虎ノ門で建設中の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(地上49階、最高高さ265.75m)です。2022年10月21日に南西側の高台から撮影しました。南面は上部に向かって太くなり、北面は上部に向かって細くなる独特なデザインとなっており、見る角度によっては少しねじれたように見える超高層ビルとなっています。この記事では同ビルの概要や建設状況、地図等を載せています。
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーについて
ステーションタワー イメージパース[出典：森ビル]
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の規模は地上49階、塔屋1階、地下4階、高さ264m、最高高さ265.75m、敷地面積9,907.59�屐�建築面積8,060.89�屐�延床面積23万8441.51�屐∋�業者は虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合、建築主は参加組合員の森ビル、設計者は森ビル、施工者は鹿島建設で2023年7月の竣工予定となっています。
配置図[出典：森ビル]
ステーションタワーは「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」のA-1街区に位置しており、A-1街区の東側には地上4階、高さ30.15mとなるA-2街区、西側には地上12階、高さ59mとなるA-3街区「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」となっています。
北側のA-4街区は公園となり、その周囲にある既存の路地は閉鎖して歩行者専用道路が整備されます。
断面図[出典：森ビル]
ステーションタワーのフロア構成は、地下と低層部が東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結する商業施設、その上階が事務所とホテル、中高層部がオフィスフロア、そして最上部がビジネス発信拠点となります。
A-2街区は東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結する商業施設となり、A-3街区の「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」は商業・住宅事務所で構成される複合施設となります。
A-2街区 イメージパース[出典：森ビル]
「虎ノ門ヒルズ A-2街区」(地上4階、高さ30.15m)の完成予想図です。既存の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に挟まれた場所に位置しており、両棟をを歩行者デッキで接続する商業施設となります。
虎ノ門ヒルズ駅 イメージパース[出典：東京地下鉄]
A-2街区とステーションタワーは地下にある東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結し、ホーム下に整備されるコンコースでも両棟は接続されます。
江戸見坂テラス イメージパース[出典：森ビル]
A-3街区で建設中の「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」(地上12階、高さ59m)の完成予想図です。低層部のバルコニーがあるフロアが共同住宅となり、その上がオフィスフロアとなります。
江戸見坂テラスとステーションタワーは歩行者デッキで接続され、さらに西隣の「虎の門病院」側にも歩行者デッキで接続されます。
虎ノ門ヒルズ 構成図[出典：レジデンシャルタワー公式HP]
「虎ノ門ヒルズ」全体の完成予想図です。各棟の高さは以下の通りで200m超えが3棟ある超高層ビル群となります。
・虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(地上36階、最高高さ185.415m)
・虎ノ門ヒルズ 森タワー(地上52階、最高高さ255.5m)
・虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(地上54階、最高高さ221.55m)
・虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(地上49階、最高高さ265.75m)
位置図
位置図[出典：森ビル]
中央の緑色部分が「虎ノ門ヒルズ」全体で、ステーションタワーとA-2街区は東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結し、北側にある東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅とは地下通路で接続します。
「虎ノ門ヒルズ」内の各棟はデッキで接続され、レジデンシャルタワーは南側にある愛宕山にもデッキで接続しています。ステーションタワーの西側にある「江戸見坂テラス」は「虎ノ門二丁目地区」にデッキで接続され、将来的には「虎ノ門二丁目地区」から西側の「赤坂インターシティAIR」(溜池山王駅と地下通路で接続)にもデッキで接続される計画となっています。そのるため道路を渡らず広範囲をノンストップで移動できるようになります。
建設状況（ステーションタワー）
2022年10月21日に南東側の桜田通り沿いから撮影した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(地上49階、最高高さ265.75m)です。
桜田通り側の低層部です。
桜田通り上空ではステーションタワーとA-2街区を結ぶ大規模な歩行者デッキが建設中です。
北東側から撮影。左に傾いた写真に見えると思いますが、たぶん垂直です。左の南面は上部に向かって太くなり、右の北面は上部に向かって細くなるデザインのため、場所によっては垂直に撮れているのかわからなくなります。
少し近づいて撮影。
太くなる面と細くなる面が交差する部分を見上げると少しねじれているように見えます。日本の超高層ビルでこういったデザインはかなり珍しいです。
北側から撮影。手前のビルはB街区に建設された「T-LITE(トライト)」(地上17階、高さ97.05m)です。
北西側から撮影。手前の建設中のビルは「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」(地上38階、最高高さ184.925m)です。虎ノ門エリアでは超高層ビル建設が続いています。
近くから見上げた様子です。
西側低層部です。ホールのような場所を細いV字の柱だけで支えています。
この場所は何になるのかは不明ですが、見た感じから予想すると、こちら側は受付などを行うホール部分で、斜めになっている部分にはエスカレーターがあり、その先がカンファレンスホールかと思っていますが、全然違うかもしれません。
南西側から見上げた様子です。
南東側にある愛宕山から見た「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」です。
愛宕山を下りた場所から撮影。右側のレジデンシャルタワーと比べると垂直な壁面じゃないことがよくわかります。
「愛宕グリーンヒルズ」方面から撮影。角度によって形が変わって見える面白いデザインとなっています。
2022年10月22日に「六本木ヒルズ」から撮影した「虎ノ門ヒルズ」方面の超高層ビル群です。
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」にズームです。
最上部にはビジネス発信拠点として、様々な価値創造活動やビジネスイベントに対応するフォーラム、ギャラリー、レストラン等を有する多機能複合施設が開設されます。
建設状況（江戸見坂テラス）
A-3街区で建設中の「虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス」です。2022年10月21日に撮影しました。規模は地上12階、地下1階、高さ59m、延床面積7,986.11�屬如▲侫蹈�構成は1〜2階が商業施設、3〜5階が共同住宅、6〜12階が事務所となります。
低層部の斜めになっている箇所が住宅フロアとなります。
この左側では「ニッショーホール」があった「日本消防会館」が地上14階、高さ69.55mのビルへ建て替え工事中です。そのためこちら側がビルの裏側となります。
建設状況（A-2街区）
南西側から2022年10月21日に撮影した「虎ノ門ヒルズ A-2街区」の建設地です。地上4階、地下3階、高さ30.15m、延床面積8,761.02�屬両Χ隼楡澆箸覆蠅泙后�
「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に挟まれた桜通りに面した商業施設で、両棟を大規模な歩行者デッキで結ぶビルとなります。また、地下では東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結します。
地図（ステーションタワー）
物件概要（ステーションタワー）
建築計画のお知らせです。
■物件概要(A-1街区)■
名称：虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
事業名：虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 A-1街区 施設建築物
所在地：東京都港区虎ノ門２丁目11番1外
交通：東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅
用途：事務所、店舗、ホテル、集会場、駐車場等
階数：地上49階、塔屋1階、地下4階
高さ：264.00m(最高265.75m)
構造：鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
基礎工法：直接基礎・杭基礎併用
敷地面積：9,907.59��
建築面積：8,060.89��
延床面積：238,441.51��
事業者：虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合
参加組合員：森ビル
建築主：森ビル
設計者：森ビル
施工者：鹿島建設
工期：2019年11月25日着工〜2023年7月15日竣工予定
