新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:東急不動産]

 新宿駅の西口で計画されている「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ約260m)の完成予想図です。計画地は2022年10月2日に営業終了する「小田急百貨店新宿本店」の跡地で10月3日からは解体工事に着手します。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




新宿駅西口地区開発計画 断面図(南北断面)
断面図(南北断面)[出典:東京都環境局]

 「新宿駅西口地区開発計画」は南北に細長い敷地に建設される超高層ビルで、規模は地上48階、地下5階、高さ約260m、敷地面積約15,720屐延床面積約281,700屐∋業主体は小田急電鉄、東京地下鉄、東急不動産、2022年10月3日からは解体工事に着手し、2029年度に竣工予定となっています。

 本計画は、都市再生特別措置法に基づく特定都市再生緊急整備地域内に位置しており、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針としています。

 この断面図は環境影響評価書に掲載されたもので、低層部は商業施設となり中高層部はオフィスフロアとなります。最上部は商業施設となっているのでレストランか展望室が配置されることになりそうです。また、左下にT.P.+40と記載されているのは東京湾の平均海面を基準とした高さのめ、同再開発ビルの高さは海抜300mということになります。

▼小田急電鉄:ニュースリリース(2022.9.29)
新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ



新宿駅西口地区開発計画 位置図
位置図[出典:小田急電鉄]

 建設地はJR新宿駅の西側で南北に細長い敷地となっており、小田急百貨店、小田急新宿駅、モザイク通り、新宿ミロードがある場所となります。駅機能は維持したまま工事が行われ、小田急線の新たな改札口も整備されます。



新宿駅西口地区開発計画 配置図
配置図[出典:東京都環境局]

 各部の高さです。セットバックした場所でも高さ100m地点があります。ちなみにJR新宿駅を挟んだ東側にある「ルミネエスト新宿」がある場所でも高さ260mの超高層ビル構想があり、これが実現すると新宿駅が高さ260mの超高層ビルで挟まれることになります。



新宿駅西口地区開発計画 配置図
配置図[出典:新宿区]

 目の前の新宿駅西口のロータリーがある場所には、新宿西口広場として大規模なデッキを整備する計画などがあります。



新宿駅西口駅前広場の整備イメージ
新宿駅西口駅前広場の整備イメージ[出典:内閣府]

 現在バスターミナルがある場所は新宿グランドターミナル構想の実現に向けた基盤整備が行われ、新たな広場や通路がある歩行者優先の空間へ生まれ変わる計画となっています。



(仮称)新宿駅西口地区開発事業 既存建築物の状況(配置図)
既存建築物の状況(配置図)[出典:東京都環境局]

 計画地の現況です。北側から小田急百貨店、モザイク通り、新宿ミロードとなっており、順次閉店、解体されることになります。



新宿駅西口地区開発計画 既存建物概要
既存建物概要[出典:小田急電鉄]

 「小田急百貨店新宿店本館」は東京メトロが所有する「新宿地下鉄ビルディング」と小田急電鉄が所有する「新宿駅西口本屋ビル」に分かれており、「小田急百貨店新宿店本館」は2022年10月2日に営業を終了し、10月3日からは解体工事に着手します。そして10月4日からは「新宿西口ハルク」にてリニューアルオープンします。

 「新宿ミロード」の所有者は小田急電鉄で、モザイク通りとモール2階は2023年3月25日に営業終了します。本館は2025年4月以降に解体着手予定となっています。

 それぞれの建物は解体工事と並行して新築工事も行われる予定で、2027年3月末に解体工事が完了予定となっています。



新宿駅西口地区開発計画 2階・東西デッキ グランドシャフト
2階・東西デッキ グランドシャフト[出典:東急不動産]

 2階デッキ部分の完成予想図です。将来的には新宿駅上空を通る東西デッキに繋がる場所となります。



新宿駅西口地区開発計画 13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け
13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け[出典:東急不動産]

 13、14階に配置されるビジネス創発機能の吹き抜け部分です。



新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:新宿区]

 現在のモザイク通りがあるあたりの完成予想図です。



新宿駅西口地区開発計画 イメージパース
イメージパース[出典:新宿区]

 「新宿ミロード 本館」の建替え後の完成予想図です。




新宿駅西口地区開発計画 計画地位置図(広域)
計画地位置図(広域)[出典:東京都環境局]

 計画地は新宿駅西口に隣接した場所で、建物内には小田急の新宿駅もあります。新宿の超高層ビル群はJR新宿駅の西側で駅からは少々距離がありますが、ここはJR、小田急、京王、西武、メトロ、都営の各新宿駅からも近く、新宿では最も交通の便が良い超高層ビルとなりそうです。




新宿駅西口地区開発計画

 2019年1月にセスナから撮影した新宿の超高層ビル群です。右側の赤い網掛けをした長細い敷地が「新宿駅西口地区開発計画」(地上48階、高さ約260m)の計画地です。



新宿駅西口地区開発計画に伴う既存建物解体工事

 計画地内にある「小田急百貨店新宿店本館」は2022年10月3日から解体工事に着手します。工期は2027年3月末日までとなっています。「新宿地下鉄ビルディング」側の解体工事の事業主は東京地下鉄となっています。



新宿駅西口地区開発計画に伴う既存建物解体工事

 「新宿駅西口本屋ビル」側の解体工事の事業主は小田急電鉄となっています。



小田急百貨店新宿店本館

 2022年9月30日に撮影した「新宿駅西口地区開発計画」内にある「小田急百貨店新宿店本館」(地上14階、高さ59.05m)です。ビルの上部に看板が並んでいる部分が東京メトロ所有の「新宿地下鉄ビルディング」で、少し高くなっている方が小田急電鉄所有の「新宿駅西口本屋ビル」となっています。



小田急百貨店新宿店本館

 駅の機能を維持しながらの建替え工事となるので、完成までに駅までの通路は何度も変わることになりそうです。



小田急百貨店新宿店本館

 「小田急百貨店新宿店本館」の9階屋上部分です。



小田急百貨店新宿店本館12階からの眺め

 10月1日に撮影した11階から見下ろした新宿駅西口のロータリーです。この辺りにはデッキが整備されるなど大きく変わる予定です。



小田急百貨店新宿店本館12階からの眺め

 同じ11階から見た新宿の超高層ビル群です。この景色が見られるのは今日と明日だけです。

 左の大きめの工事中の場所は「(仮称)明治安田生命新宿ビル」(地上23階、最高高さ128.71m)の建設地で、道路を挟んだ右側は駐車場の出入口を整備する「新宿駅直近地区土地区画整理事業 西口駐車場出入口整備工事」が行われています。



小田急百貨店新宿店本館12階からの夜景

 ツイッターに載せたのと同じ新宿の超高層ビル群の夜景です。こちらは9月30日に12階のレストランフロアにある展望スペースからの撮影で、反射光対策をしながら三脚なしの手持ちで撮影しました。横向きで撮るなら超広角のレンズは必須です。



小田急百貨店新宿店は、閉店しません。

 そんな「小田急百貨店新宿店」は現在の場所での営業は10月2日に終了しますが、10月4日からは隣のハルクでリニューアルオープンします。



新宿西口ハルクと小田急百貨店新宿店本館

 左のビックカメラの看板があるビルが移転先の「新宿西口ハルク」です。



新宿ミロード モザイク通り

 「新宿ミロード」の「モザイク通り」に続く細い道です。



新宿ミロード 本館

 正面が「新宿ミロード 本館」で、手前が2023年3月25日に営業終了する「モザイク通り」と「モール2階」部分となっています。

 右側の白い壁は京王百貨店で、まだまだ先の話しになりますが「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業 北街区」として高さ110mの店舗、ホテルで構成される複合施設へ建て替えが計画されています。



新宿ミロード 本館

 南東側から見た「新宿ミロード 本館」です。甲州街道を渡る歩道橋と接続する商業施設となっています。









新宿駅西口地区開発計画 工事工程表
工事工程表[出典:東京都環境局]

 2022年10月3日から工事工程表の解体工事(地上部)がスタートするため、2024年前半に新築工事に着手することになりそうです。

■物件概要■
計画名:新宿駅西口地区開発計画
所在地:東京都新宿区西新宿三丁目および西新宿一丁目各地内
交通:JR・都営・東京メトロ・京王・小田急「新宿」駅
用途:商業、業務m駅施設 等
階数:地上48階、塔屋1階、地下5階
高さ:約260m
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
敷地面積:約15,720
延床面積:約281,700
建築主:小田急電鉄、東京地下鉄、東急不動産
設計者:−
施工者:−
工期:2022年10月解体工事着手〜2029年度竣工予定
供用開始:2029年度予定