地上27階、高さ100m「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者が三井不動産レジデンシャルと鹿島建設に決定 : 超高層マンション・超高層ビル

イメージパース[出典：横浜市]

　東急東横線「綱島」駅の東口前で計画されているタワーマンション「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」(地上27階、高さ100m以下)の完成予想図です。事業協力者として三井不動産レジデンシャル（総合不動産業者）と鹿島建設（総合建設業者）に決定したことが報道されました。この記事では同タワマンの概要や現況、地図等を載せています。

整備する施設計画[出典：横浜市]

　「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」はタワーマンション本体の南棟と、低層の北棟に分かれており、規模は地上27階、地下1階、高さ100m以下、敷地面積約5,000㎡、建築面積約3,000㎡、延床面積約4万9900㎡、総戸数約350戸、総合不動産業者は三井不動産レジデンシャル、総合建設業者は鹿島建設、設計は梓設計で2024年度に解体工事着手、2025年度に建築工事着手、2028年度に事業完了予定となっています。

　南棟の低層部は商業・業務施設、中高層部が共同住宅、北棟は商業・業務施設で構成され、両棟はデッキで接続されます。

▼建設通信新聞（2022年10月21日）
綱島駅東口駅前再開発事業協力者/三井不レジと鹿島に決定/準備組合

▼横浜市（2022年7月5日）
綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業等の都市計画決定及び変更を行いました～綱島駅東口周辺地区のまちづくり第２弾始動 !!～

▼横浜市（2022年6月23日）
第163回横浜市都市計画審議会案件表

整備する公共施設(道路等)[出典：横浜市]

　計画地は東急東横線「綱島」駅の東口前で、タワーマンションや商業施設の建設の他に、駅前広場や交通広場の整備、都市計画道路の拡幅等も行われます。

　また、綱島街道に薄い点線で描かれている場所にデッキが整備され、現在で建設中の「ドレッセタワー新綱島（新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業）」(地上29階、高さ99.90m)に接続します。

綱島駅～新綱島駅間の歩行者動線[出典：横浜市]

　そのデッキを通ることで2023年3月開業予定の東急新横浜線「新綱島」駅まで行けるようになります。

　2013年1月にセスナから撮影した綱島方面の空撮です。赤い網掛けをした場所が「ドレッセタワー新綱島（新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業）」の建設地で、青い網掛けが「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。綱島街道が2棟のタワーマンションで挟まれることになります。

　余談ですが鶴見川沿いにゴルフの打ちっぱなし「綱島ピーチゴルフセンター」が写っていますが、東急新横浜線のトンネル掘削工事で排出される土砂を処理する場所として貸し出したため閉鎖となっています。

　2022年10月27日に東急東横線「綱島」駅の東口前から撮影した「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の南棟(地上27階、高さ100m以下)側の計画地です。東口側は歩道もなく建物がびっしりと建っています。

　上の写真の左端に見ているのは建設中の「ドレッセタワー新綱島」(地上29階、高さ99.90m)です。

　南棟の計画地内には臨港バスの鶴見駅西口行きバス乗り場もあります。

　綱島街道沿いの北東側から見た計画地です。中華料理屋がある辺りには交通広場が計画されています。その交通広場には綱島街道からは入ることができない車両動線となります。

　南東側から撮影。

　南西側から撮影。ここはバスや一般車も通る歩道のない道路となっていますが、綱島駅に繋がる道のため人通りは多いです。同再開発によって道路は再整備されるため歩行者も安心して歩ける場所になるかと思います。

　綱島街道沿いの南東側から見た「綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業」の北棟側の計画地です。

　綱島街道を少し北側へ移動した北東側から撮影。背後の高層マンション「ブリリア綱島idステーションフロント」は同再開発の敷地には含まれていません。

　また、右側に行く道は一方通行となっていますが、再開発後には一方通行は解除され、同再開発で整備される交通広場にのみ行ける道路が「ブリリア綱島idステーションフロント」の目の前まで整備されます。

　その目の前の道路で、ここに入るための新しい車両動線が整備されます。

　南西側から撮影した北棟の計画地方面です。目の前の建物と斜めになっている道路あたりが交通広場となります。

事業名：綱島駅東口駅前地区第一種市街地再開発事業
地名地番：神奈川県横浜市港北区綱島東１丁目
交通：東急東横線「綱島」駅
　　　東急新横浜線「新綱島」駅
用途：共同住宅・商業・業務・駐車場
総戸数：約350戸
階数：地上27階、地下1階
高さ：100m以下
敷地面積：約5,000㎡
建築面積：約3,500㎡
延床面積：約49,900㎡
建築主：綱島駅東口駅前地区市街地再開発準備組合（横浜市住宅供給公社）
事業協力者：三井不動産レジデンシャル（総合不動産業者）、鹿島建設（総合建設業者）
設計者：梓設計
施工者：－
工期：2024年度解体着手、2025年度着工～2028年度竣工予定