(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:JR北海道]

 札幌駅前で計画されている「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」(地上43階、高さ約245m)の整備方針がまとまり、4月には都市計画決定に向けた手続きを開始したと発表がありました。それと同時に新たな完成予想図等も公開となっています。

 規模は地上43階、地下4階、高さ約245m、延床面積約38万8500屬納舁徑囘咾肋Χ函Εフィス・ホテル・展望施設等となります。事業主体は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合で札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズが参加組合員として参画。設計は日本設計・清水建設 設計共同体で、秋頃の都市計画決定を目指し、2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。

▼JR北海道:ニュースリリース(2022年5月18日)
札幌駅直結「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」〜都市計画決定に向けた手続きを開始〜



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:JR北海道]

 建設地はJR札幌駅の駅ビル「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の隣接地で、建設中の北海道新幹線の札幌駅や地下鉄と直結します。また、西側は駅前広場と繋がり、北側は「JRタワー」低層部の商業施設「ステラプレイス」とも接続され、そして東側には札幌市が検討している創成川通上空の横断デッキとも接続する計画となっています。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:JR北海道]

 フロア構成は地下1階〜10階が商業施設(約10万9000)、10階、14階〜17階が約300室の宿泊主体ホテル(約1万4000)、10階、12階、18階〜33階がオフィス(約8万5500)、35階〜40階が約200室の国際水準ホテル(約2万5500)、そして41階〜43階が展望施設(約4500)となります。また、1階部分にはバスターミナルも整備されます。

 2タイプあるホテルのうち高層階に入る国際水準ホテルはマリオット・インターナショナルと提携することが発表されていましたが、もう片方はビジネスやファミリー向けのホテルとなります。また、最上部に展望台ができることが今回初めて発表されています。オフィスの基準階貸室面積は約1000坪の無柱空間となり、72時間対応のBCP機能等も備えています。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 新幹線アトリウム(仮称)
新幹線アトリウム(仮称)[出典:JR北海道]

 北海道新幹線「札幌」駅の改札と接続され、アトリウム空間からは新幹線の車両を見ることもできるようになります。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 駅前広場アトリウム(仮称)
駅前広場アトリウム(仮称)[出典:JR北海道]

 札幌駅南口の駅前広場と繋がるアトリウム空間です。最初に載せた完成予想図にも描かれているように広場側はガラス張りとなります。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 バスターミナル待合アトリウム(仮称)
バスターミナル待合アトリウム(仮称)[出典:JR北海道]

 1階に整備されるバスターミナルの利用者のための待合スペースです。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 内観イメージ内観イメージ[出典:JR北海道]

 商業施設部の内観イメージです。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 外装のスリットに面した屋内テラスイメージ
外装のスリットに面した屋内テラスイメージ[出典:JR北海道]

 最初に載せた完成予想図の斜めのスリット内部には、屋外を見渡せる屋内テラスが設けられます。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 展望ボックスイメージ
展望ボックスイメージ[出典:JR北海道]

 41階〜43階には展望台が計画されており、最上部の地上240m地点にはガラスのボックスも配置されます。今回のニュースリリースに記載はありませんが、ここが完成すると隣の「JRタワー」の最上階にある展望室は廃止され、レストランか何かに用途変更される可能性が高いのではと思っています。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 スカイガーデンイメージ
スカイガーデンイメージ[出典:JR北海道]

 低層部屋上に配置されるスカイガーデンの完成予想図です。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業

 2021年11月6日にセスナから撮影した札幌駅周辺です。中央やや左が「JRタワー」(地上38階、高さ173m)で、その右側の大きな駐車場とJRタワー前の商業施設「札幌エスタ」がある場所が「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」の計画地です。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業

 「JRタワー」の最上階にある展望台から見下ろした「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」の北5西1地区側です。左のJRの高架がある場所が北海道新幹線の札幌駅の建設地で、今年の6月頃からは高架橋工事に着手予定となっています。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業

 地上から見た計画地です。過去記事では「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」と長い名称で呼んでいましたが、今回からはニュースリリースでも使用された「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」の呼び名を使います。



(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業 計画スケジュール
計画スケジュール[出典:JR北海道]

 今後のスケジュールとしては2022年秋頃に予定されている都市計画決定後、事業認可等を経て2023年度着工、2028年度の竣工予定となっています。以前は2029年秋の開業予定で早期開業も検討していましたが、2028年度の開業予定に前倒しになっています。北海道新幹線札幌駅開業や2030年の札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致を見据えた「世界へつながる“さっぽろ”の新たな顔づくり」の実現を目指します。

■物件概要■
名称:(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業
所在地:北海道札幌市中央区北5条西1丁目、西2丁目、及び西3丁目の一部
交通:JR「札幌」駅
   地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
用途:業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数:地上43階、地下4階
高さ:約245m
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
施工区域:約3.1ha
事業区域:約2.3ha
建築面積:約22,000
延床面積:約388,500
建築主:札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合
参加組合員:札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ
設計者:日本設計・清水建設 設計共同体
特定業務代行者:清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
工期:2023年度着工〜2028年度竣工予定