広島の元イケア予定地の34階建てタワーマンション計画地
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 JR広島駅北口の二葉の里地区で計画されていた「イケア」予定地です。昨年、出店を中止したイケアから住友不動産が土地を取得しており、どういった施設が建設されるのか注目されていましたが、低層部にホテルや温浴施設の入る34階建てタワーマンションや10階建てオフィスが計画されていることが明らかになりました。この記事では同物件の概要や現況、地図等を載せています。




二葉の里地区 事業計画図
事業計画図[出典:広島市]

 計画地はJR「広島」駅の北口側の「二葉の里地区」の2街区(約1.9ha)で、元々はイケアの建設予定地でしたが出店が中止となり住友不動産が土地を取得していました。その敷地東側に住友不動産による地上34階、高さ約120mのタワーマンション計画が明らかになりました。フロア構成は1〜3階がオフィス、4〜9階がホテル(約200室)、10、11階に温浴施設とレストラン、そして13〜34階が約350戸の分譲マンションで計画されています。着工は2024年、完成は2027年を目指しています。

 敷地南西側では大和ハウス工業が10階建てのオフィスビルが計画されており、完成予定は2025年となっています。そして北側には高さ16mの駐車場も計画されています。

▼Yahooニュース:広島テレビ(2022年9月6日)
【広島駅北口】10階建ての商業施設含むオフィスビルも建設

▼Yahooニュース:中国新聞社(2022年8月30日)
元イケア予定地、マンションや温浴施設の34階ビル計画 広島駅北




広島の元イケア予定地の34階建てタワーマンション計画地
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 計画地はJR「広島」駅の北西側で徒歩5分程度の距離に位置しています。広島駅周辺には高さ100mを超すタワーマンションが3棟あり、ここが4棟目となります。

 一番高いタワーマンションは「シティタワー広島」(地上52階、最高高さ197.5m)、二番目は「グランクロスタワー広島」(地上46階、最高高さ166m)、三番目が「ザ・広島タワー」(地上33階、高さ109.75m)となっています。そのため計画通り建設されれば広島駅周辺では3番目に高いタワーマンションとなります。




広島の元イケア予定地の34階建てタワーマンション計画地

 2021年12月14日に撮影した34階建てタワーマンションが計画されている「二葉の里地区 2街区」です。右に見切れているのが「イズミ本社ビル」で、ちょうどビルで隠れているあたりがタワーマンションの計画地となります。



広島の元イケア予定地の34階建てタワーマンション計画地

 こちらは10階建てのオフィスビルの計画地方面です。









街区名:二葉の里地区 2街区
所在地:広島県広島市東区二葉の里3丁目
交通:JR各線・山陽新幹線・広島電鉄「広島」駅
用途:共同住宅・ホテル・オフィス・温浴施設・レストラン
階数:地上34階
高さ:約120m
敷地面積:約0.8ha
建築面積:−
延床面積:−
建築主:住友不動産
設計者:−
施工者:−
工期:2024年着工〜2027年竣工予定