完成イメージ[出典：テーオーシー]
五反田の「TOCビル」の建替え計画について都市計画決定がなされたとテーオーより発表がありました。建替え後の「新TOCビル(西五反田七丁目地区)」の計画規模は地上30階、地下3階、高さ約150m、延床面積約27万6000�屬如∋�務所、店舗、催事場、住宅、駐車場で構成される大規模複合超高層ビルとなります。2023年春頃から解体に着手し、2027年春頃には竣工予定となっています。
▼テーオーシー：IR NEWS（2022年4月22日）
新ＴＯＣビル計画に関する都市計画決定のお知らせ
▼第173回 品川区都市計画審議会（令和4年3月24日開催）
説明資料（議第392号、議第393号）
断面図[出典：品川区]
フロア構成は地下2階に催事場、地下1階〜地上4階に商業店舗、5階に会議室、6〜11階に小規模対応オフィス、10階の一部に住宅、12〜28階がオフィスフロアとなります。12階にはスカイロビーも設置されます。
現在の「TOCビル」にはユニクロや赤ちゃん本舗といった大規模店舗から、個性的な小規模店舗まであり、飲食、小売り、卸売、オフィス等が同居したバラエティ豊かな複合ビルとなっています。13階には会議室や催事場も用意されています。
エスカレーターでは5階までしか行けませんが、6階以上でもセキュリティゲート等はなく自由に行けるフロアとなっており、7階以上のフロアには一般の人が行ける店舗もあります。「新TOCビル」の6〜11階は小規模対応オフィスとなるので、このフロアもそういった利用が可能になるのかもしれません。
※TOCビルの6階はオフィス専用フロアです。
配置図[出典：品川区]
下の国道1号線を右側(北側)に行くと五反田駅があり、都道418号線と書いてある場所の上空には首都高目黒線が通っています。ビル本体は五反田駅に近い側に配置され、周囲には水景のある緑地や歩道状空地が整備されます。
地区計画の区域[出典：テーオーシー]
大きくA地区とB地区に分かれており、A地区は「TOCビル」があり、B地区には「第2TOCビル」「第5TOCビル」があります。B地区の「第5TOCビル」がある場所には約500�屬慮�園も整備されます。
位置図[出典：テーオーシー]
計画地は五反田駅から国道1号(桜田通り)を南下した場所で目黒川や山手通りを超えた場所となります。最も近い駅は東急池上線「大崎広小路」駅で徒歩5分程度の距離となっています。JR山手線、都営浅草線「五反田」駅からは徒歩10分程度かかりますが無料の連絡バスも出ています。そのバスが建替え後も継続されるのかは不明です。また東急目黒線「不動前」駅も徒歩圏です。
完成予想図と同じような方向から見た現在の「TOCビル」です。昭和45年竣工の1フロアが大きな13階建てのビルで延床面積は17万4013.32�屬發△蠅泙后�
外観はオフィスビルで商業施設が入ったビルには見えません。屋上は開放されておりネットが見えている場所にはゴルフの打ちっぱなしがあります。ここのビルが職場だった時代があり、東京都心を飛行したブルーインパルスを昼休みに屋上から撮影したりもしたこともありました。
そのTOCビルの屋上から撮影したブルーインパルスです。
こちらは2021年末にTOCビルの屋上から撮影した東五反田・大崎方面の眺めです。
虎ノ門麻布台ヒルズをメインに撮ったので東京タワーの下半分くらいが隠れていますが、かなり広い屋上なので移動すれば東京タワーはもっと見えます。
目黒方面です。屋上の高さは60mくらいでしょうか？高さはそれほどあるわけではありませんが、展望台がないエリアなので普段見られない景色が広がります。TOCビルが閉鎖される時期はいつになるのかわかりませんが、この景色が見られる今のうちに行っておくことをオススメします。
■物件概要■
名称：(仮称)新TOCビル計画
所在地：東京都品川区西五反田七丁目22番17号
交通：JR山手線、都営浅草線「五反田」駅徒歩8分、東急目黒線「不動前」駅徒歩6分、東急池上線「大崎広小路」駅徒歩5分（公式HPより）
用途：事務所、店舗、催事場、住宅、駐車場
階数：地上30階、地下3階
高さ：150m
敷地面積：約21,536��
建築面積：約15,000��
延床面積：約276,000��
事業者：テーオーシー
設計者：日本設計
施工者：-
工期：2023年春頃解体着工〜2027年春頃竣工予定
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- 超高層ビル日記(東京編)
