月の開業予定です。

　2022年6月25日に撮影した「プレミストタワー新さっぽろ」です。

　南西側から撮影。この辺りは高架ではなく土手のような場所をJRが通っています。JR「新札幌」駅は特急を含めた全ての旅客列車が停車する駅となっており、快速に乗れば「札幌」駅まで1駅10分で行くことができます。

　また、新札幌駅前には日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELDHOKKAIDO（エスコンフィールド北海道）」へ行くシャトルバスの乗降場も整備されます。

　近隣の商業施設「サンピアザ」から撮影。新札幌駅周辺にはDuo1・2、イオン新さっぽろ店、サンピアザ、イオンカテプリ新さっぽろといったショッピングモールがあり、そこに「Bivi 新さっぽろ」が加わるので全て合わせると巨大な商業施設群となります。

　「マールク新さっぽろ」のシンボルでもあるアクティブリンクです。撮影時は未開通でしたが、医療施設の開業に合わせて現在は開通しています。

　南側の隙間から見たアクティブリンクです。

　建設中のホテル「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」(地上9階、高さ39.46m)です。

　「BiVi 新さっぽろ」の建設地です。

■物件概要(住宅棟)■
名称：プレミストタワー新さっぽろ
計画名：(仮称)新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト住宅棟
所在地：北海道札幌市厚別区厚別中央1条6丁目493-37他
交通：JR千歳線「新札幌」駅
　　　札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ」駅
用途：共同住宅
総戸数：220戸
階数：地上30階、地下1階
高さ：97.61m（最高高さ98.51㎡）
構造：鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
敷地面積：4,234.35㎡
建築面積：1,350.78㎡
延床面積：24,694.09㎡
建築主：大和ハウス工業
設計者：ドーコン
施工者：フジタ・大成建設特定建設共同企業体（代表者：フジタ北海道支店）
工期：2020年6月20日頃着工～2023年5月中旬竣工予定
入居：2023年7月下旬予定