(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 完成予想図
完成予想図[出典:東京都]

 渋谷の大規模再開発「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案に係る見解書の縦覧が開始されました。昨年9月に環境影響評価書案が公開されましたが、それらについて事業段階関係区長(渋谷区、港区、目黒区)の意見が3件あり、主に工事の進め方についてで計画変更を求めるような意見はありませんでした。

 同再開発はA街区とB街区に分かれており全体の敷地面積が約14,500屬A街区には地上5階、地下1階、高さ約50mの店舗などが入る屋外施設、B街区には地上41階、地下4階、高さ約208mのホテルなども入る超高層オフィスビルが計画されています。事業者は渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合で東京建物と都市再生機構が参画しています。ただ、今回の計画に含まれていないC街区となる場所に東京建物のビルがあるので、A、B街区に東京建物がどこまで関わるのかは不明です。

 解体工事も含む全体の工期は2024年度〜2029年度にかけての61ヵ月が予定されており、まずは超高層ビルが建設されるB街区から工事が始まりますがA,B街区は同時期に完成予定となっています。

▼東京都環境局:環境アセスメント(2022年2月8日)
「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価書案に係る見解書
※ 閲覧期間:2022年2月8日〜2月28日



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 完成予想図
完成予想図[出典:内閣府]

 この完成予想図は国家戦略特区会議の東京都都市再生分科会で公開されたもので、左側に描かれているのが今回の再開発に含まれていない地上41階、地下2階、高さ約175mのタワーマンションとなるC街区です。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 配置計画図
配置計画図[出典:東京都]

 計画地は「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)の北側で、青山通りの西側がA街区、東側がB街区となっています。また、B街区は六本木通りにも面しています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:内閣府]

 C街区も入った配置図です。B街区を中心に各街区はペデストリアンデッキで接続される計画となっています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 青山通りから見たA街区
青山通りから見たA街区[出典:内閣府]

 渋谷駅とは反対側から見たA街区の完成予想図です。青山通りを渋谷に向かうと真正面に見える建物となります。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 青山通り側から見たA街区建物の全景
青山通り側から見たA街区建物の全景[出典:内閣府]

 階段状の広場がある建物で店舗も入ります。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 上空広場から見た青山通りへの眺望
上空広場から見た青山通り[出典:内閣府]

 A街区上部から見た青山通り方面です。宮下公園のように人と呼び込める施設となりそうです。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 青山通り南側から見たA街区サブアーバン・コア
青山通り南側から見たA街区サブアーバン・コア[出典:内閣府]

 地上から見た完成予想図です。維持費等を考えると採算が合う建物なのか?と余計な心配をしてしまいます。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 A街区から見た青山通り横断デッキ(B街区方向)
A街区から見た青山通り横断デッキ(B街区方向)[出典:内閣府]

 A街区とB街区を結ぶ青山通りを横断するデッキの完成予想図です。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 A街区 断面図
A街区 断面図[出典:東京都]

 A街区の断面図です。ところどころ店舗が配置され延床面積は約4,200屬箸覆蠅泙后



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 A街区 断面図
A街区 断面図[出典:東京都]

 今から完成が楽しみな建物です。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 南側(六本木通り側)から見た計画地
南側(六本木通り側)から見た計画地[出典:内閣府]

 C街区も描かれたB街区の完成予想図です。渋谷の中でも高台側に位置するため地上41階、高さ約208mという数値以上の高さ感になりそうです。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 南側(六本木通り側)から見たB街区
南側(六本木通り側)から見たB街区[出典:内閣府]

 B街区の南側には大きな屋根のある広場が整備されます。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区南側の大規模広場
B街区南側の大規模広場[出典:内閣府]

 A街区と合わせて新たな滞在空間の誕生となりそうです。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 地下1階待合スペース整備イメージ
地下1階待合スペース整備イメージ[出典:内閣府]

 B街区の地下1階にはバスターミナルが整備される計画となっています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区 断面図
B街区 断面図[出典:東京都]

 B街区のフロア構成は地下にバスターミナル、低層部に店舗、人財育成施設、機械室等を挟んでホテル(一部住宅を含む)、また機械室を挟んで事務所となります。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区 断面図
B街区 断面図[出典:東京都]

 ホテル部には一部住宅を含むとの記載がありますが、用途に共同住宅は入っていないのでサービスアパートメントが用意されるのかもしれません。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 計画地内現況図
計画地内現況図[出典:東京都]

 現在のA街区、B街区内には複数の建物があり、特にB街区にある「みずほ情報総研渋谷事務所」は地上20階、高さ91.81mの超高層ビルとなっています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 計画地位置図
計画地位置図[出典:東京都]

 計画地は渋谷駅の東側で青山通りを少し登った所に位置しています。ただ「渋谷ヒカリエ」を経由すれば坂道を登ることなくフラットな道のりでアクセス可能となります。



渋谷スカイから見た(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.71m)の最上部にある展望台「渋谷スカイ」から見た「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」(地上41階、高さ約208m)方面です。

 角地の黒いビルが「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)でその背後の白いビルがB街区の「みずほ情報総研渋谷事務所」(地上20階、高さ91.81m)です。



渋谷スカイからの眺め

 「渋谷スクランブルスクエア」の方がビルの高さが20m以上高いですがスリバチ状の谷底に位置しており、逆に「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」は坂を少し登ったところで比べると18mくらい標高が高いです。そのためこの眺望を大きく邪魔する超高層ビルになる可能性があります。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 A街区

 渋谷駅とは反対の表参道側から見たA街区方面です。計画地は宮益坂上交差点がある場所で、左が青山通りがある金王坂、右が宮益坂となっています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区

 青山通り沿いから見たB街区方面です。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区

 渋谷ヒカリエから見たB街区方面です。白い超高層ビルが「みずほ情報総研渋谷事務所」(地上20階、高さ91.81m)です。その手前にある「渋谷教会」は再開発には含まれていません。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区

 渋谷協会の隣にあるこの階段状のビルなどは再開発に含まれています。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区

 六本木通り側から見たB街区方面です。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 C街区

 その隣のC街区方面ですが、今回の再開発には含まれていません。



(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 概略工事工程表
概略工事工程表[出典:東京都]

 A街区とB街区の工事工程表です。C街区は別の再開発事業として建設されるのか、何らかの理由でストップしているのか気になるところです。

■物件概要(A街区)■
計画名称:(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 A街区
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目 12番・13番・14番・16番地内
用途:店舗等
階数:地上5階、地下1階
高さ:約50m
構造:S造、一部SRC造
敷地面積:約1,700
建築面積:約1,370
延床面積:約4,200
建築主:渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合(東京建物、都市再生機構)
工期:2026年度着工?〜2029年度竣工予定(解体含む)

■物件概要(B街区)■
計画名称:(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区
用途:事務所、店舗、ホテル、人材育成施設、バスターミナル、駐車場等
階数:地上41階、地下4階
高さ:約208m
構造:S造、一部SRC造
敷地面積:約1万2800
建築面積:約1万500
延床面積:約25万5000
建築主:渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合(東京建物、都市再生機構)
工期:2024年度着工〜2029年度竣工予定(解体含む)