(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:札幌市]

 札幌駅前に建設される北海道で最も高い超高層ビル「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の完成予想図です。同再開発について札幌市は環境影響評価書の縦覧を開始しました。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:札幌市]

 「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の規模は地上43階、地下4階、高さ約245m、敷地面積約2万3060屐建築面積約2万2000屐延床面積約38万8500屐∋業主体は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(参加組合員:札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ)、設計は日本設計・清水建設 設計共同体で2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。

 フロア構成は地下1階〜10階が商業施設(約10万9000)、1階にバスターミナル、10階、14階〜17階が約300室の宿泊主体ホテル(約1万4000)、10階、12階、18階〜33階がオフィス(約8万5500)、35階〜40階が約200室の国際水準のハイグレードホテル(約2万5500)、そして41階〜43階が展望施設(約4500)で計画されています。また、基壇部の屋上にはスカイガーデンを整備する計画となっています。

 2タイプあるホテルのうち高層階に入る国際水準ホテルはマリオット・インターナショナルと提携することが発表されており、もう片方のホテルはビジネスやファミリー向けのホテルとなります。

▼札幌市:札幌駅交流拠点のまちづくり(2022年10月3日更新)
札幌駅交流拠点内のプロジェクトに係る環境影響評価

▼札幌市:都市計画の決定・変更のお知らせ(令和4年度)(2022年10月3日更新)
北5西1・西2地区(説明資料)



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:札幌市]

 敷地は東西2つの街区に分かれており、右が高さ約245mの超高層ビルが建設される北5西1街区で、左が商業施設などが建設される北5西2街区となっています。両街区の間には道路がありますが、立体道路制度を利用して道路上空もビルとなります。

 この図を見ると、北5西2街区の高さ約35m地点で「JRタワー」の低層部に入る商業施設「ステラプレイス」に接続することがわかります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 デッキレベル・地下レベルの歩行者動線イメージ
デッキレベル・地下レベルの歩行者動線イメージ[出典:札幌市]

 札幌駅の右側に緑の点線で囲われている場所が北海道新幹線「札幌」駅が建設される場所で、同再開発ビルと接続します。また、地下1階と2階部分には東西に通り抜ける歩行者専用通路が設けられます。

 図の左下の緑色部分は札幌市営地下鉄南北線「さっぽろ」駅で、その右側は東豊線「さっぽろ」駅がある場所となっており、両駅とは地下通路で接続します。JR「札幌」駅には新幹線「札幌」駅の横に整備される改札からも行けるようになりますが、現在の改札にも地下から行けるようになります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 駅前広場アトリウム
駅前広場アトリウム[出典:札幌市]

 札幌駅南口の駅前広場と繋がるアトリウム空間です。駅前広場から見えるガラス張りの空間となります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 待合アトリウム
待合アトリウム[出典:札幌市]

 バスターミナルの利用者のための待合スペースが建物内に設けられます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 新幹線アトリウム
新幹線アトリウム[出典:札幌市]

 北海道新幹線「札幌」駅の改札と接続するアトリウム空間です。この空間からは新幹線の車両を見ることもできるようになります。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 貫通通路
貫通通路[出典:札幌市]

 商業施設部に整備される貫通通路です。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 スカイガーデン
スカイガーデン[出典:札幌市]

 基壇部屋上に整備されるスカイガーデンです。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 展望ボックスイメージ
展望ボックスイメージ[出典:JR北海道]

 41階〜43階には展望台が計画されており地上240m地点にはガラスのボックスも配置されます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 南口駅前広場からの景観変化
南口駅前広場からの景観変化[出典:札幌市]

 札幌駅の南口駅前広場から見た低層部の完成予想図です。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 JRタワー展望室からの景観変化
JRタワー展望室からの景観変化[出典:札幌市]

 「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の38階にある展望室から見た完成予想図です。テラスのような場所は高さ約190m地点で、ここからがホテルになるものと思われます。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 さっぽろテレビ塔展望台からの景観変化
さっぽろテレビ塔展望台からの景観変化[出典:札幌市]

 さっぽろテレビ塔の展望台から見た完成予想図です。左に形だけ描かれているのは札幌駅前のもう一つの再開発発「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」(地上35階、高さ約200m)です。




(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:札幌市]

 計画地はJR「札幌」駅の目の前で北海道新幹線「札幌」駅に直結します。札幌市営地下鉄東豊線「さっぽろ」駅も目の前で、南北線「さっぽろ」駅にも近い立地となっています。




(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 2022年6月25日に「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の最上階にある展望室から見下ろした「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の計画地です。北5西1街区部分で高さ245mの超高層ビルが建設されます。



北海道新幹線札幌駅

 JRの高架に近い側は斜めに敷地が切り取られていますが、この部分が北海道新幹線札幌駅の建設地です。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の北5西2街区にある商業施設「札幌エスタ」のデッキから見た北5西1街区です。現在は駐車場や駐輪場として利用されています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 「札幌エスタ」から駐車場側に繋がる歩道橋から撮影。



(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 南東側から撮影。背後の超高層ビルが現在、北海道で最も高い超高層ビルの「JRタワー」(地上38階、高さ173m)です。ここに建設される超高層ビルは地上43階、高さ約245mでその高さを大きく抜きます。現在、高さ240mを超える超高層ビルがある都道府県は東京都、神奈川県、愛知県、大阪府だけで、このまま規模縮小がなければこの中に北海道が加わることになります。



札幌エスタ

 北5西2街区にある商業施設の「札幌エスタ」です。2023年夏には閉店し解体されます。また、核テナントとして入居している「ビックカメラ札幌店」は近隣の「さっぽろ東急百貨店」に移転することが報道されています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5条西1・西2地区市街地再開発事業

 現地に設置されていた看板です。現地でこういったのものを見ると計画が順調に進んでいるだなと安心します。









(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 工事工程表
工事工程表[出典:札幌市]

 今後のスケジュールとしては2022年秋頃に都市計画決定、事業認可等を経て2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。工期は約59ヵ月で着工から約2年で地上部の建設が始まります。

■物件概要■
名称:(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
所在地:北海道札幌市中央区北5条西1丁目、西2丁目、及び西3丁目の一部
交通:JR「札幌」駅
   地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
用途:業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数:地上43階、地下4階
高さ:約245m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
建築面積:約23,060
建築面積:約22,000
延床面積:約388,500
建築主:札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合
参加組合員:札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ
設計者:日本設計・清水建設 設計共同体
特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定