北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 整備イメージ
整備イメージ[出典:札幌市]

 札幌駅前に建設される「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の完成予想図です。今年5月に事業者より都市計画決定に向けた手続きを開始したと発表がありました。そして2022年8月17日には都市計画決定案の縦覧が開始しています。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。




(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 整備内容
整備内容[出典:札幌市]

 「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」は建設中の北海道新幹線札幌駅に直結する複合施設で、規模は地上43階、地下4階、高さ約245m、敷地面積約2万3060屐建築面積約2万2000屐延床面積約38万8500屐∋業主体は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合で札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズが参加組合員として参画。設計は日本設計・清水建設 設計共同体で2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。

 フロア構成は地下1階〜10階が商業施設(約10万9000)、1階にバスターミナル、10階、14階〜17階が約300室の宿泊主体ホテル(約1万4000)、10階、12階、18階〜33階がオフィス(約8万5500)、35階〜40階が約200室の国際水準のハイグレードホテル(約2万5500)、そして41階〜43階が展望施設(約4500)で計画されています。また、基壇部の屋上にはスカイガーデンも計画されています。

 2タイプあるホテルのうち高層階に入る国際水準ホテルはマリオット・インターナショナルと提携することが発表されており、もう片方のホテルはビジネスやファミリー向けのホテルとなります。

▼札幌:都市計画決定手続き(2022年8月17日)
都市計画案の公告・縦覧



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画図
計画図[出典:札幌市]

 この計画図のA地区が「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の計画地で、商業施設などが入る中層部部の高さは85m、オフィスやハイグレードホテルが入る高層部の高さは245mとなります。

 B地区は札幌駅の駅ビルで商業施設の「札幌ステラプレイス」や「JRタワー」がある場所で、C地区はJR札幌駅がある場所です。。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画図
計画図[出典:札幌市]

 A地区の「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」部分です。建物を南北に貫く既存道路上も立体道路制度を適用して同再開発ビルとなります。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画図
計画図[出典:札幌市]

 地下1階と2階部分には東西に通り抜ける歩行者専用通路が設けられます。また、計画地上の札幌東地区となっている場所には北海道新幹線札幌駅が建設され同ビルと直結します。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 駅前広場アトリウム
駅前広場アトリウム[出典:札幌市]

 札幌駅南口の駅前広場と繋がるアトリウム空間です。最初に載せた完成予想図に描かれていた中が見えるガラス張り部分です。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 待合アトリウム
待合アトリウム[出典:札幌市]

 バスターミナルの利用者のための待合スペースも建物内に設けられます。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 新幹線アトリウム
新幹線アトリウム[出典:札幌市]

 北海道新幹線「札幌」駅の改札と接続するアトリウム空間です。ここからは新幹線の車両を見ることもできるようになります。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 貫通通路
貫通通路[出典:札幌市]

 商業施設部に整備される貫通通路です。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 スカイガーデン
スカイガーデン[出典:札幌市]

 基壇部屋上に整備されるスカイガーデンです。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 北5条歩道状空地
北5条歩道状空地[出典:札幌市]

 南側に整備される歩道状空地です。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 展望ボックスイメージ
展望ボックスイメージ[出典:JR北海道]

 41階〜43階には展望台が計画されており、最上部の地上240m地点にはガラスのボックスも配置されます。




(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 2022年6月25日に「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の最上階にある展望室から見下ろした「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の計画地です。北5西1街区部分で高さ245mの超高層ビルが建設される部分となります。



北海道新幹線札幌駅

 JRの高架に近い側は斜めに敷地が切り取られていますが、この部分が北海道新幹線札幌駅の建設地で写真上の道路を超えた先までが駅舎となります。



北海道新幹線札幌駅

 地上から見た様子です。現在はこの奥に新幹線の線路を通す隙間はありませんが、現在札幌駅の北側に10月16日から使用開始となる11番ホームが建設中で、これができると南側にある1番ホームの廃止と2番ホームの幅員縮小を実施し、新幹線高架橋を建設するスペースを作ります。これらの工事に伴い2022年9月30日には札幌駅の1階と地下1階にあった商業施設の「パセオ」が営業終了します。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の北5西2街区にある商業施設「札幌エスタ」のデッキから見た北5西1街区です。現在は駐車場や駐輪場として利用されています。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 「札幌エスタ」から駐車場側に繋がる歩道橋から撮影。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 この撮影に使った歩道橋は7月1日より撤去工事を行うとの案内が貼ってあったので、この歩道橋は既に撤去されているかもしれません。

 また、この道路上も再開発ビルとなり、ビルの下を道路が突き抜けることになります。



(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業

 南東側から撮影。背後の超高層ビルが現在、北海道で最も高い超高層ビルの「JRタワー」(地上38階、高さ173m)ですが、ここに建設される超高層ビルは地上43階、高さ約245mで大きく高さを抜きます。高さ240mを超える超高層ビルは東京都、神奈川県、愛知県、大阪府にしかありませんが、そこに北海道が加わることになります。



札幌エスタ

 北5西2街区にある商業施設の「札幌エスタ」です。2023年夏には閉店し解体されます。また、核テナントとして入居している「ビックカメラ札幌店」は近隣の「さっぽろ東急百貨店」に移転することが報道されています。



(仮称)札幌駅交流拠点北5条西1・西2地区市街地再開発事業

 現地に設置されていた看板です。都市計画での名称は「(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」となっていますが、実際の名称は「(仮称)札幌駅交流拠点北5条西1・西2地区市街地再開発事業」になるのかもしれません。






 建設地は現在のJR札幌駅の南東側で北海道新幹線札幌駅に直結します。新幹線改札口の近くには在来線の改札口も整備されるため在来線の札幌駅にも直結となり、ビルを南北に貫く道路の真下にある地下鉄東豊線「さっぽろ」駅にも直結となります。また、地下通路を使って南北線「さっぽろ」駅にも繋がります。




(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画スケジュール
計画スケジュール[出典:JR北海道]

 今後のスケジュールとしては2022年秋頃に都市計画決定、事業認可等を経て2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。北海道新幹線札幌駅開業や2030年の札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致を見据えた「世界へつながる“さっぽろ”の新たな顔づくり」の実現を目指します。

■物件概要■
名称:(仮称)北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
所在地:北海道札幌市中央区北5条西1丁目、西2丁目、及び西3丁目の一部
交通:JR「札幌」駅
   地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
用途:業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数:地上43階、地下4階
高さ:約245m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
建築面積:約23,060
建築面積:約22,000
延床面積:約388,500
建築主:札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合
参加組合員:札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ
設計者:日本設計・清水建設 設計共同体
特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定