施設完成イメージ[出典：横浜市]
関内駅前で計画されている「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、最高高さ約170m)の環境影響評価方法書が公開されました。中央のビルが関内駅前港町地区で、その右側が最近着工した「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(地上33階、高さ169m)、そして左側が隣接地区の「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」(地上24階、最高高さ約120m)です。この記事では関内駅前港町地区と関内駅前北口地区の概要や現況、地図等を載せています。
関内駅前港町地区と関内駅前北口地区について
施設配置図[出典：横浜市]
「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」と「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」はJR関内駅の北口側の再開発で、今回公開された環境影響評価方法書は関内駅前港町地区のものです。関内駅前北口地区は横浜市環境影響評価条例に該当しない規模ではありますが、隣接地かつ解体・建設工事の時期が重なることから概要等が掲載されました。
「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の規模は地上32階、塔屋1階、地下2階、高さ約170m、最高高さ約170m、敷地面積約7,700�屐�建築面積約5,700�屐�延床面積約9万7200�屐∋�業者は関内駅前港町地区市街地再開発準備組合、事業協力者は三菱地所(代表)、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産が参画するグループで2025年度着工、2029年度竣工予定となっています。
「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の規模は地上24階、塔屋1階、地下1階、高さ約120m、最高高さ約120m、敷地面積約2,800�屐�建築面積約2,100�屐�延床面積約3万4500�屬如∨霧�地区再開発協議会が検討を進めており2025年度着工、2029年度竣工予定となっています。
両地区の間にある道路は廃止され広場空間となり、関内駅前港町地区の北側には交通広場も整備されます。両地区は歩行者デッキでも接続され、東隣で建設中の「横浜市旧市庁舎街区活用事業」とも歩行者デッキで接続されます。
▼横浜市：環境アセスメント（2022年7月25日）
（仮称）関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業に係る環境影響評価方法書
施設断面図(東西)[出典：横浜市]
関内駅前港町地区のフロア構成は低層部に商業施設と観光・集客施設、中層部に業務施設、そして高層部が住宅施設となります。
関内駅前北口地区のフロア構成は描かれていませんが、業務施設・商業施設・住宅施設で構成されます。
施設断面図(南北)[出典：横浜市]
南北断面図です。計画地の北側には横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅があり、敷地内に出入口が整備されます。
位置図[出典：横浜市]
計画地はJR「関内」駅と地下鉄「関内」駅に挟まれた地区で、東隣の「横浜市旧市庁舎街区活用事業」を経由して「横浜スタジアム」方面までデッキで接続されることになります。
関内駅前港町地区と北口地区の現況
2013年1月にセスナから撮影した関内方面です。赤い網掛けが「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」(地上32階、最高高さ約170m)の計画地で、緑の網掛けが「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」(地上24階、最高高さ約120m)の計画地です。青い網掛けが既に着工した「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(地上33階、高さ169m)の建設地です。
隣にある球場は横浜公園内にある「横浜スタジアム」で、関内駅前に高さ100mを超える3棟の超高層ビルが建ち並ぶことになります。
2022年5月23日に「横浜ランドマークタワー」の展望室から撮影した関内駅前です。各再開発地に矢印を入れました。
2020年10月4日に撮影した「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の計画地方面です。関内駅前の南西側から撮影しました。
南東側から撮影。この右側が「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の建設地です。
北東側から撮影。
北西側から撮影。
「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の計画地方面で、ショッピングモールの「セルテ（CERTE）」などがある場所が計画地となっています。
関内駅前港町地区の地図
関内駅前港町地区の物件概要
工事期間[出典：横浜市]
解体工事も含む工期は約5年間となっており、着工から3年目に地上鉄骨が組まれ始めます。
■物件概要■
事業名：(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業
所在地：神奈川県横浜市中区尾上町２丁目、尾上町３丁目、真砂町２丁目、真砂町３丁目、港町２丁目及び港町３丁目の各一部
交通：JR京浜東北線「関内」駅
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅
用途：業務施設、商業施設、住宅施設、観光・集客施設、交通広場
階数：地上32階、塔屋1階、地下2階
高さ：約170m（最高高さ約170m）
敷地面積：約7,700��
建築面積：約5,700��
延床面積：約83,600��
事業者：関内駅前港町地区市街地再開発準備組合
事業協力者：三菱地所(代表)、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産
工期：2025年度着工〜2029年度竣工予定
供用：2029年度予定
関内駅前北口地区の地図
関内駅前北口地区の物件概要
解体工事も含む工期は関内駅前港町地区と同じく約5年間となっています。
■物件概要■
事業名：(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業
所在地：神奈川県横浜市中区真砂町３丁目及び港町３丁目の各一部
交通：JR京浜東北線「関内」駅
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅
用途：業務施設、商業施設、住宅施設
階数：地上24階、塔屋1階、地下1階
高さ：約120m（最高高さ約120m）
敷地面積：約2,800��
建築面積：約2,100��
延床面積：約34,500��
事業者：北口地区再開発協議会が検討
工期：2025年度着工〜2029年度竣工予定
供用：2029年度予定
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