日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 将来完成予想図
将来完成予想図[出典:東京都]

 日本橋の大規模再開発「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案に係る見解書の縦覧が開始されました。昨年9月に環境影響評価書案が公開されましたが、それについて事業段階関係区長(中央区、千代田区)の意見が2件で、主に工事の進め方についての意見で計画に変更は見当たりませんでした。

 同再開発はA街区〜E街区まで分かれており全体の区域面積約3.6ha、敷地面積約19,210屬A街区には地上40階、地下4階、高さ約240mの超高層オフィスビル、B街区には地上52階、地下3階、高さ約225m、総戸数約670戸のタワーマンションが計画されています。C,D,E街区は首都高地下化に関連しており広場をメインとした空間が整備されます。事業者は日本橋一丁目東地区市街地再開発準備組合で三井不動産、東急不動産、日鉄興和不動産、清水建設の4社が事業協力者として参画しています。

 解体工事を含む全体の工期は2024年度〜2037年度までの159ヵ月の予定で段階的に工事が行われます。まずはA街区から工事を行い完成後にB街区にある郵便局を移転してB街区の工事を行います。そして首都高地下化の工事の完了後にC,D,E街区の新築工事を行う計画となっています。

▼東京都環境局:環境アセスメント(2022年2月8日)
「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価書案に係る見解書
※ 閲覧期間:2022年2月8日〜2月28日



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 配置計画図
配置計画図[出典:東京都]

 A,B街区の計画地は昭和通りと首都高に挟まれた一帯で、C,D,E街区の計画地は江戸橋JCTがある場所となっています。江戸橋JCTは首都高地下化に伴い一部撤去されます。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 A,B街区の断面図です。A街区はオフィスがメインで低層部には商業施設が入り、B街区は住宅がメインで低層部には生活支援施設が入ります。

 この断面図を見るとA街区の塔屋はかなりの高さがあるので、詳細な設計が進むに連れて塔屋が削られ高さが低くなる可能性があります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 A街区は昭和通りの下を通る都営浅草線「日本橋」駅と直結となります。また、A街区とB街区は接続されるためB街区は駅直結タワマンと言える状態になります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 平面及び断面イメージ
平面及び断面イメージ[出典:東京都]

 C,D,E街区の平面及び断面イメージです。ここは首都高地下化ありきの場所で江戸川JCTも一部撤去され、周辺のビルも解体され広場整備されるため大きく景色が変わります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 将来完成予想図
将来完成予想図[出典:東京都]

 C,D,E街区の完成予想図です。首都高地下化後に新築工事が行われるため完成予定は2037年度と今から約15年後となっています。その頃にはまだ表に出ていない再開発も色々と完成して東京の街も大きく変わっていそうです。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 計画地位置図(詳細)
計画地位置図(詳細)[出典:東京都]

 現在の各街区内にはこの図のように複数の建物があり、街区内で一番大きな建物がB街区の計画地にある「日本橋郵便局」となります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 計画地位置図(広域)
計画地位置図(広域)[出典:東京都]

 計画地は都営浅草線「日本橋」駅の目の前となりますが、東京メトロ東西線・銀座線の「日本橋」駅とは少しだけ離れています。図の左側には東京駅がありますが、歩くにはそこそこの距離があります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業 全体工事工程表
全体工事工程表[出典:東京都]

 全体の工事工程表です。A街区の解体工事着手からB街区の完成まで約11年かかる計画となっています。その後にC,D,E街区の工事が始まるため159ヵ月(13年3ヵ月)というかなり長い工程表となっています。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 2020年12月18日にヘリから撮影した日本橋方面です。赤い網掛けをした場所が「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業」のA,B街区です。手前に高さ240mの超高層ビル、奥に高さ225mのタワーマンションが建設されます。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 東京駅側から撮影。手前は「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、高さ284m)の建設地です。撮影時は既存ビルの解体前でしたが現在は既に着工しており、将来的には高さ284m、240m、225mの超高層ビルが3棟密集して建ち並ぶことになります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 昭和通りと永代通りが交差する江戸橋一丁目交差点から見た「日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業"」の計画地です。2024年度から解体工事が始まり、2026年度着工、2030年度竣工予定となっています。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 地上52階、高さ約225mのタワーマンションが建設されるB街区方面です。A街区の完成後にB街区にある「日本橋郵便局」が移転し2030年度から解体工事が始まります。そして2031年度に着工し、2034年度に竣工予定となっています。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 C,D,E街区側から見た昭和通り沿いのA,B街区方面です。手前が高さ約225mのB街区で奥が高さ約240mのA街区となります。



日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 C,D,E街区方面です。一番低い位置を通っている高架が撤去される部分かと思います。また、高架の背後にあるビルは全体工期で見ると着工から1年後に解体され、首都高地下化の完了後となる12年後に広場等の新築工事が始まります。

■物件概要(A街区)■
事業名:日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業(A街区)
所在地:東京都中央区日本橋1丁目
用途:業務、商業、カンファレンス、駐車場等
階数:地上40階、地下4階
高さ:約240m
敷地面積:約10,620
建築面積:約9,000
延床面積:約27万4000
事業者:日本橋一丁目東地区市街地再開発準備組合
事業協力者:三井不動産、東急不動産、日鉄興和不動産、清水建設
コンサルタント:日本設計
工期:2024年度解体開始、2026年度着工〜2030年度竣工予定

■物件概要(B街区)■
事業名:日本橋一丁目東地区第一種市街地再開発事業(B街区)
所在地:東京都中央区日本橋1丁目
用途:住宅、サービスアパートメント、生活支援施設、駐車場等
総戸数:約670戸
階数:地上52階、地下3階
高さ:約225m
敷地面積:約5,450
建築面積:約3,800
延床面積:約12万
事業者:日本橋一丁目東地区市街地再開発準備組合
事業協力者:三井不動産、東急不動産、日鉄興和不動産、清水建設
コンサルタント:日本設計
工期:2030年度解体開始、2031年度着工〜2034年度竣工予定