内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 完成イメージパース
完成イメージパース[出典:東京都]

 日比谷公園の東側で計画されている「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業サウスタワー)」(地上46階、高さ約230m)の完成予想図です。「内幸町一丁目街区」は北地区、中地区、南地区の3つの地区に分かれており、今回はその中で一番南側に位置する南地区の個人施行を8月10日に認可すると東京都より発表がありました。この記事では南地区の概要や現況、地図等を載せています。




(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区) 外観イメージ
完成イメージパース[出典:東京都]

 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業サウスタワー)」の規模は地上46階、地下3階、高さ約230m、区域面積約2.0ha、延床面積約29万970屐中央日本土地建物・東京電力パワーグリッド・TF内幸町特定目的会社による個人施行で、2022年度の権利変換計画認可を経て2023年度着工、2038年度竣工予定となっています。

 以前の情報だと事業者は第一生命保険(代表事業者)、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッドとなっていたので、TF内幸町特定目的会社には第一生命保険と東京センチュリーが含まれているのかもしれません。また、工期が約15年間になっていますが解体工事からビル本体完成までは約6年で、他の街区と合わせた全体の工事完了が約15年となっています。

▼東京都:報道発表資料(2022年8月9日)
内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します



内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:東京都]

 敷地は東西に長細く左側(西側)には日比谷公園、右側(東側)にはJRの線路があり、日比谷公園側となる西側に高さ約230mとなるA棟が配置され、東側には地上1階、地下4階のB棟と地上2階のC棟、そして約6,000屬旅場が整備されます。



内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 断面イメージ図
断面イメージ図[出典:東京都]

 A棟のフロア構成は低層部が店舗、宿泊施設、立体広場空間、ウェルネス促進施設となり、百尺規制時代の高さ約31mでセットバックしたところには基壇上部広場が整備され、中高層部はオフィスフロアとなります。B棟は事務所、C棟は店舗となります。




TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」を含む「内幸町一丁目街区」は北地区、中地区、南地区分かれており、三井不動産など事業者10社よりこれら3つの地区全体を「TOKYO CROSS PARK構想」として街づくりをすることが発表されています。全体で延床面積約110万屬箸覆訥饗腟模プロジェクトです。

▼三井不動産:ニュースリリース(2022年3月24日)
都心最大級延床約110万m2、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり
「TOKYO CROSS PARK構想」を発表
内幸町一丁目街区における次世代スマートシティプロジェクト




TOKYO CROSS PARK構想 内幸町一丁目街区完成イメージ
内幸町一丁目街区完成イメージ[出典:三井不動産]

 同構想では5つのテーマ『人が主役の街づくり』『街づくり×デジタル』『おもてなしが広がり、人が集う街へ』『すべての人々のwell-being』『持続可能な街・社会へ』が掲げられています。

 また、実現する3つのCROSSとして『CROSS 1:日比谷公園と街をつなぐ』『CROSS 2:都心主要拠点から多様な人が集まり、交わる結節点』『CROSS 3:事業者10社の共創』があげられています。



TOKYO CROSS PARK構想 街区用途概念図
街区用途概念図[出典:三井不動産]

 南地区のサウスタワーは地上46階、高さ約230m、約20万970屐中地区のセントラルタワーは地上46階、高さ約230m、約37万屐∨銘篭茲離痢璽好織錙爾話肋46階、高さ約230m、帝国ホテル新本館は地上29階、高さ約145m、両棟合わせて約42万屬竜模で2036年度までに4棟の超高層ビルが建設される計画となっています。

 用途はオフィス、ホテル、商業、ホール、賃貸住宅、サービスアパートメントなど様々な機能を有する街区となります。



TOKYO CROSS PARK構想 銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ
銀座側から2haの大規模広場を臨むイメージ[出典:三井不動産]

 銀座側の完成予想図です。線路沿いには2aの大規模広場が整備されます。



TOKYO CROSS PARK構想 31m基壇部上広場イメージ
31m基壇部上広場イメージ[出典:三井不動産]

 百尺規制時代の高さ31mラインとなる基壇部上には大規模な広場が整備されます。



TOKYO CROSS PARK構想 日比谷公園から街区を臨むイメージ
日比谷公園から街区を臨むイメージ[出典:三井不動産]

 計画地の西側にある日比谷公園から見た完成予想図です。



TOKYO CROSS PARK構想 街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ
街区と日比谷公園をつなぐ道路上空公園イメージ[出典:三井不動産]

 日比谷公園と同再開発はデッキで接続する計画となっています。



内幸町一丁目街区 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 デッキは道路上空公園となりデッキ上には緑地も整備されます。




内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京都]

 計画地は都営三田線「内幸町」駅の目の前で「日比谷」駅、「新橋」駅などが複数の駅が徒歩圏にあり、「内幸町」駅には地下通路で接続します。

 また、隣接する中地区と協働して整備するDHCプランより熱供給を受け、エネルギー利用の効率化により環境負荷の低減を図ります。



TOKYO CROSS PARK構想 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 北地区・中地区も含めた位置図です。日比谷公園とJRの線路に挟まれた広大な区域となっています。




TOKYO CROSS PARK構想

 2019年12月14日にヘリから撮影した「TOKYO CROSS PARK構想」の計画地で北地区、中地区、南地区の3つの地区全体を赤い枠で囲っています。「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」はこの中で一番左側となります。



TOKYO CROSS PARK構想

 日比谷公園側の上空から撮影。赤枠内にある複数の超高層ビルは全て解体され建て替えとなり、高さ約230mの超高層ビルが3棟と高さ約145mの帝国ホテルが建ち並びます。


TOKYO CROSS PARK構想

 日比谷公園から見た「TOKYO CROSS PARK構想」の計画地方面です。左手前の「帝国ホテル本館」は2031年度着工予定ですが、他は順次着工され高さ約230mの超高層ビルが3棟建ち並ぶ計画となっています。



みずほ銀行内幸町本部ビル

 南地区の日比谷公園側にある「みずほ銀行内幸町本部ビル」(地上32階、最高部高さ140m、1981年竣工)です。当初は旧第一勧業銀行の本店ビルとして建設されました。



東京電力ホールディングス本店

 南地区の線路側にある「東京電力ホールディングス本店」(高さ102.01m)です。赤白の電波塔部分も含めると200m近くはありそうです。









(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区) 全体工事工程
全体工事工程[出典:東京都]

 解体工事からビル本体完成までは約6年で、他の街区と合わせた全体の工事完了が約15年の工期となっています。

■物件概要(南地区)■
事業名:内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 他
交通:都営三田線「内幸町」駅
   JR各線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ・都営浅草線「新橋」駅
   東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・都営三田線「日比谷」駅
用途:事務所、宿泊施設、店舗、ウェルネス促進施設及び駐車場等
階数:地上46階、地下3階
高さ:約230m
構造:S造、一部SRC造
区域面積:約2.0ha
建築面積:−
延床面積:約290,970
事業者:中央日本土地建物・東京電力パワーグリッド・TF内幸町特定目的会社
設計者:日建設計
デザインアーキテクト:日建設計
施工者:−
工期:2023年度着工〜2038年度竣工予定