内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 完成イメージパース
完成イメージパース[出典:東京都]

 日比谷公園の東側で計画されている「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業サウスタワー)」(地上46階、高さ約230m)と「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)セントラルタワー)」(地上46階、高さ約230m)の完成予想図です。現地には既存ビルの解体工事のお知らせが設置され、複数のビルの解体工事がこれから始まります。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画」は日比谷公園の東側の大規模再開発で、南地区、中地区、北地区の3つの地区に分かれています。図の右から南地区のサウスタワー、中地区のセントラルタワー、北地区のノースタワーと帝国ホテルの新本館となっています。今回、既存ビルの解体工事が始まるのは南地区と中地区のため、北地区は軽く触れる程度にして南地区と中地区をメインに扱っています。

 南地区の「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業サウスタワー)」の規模は地上46階、地下3階、高さ約230m、区域面積約2.0ha、延床面積約29万970屐中央日本土地建物・東京電力パワーグリッド・TF内幸町特定目的会社による個人施行で、2022年度の権利変換計画認可を経て2023年度着工、2038年度竣工予定となっています。

 中地区の「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)セントラルタワー)」の規模は地上46階、地下6階、高さ約230m、延床面積約37万屐∋業者はエヌ・ティ・ティ都市開発、公共建物、東京電力パワーグリッド、三井不動産、設計者はNTTファシリティーズ、施工者は未定で2022年8月から解体工事に着手しており、2029年度には工事完予定となっています。

 北地区の規模はノースタワーが地上46階、高さ約230m、新本館が地上29階、高さ約145mで両棟合わせた延床面積は約42万屬箸覆蠅泙后事業者は帝国ホテルと三井不動産で、ノースタワーが鬼工事で2024年度着工、2030年竣工、新本館が挟工事で2031年度着工、2036年度竣工予定となっています。

 ビル本体の竣工後も設備の移設工事や既存建築物の解体工事等が行われ、全地区全体の工事完了は2037年度以降の予定となっています。三井不動産など事業者10社よりこれら3つの地区全体を「TOKYO CROSS PARK構想」として街づくりをすることが発表されています。全体で延床面積約110万屬砲發覆訥饗腟模プロジェクトです。

▼東京都:報道発表資料(2022年8月9日)
内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

▼三井不動産:ニュースリリース(2022年3月24日)
都心最大級延床約110万m2、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり
「TOKYO CROSS PARK構想」を発表
内幸町一丁目街区における次世代スマートシティプロジェクト


▼内閣府:第19回 東京都都市再生分科会 配布資料(2021年6月29日)
資料1 内幸町一丁目北特定街区・内幸町一丁目北地区再開発等促進区を定める地区計画 都市計画(素案)の概要



TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園側から見た全体の完成予想図です。



TOKYO CROSS PARK構想 街区用途概念図
街区用途概念図[出典:三井不動産]

 同じ方向から各地区の用途概念図です。各棟の概要は以下のようになっており、オフィス、ホテル、商業、ホール、賃貸住宅、サービスアパートメントなど様々な機能を有する街区となります。

・南地区 サウスタワー
 地上46階、高さ約230m、約20万970屐▲フィス・ホテル・商業等、2028年度竣工予定

・中地区 セントラルタワー
 地上46階、高さ約230m、約37万屐▲曠謄襦Εフィス・商業・ホール等、2029年度竣工予定

・北地区 ノースタワー
 地上46階、高さ約230m、賃貸住宅・サービスアパートメント・オフィス・商業等、2030年度竣工予定

・北地区 帝国ホテル新本館
 地上29階、高さ約145m、ノースタワーと合わせて約42万屐▲曠謄襦2036年度竣工予定



内幸町一丁目街区 配置図
配置図[出典:内閣府]

 各棟の配置図です。中地区と日比谷公園の間には大規模なデッキも設置されます。



(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 計画地の現況図
計画地の現況図[出典:東京都環境局]

 見落としがあるかもしれませんが、現地では南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」、中地区の「NTT日比谷ビル」「日比谷U-1ビル」の解体工事のお知らせが設置されているのが確認できました。広場などが計画されている場所は後から解体されるようです。



TOKYO CROSS PARK構想 銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ
銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園とは反対の銀座側の完成予想図です。線路側には2aの大規模広場が整備されます。



TOKYO CROSS PARK構想 31m基壇部上広場イメージ
31m基壇部上広場イメージ[出典:三井不動産]

 百尺規制時代の高さ31mラインとなる基壇部の上にも大規模な広場が整備されます。



TOKYO CROSS PARK構想 日比谷公園から街区を臨むイメージ
日比谷公園から街区を臨むイメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園から見た完成予想図です。



TOKYO CROSS PARK構想 街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ
街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ[出典:三井不動産]

 セントラルタワーは低層部が少し斜めに削れるデザインとなるようです。



内幸町一丁目街区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 日比谷公園と同再開発はデッキで接続され、デッキは道路上空公園となり緑地も整備されます。




TOKYO CROSS PARK構想 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 南地区は「内幸町」駅に直結し、北地区は「日比谷」駅に直結します。他にも「新橋」駅や「銀座」駅など複数の駅が利用可能です。




内幸町一丁目街区

 2022年8月30日に撮影した「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画」の計画地方面です。左が「帝国ホテル」で北地区、中央が「日比谷U-1ビル」で中地区、右が「みずほ銀行内幸町本部ビル」で南地区となっています。

 この中で南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」と、中地区の「NTT日比谷ビル」と「日比谷U-1ビル」の解体工事のお知らせが確認できたので、その3棟を載せていきます。3棟とも日比谷通りに面したビルとなります。



−みずほ銀行内幸町本部ビル−


みずほ銀行内幸町本部ビル 解体工事のお知らせ

 南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」(地上35階、最高部高さ140m、1981年竣工)の解体工事のお知らせです。事業主は中央日本土地建物、解体工事の施工者は清水建設で2022年9月12日〜2024年3月31日までの工期で解体工事が行われます。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南西側から見た「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南東側から撮影。一部に青いネットが設置されていました。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 西側から撮影。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 低層部は他のビルでは見かけないどっしりとしたデザインとなっています。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南側のエントランスは閉鎖されていました。手前の門も封鎖されているので近付くことはできないようになっています。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 西側のエントランスも閉鎖されていますが、こちらは目の前まで行くことができました。貼ってあるのは移転のお知らせと「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」の施工認可公告についてでした。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南側にあった地下の広場です。こちらも閉鎖されていて地下に行くことはできません。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南西角にあった時計は停止していました。



−NTT日比谷ビル−


NTT日比谷ビル 解体工事のお知らせ

 中地区の「NTT日比谷ビル」(地上9階、1984年竣工)の解体工事のお知らせです。事業主は日本電信電話と公共建物、解体工事の施工者は竹中工務店で2022年8月22日〜2023年8月25日までの工期で解体工事が行われます。



NTT日比谷ビル

 日比谷通りから見た「NTT日比谷ビル」です。



NTT日比谷ビル

 一部ネットが張られています。



NTT日比谷ビル

 仮囲いの設置も一部で始まっていました。



NTT日比谷ビル

 街区全体では一番最初に姿を消すビルとなりそうです。



−日比谷U-1ビル−


日比谷U-1ビル 解体工事のお知らせ

 中地区の「日比谷U-1ビル」(地上26階、高さ109.3m、1984年竣工)の解体工事のお知らせです。事業主は三井不動産、解体工事の施工者は鹿島建設で2022年9月1日〜2023年9月30日までの工期で解体工事が行われます。



日比谷U-1ビル

 日比谷通りから見た「日比谷U-1ビル」です。



日比谷U-1ビル

 「日比谷U-1ビル」は大和生命(現:プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)により建設されたビルで当初の名称は「大和生命ビル」でした。その後、日本ビルファンド投資法人に譲渡され「NBF日比谷ビル」と名称が変わり、そして2018年3月30日に三井不動産に譲渡され「日比谷U-1ビル」に名称が変更となっています。



日比谷U-1ビル

 最近は超高層ビルの解体工事が増えてきており「日比谷U-1ビル」(地上26階、高さ109.3m)と「みずほ銀行内幸町本部ビル」(地上35階、最高部高さ140m)の他にも、「東京海上日動ビル 本館」(地上25階、最高高さ108.1m)、「朝日生命大手町ビル」(地上29階、最高高さ119m)といった合計4棟の超高層ビルの解体工事が同時期に始まります。

 既に解体工事が始まっている「世界貿易センタービル」(地上40階、最高高さ162.59m)、「シナガワグース(SHINAGAWA GOOS)」(地上29階、高さ118.84m)、「ホテルグランドパレス」(地上24階、高さ86.3m)も含めると同時に7棟の超高層ビルの解体工事が進行することになります。



日比谷U-1ビル

 「日比谷U-1ビル」の足元にはフェンスが設置され解体工事の準備が始まっていました。どんどん超高層ビルが姿を消し、そして新しい超高層ビルへと生まれ変わります。














(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区) 全体工事工程
全体工事工程[出典:東京都]

 解体工事からビル本体完成までは約6年で、他の街区と合わせた全体の工事完了が約15年の工期となっています。

■物件概要(南地区)■
事業名:内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 他
交通:都営三田線「内幸町」駅
   JR各線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ・都営浅草線「新橋」駅
   東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・都営三田線「日比谷」駅
用途:事務所、宿泊施設、店舗、ウェルネス促進施設及び駐車場等
階数:地上46階、地下3階
高さ:約230m
構造:S造、一部SRC造
区域面積:約2.0ha
建築面積:−
延床面積:約290,970
事業者:中央日本土地建物・東京電力パワーグリッド・TF内幸町特定目的会社
設計者:日建設計
デザインアーキテクト:日建設計
施工者:−
工期:2023年度着工〜2038年度竣工予定




(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区) 全体工事工程
全体工事工程[出典:東京都環境局]

 解体工事からビル本体完成までは約7年で、他の街区と合わせた全体の工事完了が約15年の工期となっています。

■物件概要■
事業名:(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 他
交通:都営三田線「内幸町」駅
   東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・都営三田線「日比谷」駅
   東京メトロ有楽町線・JR山手線・JR京浜東北線「有楽町」駅
   JR各線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ・都営浅草線「新橋」駅
用途:オフィス、宿泊施設、商業、ホール及び駐車場等
階数:地上46階、地下6階
高さ:約230m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
区域面積:約2.2ha
延床面積:約37万
事業者:エヌ・ティ・ティ都市開発(代表事業者)、公共建物、東京電力パワーグリッド、三井不動産
設計者:NTTファシリティーズ
デザインアーキテクト:PLPアーキテクチャー
施工者:−
工期:2022年度着工〜2029年度竣工予定、2037年度以降に工事完了予定
供用開始:2037年度予定(最終共用分)
※工期には解体工事も含みます。