東京海上日動ビル 本館

 丸の内の赤い超高層ビル「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)の解体工事が始まりました。解体後は地上20階、高さ100mの国産木材を使ったビルに建て替えられることが発表されています。この記事では解体状況や建替え後の概要、地図等を載せています。




東京海上日動ビル 本館

 解体工事が始まった「東京海上日動ビル 本館」の規模は地上25階、塔屋2階、地下5階、高さ99.7m、最高高さ108.1m、敷地面積1万149.37屐建築面積2,207.75屐延床面積6万3120.19屐建築主は東京海上火災保険、設計者は前川國男建築設計事務所、施工者は竹中工務店・大林組・鹿島建設・清水建設共同企業体で1970年12月23日に着工し、1974年3月12日に竣工しました。地上16階の新館は1986年12月の竣工です。

 ここは丸の内周辺では初の超高層ビルで、ここが完成する前までは100尺(約31m)のビルが建ち並んでいました。今は100尺規制はありませんがこの辺りの超高層ビルは、高さ31mでセットバックするなど街並みを揃えるビルが多くなっています。




東京海上日動 新・本店ビル 完成予想図
完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 建替え後の「東京海上日動 新・本店ビル」の完成予想図です。規模は地上20階、塔屋2階、地下3階、高さ約100m、敷地面積1万147.61屐延床面積13万0000屐構造はS造、木造、SRC造、設計者は三菱地所設計、デザイナーはレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所のRenzo Piano Building Workshop(RPBW)、施工者(予定)は竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体で、2022年10月1日から既存の「東京海上日動ビル 本館・新館」の解体工事に着手し、2024年12月に新・本店ビルの新築工事の着工、2028年度に竣工予定となっています。

▼東京海上ホールディングス:ニュースリリース(2022年8月1日)
新・本店ビルのデザインについて



東京海上日動 新・本店ビル 完成予想図
完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 同ビルのデザイン上の重要な役割は木材が担っており、構造部材である柱にも多くの木材を使用し、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いるなど可能な限り多くの国産木材を使用する計画で、木の使用量は世界最大規模となります。構造はS造、木造、SRC造となります。



東京海上日動 新・本店ビル 屋上庭園 完成予想図
屋上庭園 完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 屋上には緑豊かな庭園を整備する計画となっていますが、描かれている人が少ないので就業者のみ行ける場所になるのかもしれません。



東京海上日動 新・本店ビル パティオ(中庭) 完成予想図
パティオ(中庭) 完成予想図[出典:東京海上ホールディングス]

 皇居側のエントランス中央には樹木のある「パティオ(中庭)」が整備されます。




東京海上日動ビル

 2019年1月にセスナから撮影した丸の内・大手町の超高層ビル群です。矢印を入れた場所にある赤いビルが「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)で、その左側の黄土色のビルが「東京海上日動ビル 新館」(地上16階)です。両棟とも2022年10月1日から解体工事が始まっています。



東京海上日動ビル 本館 解体工事のお知らせ

 「東京海上日動ビル 本館」の解体工事のお知らせです。2022年10月1日〜2024年2月15日までの工期で地上部の解体工事が東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体(代表:竹中工務店)によって行われます。



東京海上日動ビル 新館 解体工事のお知らせ

 「東京海上日動ビル 新館」の解体工事のお知らせです。工期などは本館と同じです。。



東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体

 東京海上日動ビルディング本館・新館 地上解体 建設共同企業体として竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設、ナベカヰといった会社名がズラッと並んでいました。スーパーゼネコン5社が全て揃っています。



東京海上日動ビル 本館

 2022年10月9日に南西側から撮影した「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)です。



東京海上日動ビル 本館

 ビルの周囲に仮囲いが設置されました。



東京海上日動ビル 本館

 ただ、まだ一部仮囲いがない部分もあり中を覗くことができました。



東京海上日動ビル 本館

 北西側にある「和田倉噴水公園」に繋がる「和田倉橋」から撮影。



東京海上日動ビル 本館

 北東側から撮影。作業工程によると10月3日が準備工事、4日が安全祈願祭、5日からが内装解体となっていました。



東京海上日動ビル 本館

 南東側の行幸通りから撮影。すぐにはビル本体の解体は始まらないと思いますが、この姿を見られるのもそれほど長くはないと思います。



東京海上日動ビル 本館

 この外壁も見納めとなります。



東京海上日動ビル 本館

 東側の広場部分はまだ見ることができました。緑色のフェンスがありますが、その手前には敷地に入れないよう別の柵があります。



東京海上日動ビル 新館

 南西側から撮影した「東京海上日動ビル 新館」(地上16階)です。



東京海上日動ビル 本館・新館

 「和田倉橋」から撮影した新館と本館です。



東京海上日動ビル 新館

 北西側から撮影。



東京海上日動ビル 新館

 こちらも周囲には仮囲いが設置されていますが、まだ仮囲いがない場所もありました。



東京海上日動ビル 新館

 北東側から撮影。



東京海上日動ビル 新館

 南東側から撮影。



東京海上日動ビル 本館・新館

 行幸通りから撮影した本館と新館です。色々な解体工法を保有するスーパーゼネコンが揃った解体工事現場では、どういった解体工法が適用されるのかも気になるところです。



東京海上日動ビル 本館・新館

 六本木ヒルズの展望台から撮影した「東京海上日動ビル 本館」です。東京駅周辺の超高層ビル群の中では高さは低い方ですが、赤い外観で遠くからでも存在感抜群でした。建替え後は多くの木材を使用するということで、近くから見たときの存在感はありそうですが、こうした遠方から見たときの存在感はあまり出ないのかもしれません。









名称:東京海上日動ビル 本館
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目2-1
交通:JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
   東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅
   東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
用途:事務所
階数:地上25階、塔屋2階、地下5階
高さ:99.7m(最高高さ108.1m)
構造:地上S造, 地下RC造、SRC造
敷地面積:10,149.37
建築面積:2,207.75
延床面積:63,120.19
建築主:東京海上火災保険
設計者:前川國男建築設計事務所
施工者:竹中工務店・大林組・鹿島建設・清水建設共同企業体
工期:1970年12月23日着工〜1974年3月12日竣工




名称:東京海上日動 新・本店ビル
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目6番1
交通:JR各線、東京メトロ丸の内線「東京」駅
   東京メトロ各線・都営三田線「大手町」駅
   東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
主要用途:事務所(本店ビル)、駐車場等
階数:地上20階、塔屋2階、地下3階
高さ:約100m
構造:S造、木造、SRC造
敷地面積:約10,147.61
建築面積:−
延床面積:約130,000
建物所有者:東京海上日動
設計者:三菱地所設計
施工者:竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設
工期:2022年10月解体着工〜2024年12月着工〜2028年度竣工予定