銭瓶町ビルディング

 東京駅日本橋口前の大規模再開発「TOKYO TORCHトウキョウトーチ)」内の「下水道局棟(D棟)」が3月末に竣工し、正式名称が「銭瓶町ビルディング」に決定したことが三菱地所より発表されました。これは竣工後の2022年4月24日に撮影しています。

 同ビルは地上9階、地下3階、高さ約53mで地下には下水ポンプ所があり、ここに隣にあった既存下水ポンプ所の機能が移転します。ビルは東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

▼三菱地所:ニュースリリース(2022年4月13日)
都心の重要インフラである下水ポンプ施設の更新が完了
「日本を明るく、元気にする」TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)は次のフェーズへ
「銭瓶町ビルディング(D棟)」竣工




銭瓶町ビルディング 段階工事の流れ
段階工事の流れ[出典:三菱地所]

 老朽化した下水ポンプ所の施設更新にあたり、機能を止めることなく工事を行うため段階的な工事が行われました。まずは既存下水ポンプ所がある「日本ビル」全館を2016年4月に一旦閉鎖し、新しい下水ポンプ所の建設対象地となる北側部分のみを部分解体しました。その後、従前のポンプ所の稼働を継続しながら新ポンプ所の建設が行われ「銭瓶町ビルディング」が完成しています。



銭瓶町ビルディング 部分解体断面図
部分解体断面図[出典:三菱地所]

 これにより下水道局の移転が完了すると、部分解体で残った「日本ビル」の南側と隣の「朝日生命大手町ビル」を解体し、その跡地でいよいよ高さ日本一となる超高層ビル「Torch Towerトーチタワー)」の建設が始まります。



TOKYO TORCH 開発ステップ図
開発ステップ図[出典:三菱地所]

 「TOKYO TORCH」全体の開発ステップ図で言うとSTEP2が完了したところで、これからSTEP3の「日本ビル」と「朝日生命大手町ビル」の解体フェースに移行します。



銭瓶町ビルディング

 少し離れた場所から見た「銭瓶町ビルディング」です。



銭瓶町ビルディング

 目の前にある「常盤橋公園」から撮影。



銭瓶町ビルディング

 ビル単体で見ると当ブログで取り上げる対象ではありませんが、高さ日本一の超高層ビル建設に繋がる重要なビルとなっています。



銭瓶町ビルディング

 低層部です。仮囲いは撤去され公開空地も歩けるようになっています。



銭瓶町ビルディング



銭瓶町ビルディング

 開放空地を示す掲示板です。



銭瓶町ビルディング

 東京都下水道局の看板です。研修センターも同ビルに入るようです。



銭瓶町ビルディング

 「銭瓶町ビルディング」の文字を探しましたが、駐車場のところでしか発見できませんでした。



TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)

 「TOKYO TORCH」全体の建設地方面です。左の黒い超高層ビルが昨年竣工した「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)で、その右側の方に「Torch Tower」(地上63階、高さ約390m)が建設されます。



TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)

 JRの高架越しに見た「Torch Tower」の建設地方面です。今後は「朝日生命大手町ビル」(地上29階、最高高さ119m)とその左に見えている「日本ビル」の解体工事が行われます。

 「Torch Tower」は高さ390mで「朝日生命大手町ビル」の3倍以上の高さとなるので、手前の高架は低層部を隠すだけの存在でそこまで気にならい構造物となりそうです。



朝日生命大手町ビルと日本ビル

 東京駅日本橋口前から撮影。解体開始時期は不明ですが、「朝日生命大手町ビル」とパソナの本社となっている「日本ビル」は解体されます。



日本ビル

 部分解体されたため外壁が普通のビルとは異なっている「日本ビル」の北側です。



Torch Tower(トーチタワー)

 前の写真の仮囲いがあった場所も部分解体されていますが、ここは「Torch Tower」の低層部分が建設され屋上庭園も整備されます。



Torch Tower 外観イメージ
外観イメージ[出典:内閣府]

 「TOKYO TORCH」全体の完成予想図です。1フロアがかなり大きな極太の超高層ビルとなります。



TOKYO TORCHPark 全景
TOKYO TORCH Park 全景[出典:三菱地所]

 「Torch Tower」の足元では地下に変電所がある広場「TOKYO TORCH Park」が整備されます。その広場に面した「Torch Tower」の低層部には全長約2キロ、約5000屬箸いβ腟模な空中遊歩道が整備され、その終着地には約2,500屬硫鮎緜躅爐眄鞍されます。



Torch Tower 外観イメージ
外観イメージ[出典:三菱地所]

 反対側の丸の内側から見た完成予想図です。最上部で大きく口を開けている場所はホテルロビーで、その下のフロアは賃貸レジデンスとなります。



Torch Tower 57階ホテルロビー
ホテルロビー[出典:三菱地所]

 ホテルロビーは外気を取り入れる公園のような空間となります。



TOKYO TORCH 全景
TOKYO TORCH 全景[出典:三菱地所]

 つい最近上棟した「虎ノ門麻布台ヒルズ A街区」の高さ約330mを大きく超える高さ日本一の超高層ビルとなります。

 最上部に設置される展望施設は高さだけ見ると東京スカイツリーの天望回廊に負けますが、東京都心の展望台となるので超高層ビルマニア的にはこちらの展望台の方が楽しめる場所となりそうです。



Torch Tower 用途構成図
用途構成図[出典:三菱地所]

 「Torch Towerトーチタワー)」のフロア構成は地下1階〜6階が店舗、3階〜6階の一部にホール、機械室を挟んで7階〜53階がオフィスフロア、そして高層部が賃貸レジデンス、ホテル、展望施設となります。

 高層部に入る施設の階数については未定とのことですが、レジデンスの導入発表前の情報では57階〜61階が約100室のスーパーラグジュアリーホテル、62階と屋上が展望施設で、54階〜56階の用途が不明でした。そのためその54階〜56階部分にレジデンスが入るのかもしれません。



TOKYO TORCH 広域地図
広域地図[出典:三菱地所]

 建設地は東京駅日本橋口前で東京駅や大手町駅などとは地下通路で接続されます。また、将来的には日本橋駅にも地下通路で接続される計画となっています。



TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ) 開発事業のお知らせ

 開発事業のお知らせです。



TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ) 建築計画のお知らせ

 建築計画のお知らせです。

■物件概要(Torch Tower)■
名称:Torch Tower(トーチタワー)
計画名称:東京駅前常盤橋プロジェクト B棟(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 B棟)
所在地:東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目
交通:東京駅、大手町駅、日本橋駅、三越前駅
用途:事務所、ホテル、住宅、ホール、店舗、駐車場等
総戸数:約50戸
総客室数:約100室
階数:地上63階、地下4階
高さ:約390m
構造:S造、RC造、SRC造
基礎工法:直接基礎、杭基礎(一部併用)、外殻制振構造
敷地面積:約31,400屐柄澗痢
建築面積:約13,200
延床面積:約544,000
建築主:三菱地所
設計者:三菱地所設計
施工者:−
工期:2023年度着工〜2027年度末竣工予定