大阪マルビル

 大和ハウス工業と大阪マルビルより、ホテルや飲食店で構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を決定したと発表がありました。2023年夏から解体工事が始まり2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。その後の跡地に建設されるビルの概要は発表されませんでしたが2030年春の完成を目指しています。

 「大阪マルビル」の規模は地上30階、塔屋3階、地下4階、高さ124m、延床面積4万1069.4屬妊侫献森業(現:フジタ)の設計・施工で1976年3月31日に竣工しました。低層部には飲食店など35店舗のテナントが入り、10階〜29階が「大阪第一ホテル」の客室(460室)となる直径約30mの円筒形のビルとなっています。

▼大和ハウス工業:ニュースレター(2022年5月15日)
大阪マルビル」を建て替えます



大阪マルビル

 各社の記事を見ると「マルビル」の名称と丸い要素は残すとのことです。新マルビルは今よりも高い超高層ビルで検討しており、多目的に利用できる大型ホールや、高機能オフィスの設置など、賑わい創出の場、文化交流の場としての役割を果たせるよう進化させるとのことです。再び円筒形のビルになるのはわかりませんが普通のスクエア型にはならさそうです。

 「大阪マルビル」の塔屋部分には電光掲示板が設置され「回る掲示板」の愛称で親しまれてきましたが一時撤去されていました。しかし2005年10月に新たにLEDを採用した新型電光掲示板で復活し、現在は天気予報、時刻、気温、地震、津波などの情報を発信しています。これは2月の撮影だったため10時27分で気温は8℃となっています。



大阪マルビル

 「梅田スカイビル」から見た梅田の超高層ビル群です。左端が「大阪マルビル」で円筒形の形状とオレンジ色で目立っています。印象に残るデザインのビルのため、解体されてしまうのは寂しいですが建替え後の規模も気になるところです。自分の記憶が正しければ高さ100m超えの超高層ビルの解体は東京以外でここが初となります。ちなみに解体された高さ158mの大阪タワーは鉄塔のため超高層ビルとしてカウントしていません。

■物件概要■
名称:大阪マルビル
ホテル名:大阪第一ホテル
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目9−20
交通:JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、地下鉄四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
用途:ホテル、店舗
総客室数:460室(宴会室5室、レストラン1)※客室は10階から29階
階数:地上30階、塔屋3階、地下4階(一部地上6階)
高さ:123.92m(塔屋部分含む)
直径:約30mの円筒形ビル
構造:S造(鉄骨造)、一部SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
敷地面積:3,244.62
建築面積:2,546
延床面積:41,069.4
建築主:吉本土地建物
所有者:大阪マルビル
設計者:フジタ工業(現:フジタ)
施工者:フジタ工業(現:フジタ)
工期:1973年10月16日着工〜1976年3月31日竣工
開業:1976年4月16日