三井の超高層シニアレジデンス！地上36階、高さ128m「パークウェルステイト西麻布」の建設状況！最上階は帝国ホテルのダイニングフロア（2022.8.19） : 超高層マンション・超高層ビル

外観完成予想CG[出典：公式HP]

　西麻布で建設中のシニアレジデンス「パークウェルステイト西麻布」(地上36階、最高高さ128.43m)の完成予想図です。建築主は三井不動産レジデンシャルで子会社の三井不動産レジデンシャルウェルネスが運営する介護付有料老人ホームとなります。この記事では同シニアレジデンスの概要や建設状況、地図等を載せています。

外観完成予想CG[出典：公式HP]

　「パークウェルステイト西麻布」の規模は地上36階、地下1階、高さ124.80m、最高高さ128.43m、敷地面積7,018.51㎡、建築面積2,894.96㎡、延床面積4万5984.79㎡、総居室数404室、建築主は浜三井不動産レジデンシャル、運営は三井不動産レジデンシャルウェルネス、設計者と施工者は大林組で2024年6月30日竣工、2024年秋開業予定となっています。

　1階に医療法人社団慶永会のクリニックが開設し、2～3階が介護居室フロア、9階がスパ・フィットネスフロアとなり、4～8階、10～34階が一般居室フロア、そして最上階の35～35階が帝国ホテルによるダイニングフロアとなります。

建物全体完成予想イメージ[出典：三井不動産レジデンシャル]

　着工時に公開された完成予想図です。

敷地配置完成予想イラスト[出典：公式HP]

　配置図で図の上が六本木通り、首都高渋谷線となっています。敷地の南東角側には2つの池が配置されます。また1階には共用施設としてラウンジやライブラリーの他、カラオケルームや麻雀ルームも配置されます。

ロビーラウンジ完成予想CG[出典：公式HP]

　ロビーラウンジからは池のあるガーデンを望むことができます。

ライブラリー計画時イメージCG[出典：公式HP]

　ライブラリーもガーデンからの光や緑を取り込む空間となります。

ティーパビリオン完成予想CG[出典：公式HP]

　中庭に配置されるティーパビリオンは帝国ホテルのサービスを楽しむことができます。ビュッフェスタイルのコンチネンタルブレックファストやカフェサービスが用意されています。

　背後に形だけ描かれているタワーは昨日のブログに載せた日鉄興和不動産による賃貸のタワーマンション「(仮称)西麻布六本木通りビル建替計画」(地上32階、最高高さ116m)です。

グランドエントランス完成予想CG[出典：公式HP]

　グランドエントランスは西側の路地に面しています。緑がある9階部分はスパ・フィットネスフロアとなります。

9階概念図[出典：公式HP]

　その9階にはウェルネスプール、フィットネスジム、リラクゼーションラウンジ、そしてサウナや炭酸浴槽も備えた大浴場が配置されます。

ウェルネスプール計画時イメージCG[出典：公式HP]

　ウェルネスプールは無理のない健康づくりを目的に開発されたプールで、医科学に基づき効果的に設定された体温に近い水温やシニアの運動に適した水深のプールとなっています。水の浮力や水圧を活かした無理のない水中運動やウォーキング、様々な部位の効果的な水流マッサージなどが楽しめます｡

ダイニングフロア完成予想CG[出典：公式HP]

　35階・36階は帝国ホテルによる一部吹抜けのダイニングフロアとなり、予約不要で複数のメニューから選ぶことができます。日々のメニューは和洋中を入れ替えながら用意され、ディナーは好きな料理を組み合わせるプリフィックススタイルとなります。アラカルトやイベントメニューでは帝国ホテル人気のメニューを楽しむことが可能となっています。また、ダイニングフロアにはバーコーナーも用意されます。

　そして36階にはプライベートな食事会などができる3つのプライベートダイニングが用意されており、シェフを呼んでパーティも可能となっています。

58A type[出典：公式HP]

　公式HPで公開されている間取りの中で一番狭いタイプの58A typeの間取り図です。1LDK+WIC、専有面積57.82㎡、バルコニー面積13.60㎡となっています。間取り図は公開されていませんがこれよりも狭い39㎡台の部屋もあります。

72A type[出典：公式HP]

　72A typeの間取り図です。2LDK+WIC、専有面積71.80㎡、バルコニー面積13.60㎡となっています。

101A type[出典：公式HP]

　101A typeの間取り図です。2LDK+2WIC+N、専有面積100.80㎡、バルコニー面積14.46㎡となっています。

130B type[出典：公式HP]

　公開されている間取りの中で一番広いタイプの130B typeの間取り図です。2LDK+2WIC+SIC+2N、専有面積130.08㎡、バルコニー面積17.05㎡となっています。間取り図は公開されていませんがこれよりも広い140㎡台の部屋もあります。

位置図[出典：公式HP]

　場所は六本木と渋谷の中間あたりの西麻布で建設地は「西麻布三井ビルディング」(地上19階、高さ78.95m)の跡地です。この辺りはどの駅からも距離がある場所で東京メトロ日比谷線｢広尾｣駅より徒歩12分(約950m)、東京メトロ日比谷線｢六本木｣駅より徒歩12分(約950m)、都営地下鉄大江戸線｢六本木｣駅より徒歩15分(約1180m)、東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線｢表参道｣駅より徒歩13分となっています。

　2022年8月19日に六本木ヒルズの展望台から撮影した渋谷方面の眺めです。中央奥が渋谷駅周辺の超高層ビル群で、そこに向けて真っ直ぐ伸びる道路が首都高渋谷線と六本木通りで、その六本木通りの左側でタワークレーンが見える場所の背後が「パークウェルステイト西麻布」(地上36階、最高高さ128.43m)の建設地です。タワークレーンは昨日のブログに載せた日鉄興和不動産による賃貸のタワーマンション「(仮称)西麻布六本木通りビル建替計画」(地上32階、最高高さ116m)の建設地です。

　「パークウェルステイト西麻布」の建設地にズームです。1階床は見えていたのでそろそろ地上部の建設が始まりそうです。

　グランドエントランスが配置される西側から撮影。

　北西角側で左には六本木通りや首都高渋谷線があります。目の前の路地はそこそこ交通量があります。

　首都高渋谷線越しに撮影。

　東側の一部はかなり狭い路地に面しており、そのすぐ隣は「(仮称)西麻布六本木通りビル建替計画」の建設地になっています。

　建築計画のお知らせです。

■物件概要■
名称：パークウェルステイト西麻布
計画名称：(仮称)港区西麻布四丁目計画
所在地：東京都港区西麻布四丁目168-1番地14筆
交通：東京メトロ日比谷線｢広尾｣駅より徒歩12分(約950m)
　　　東京メトロ日比谷線｢六本木｣駅より徒歩12分(約950m)
　　　都営地下鉄大江戸線｢六本木｣駅より徒歩15分(約1180m)
　　　東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線｢表参道｣駅より徒歩13分(約1000m)
用途：有料老人ホーム
総戸数：404室（一般居室344室、介護居室60室）
階数：地上36階、地下1階
高さ：124.80m(最高高さ128.43m)
構造：鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法：杭基礎
敷地面積：7,018.51㎡
建築面積：2,894.96㎡
延床面積：45,984.79㎡
建築主：三井不動産レジデンシャルシニアレジデンス事業部
設計者：大林組一級建築士事務所
施工者：大林組東京本店
工期：2021年5月31日着工～2024年6月30日竣工予定
開業：2024年秋予定
介護・看護パートナー：東京海上日動ベターライフサービス
医療連携：医療法人社団慶永会
公式HP：https://www.mfrw.co.jp/parkwellstate/nishiazabu/