八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:東京都]

 八重洲一丁目で計画されている「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の設立を2021年11月30日に認可すると東京都より発表がありました。

 計画地は八重洲の北端に位置する永代通りと首都高に挟まれた場所で、超高層ビルが建設される南街区と日本橋川に面した北街区に分かれています。規模は南街区が地上44階、地下3階、高さ約217m、延床面積約17万8026屐∨務攻茲地上2階、地下1階、高さ約12m、延床面積約1101屬之弉茲気譴討い泙后。この計画が表に出た当初は地上45階、高さ235mでしたが、その後の情報では地上46階、高さ233mとなり、そして今回の発表は地上44階、高さ217mと徐々に高さが低くなっています。

 総事業費は約1582億円で、今後の予定としては2022年度の権利変換計画認可を経て、南街区は2024年度着工、2029年度竣工、北街区は2031年度着工、2032年度竣工予定となっています。同再開発の特定業務代行者に東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設の4社が選定されています。

 今まで公開されてきた完成予想図と今回の完成予想図を見比べると特徴的な低層の斜めのラインはありますが、色々な場所が変更されています。ここに載せると最新のデザインと混同してしまうのでここには載せませんが、過去のデザインを見たい人は当ブログの過去記事をご覧ください。
※ 2021年05月10日の記事:地上46階、高さ約233m「八重洲一丁目北地区再開発」の特定業務代行者に東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設を選定

▼東京都:報道発表資料(2021年11月29日)
八重洲一丁目北地区市街地再開発組合 設立



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
日本橋川沿いの低層部イメージ[出典:東京都]

 追記です。東京建物より同再開発の市街地再開発組合設立認可についてのニュースリリースが発表され、東京都の資料にはなかった日本橋川沿いの低層部の外観イメージが公開されました。低層部はニューヨークに拠点を構える建築デザイン事務所 Laguarda.Low Architects(ラグアルダ・ロウアーキテクツ社)によるデザインとのことです。

▼東京建物:ニュースリリース(2021年11月30日)
東京駅日本橋口至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 断面イメージ
断面イメージ[出典:東京都]

 断面図を見ると南街区の地下1階〜地上2階が店舗フロアで2階の一部が高度金融人材サポート施設、3階が事務所ロビー、4階が事務所、5階が機械室、6〜9階がホテル、そして10階以上がオフィスフロアとなるようです。北街区は2階建ての商業施設となります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図と2階平面図[出典:東京都]

 配置図と2階平面図です。北街区と南街区の間には既存の道路がありますが、2階レベルにペデストリアンデッキが整備される計画となっています。また、図の左下にある東京駅や左側にある大手町駅と図の右側にある日本橋駅を接続する地下通路の整備行われます。ここに地下通路が整備されると東京駅と日本橋駅が地下で繋がることになります。

 同再開発により日本橋川沿いの水辺空間の入口となる広場空間や、北街区低層部の店舗整備により、日本橋川周辺の賑わいの向上が図られます。これは首都高地下化に合わせた整備となります。首都高地下化の是非が問われていた頃に、首都高が地下化されてもこんな殺風景な景色のどこがいいんだ的なことを言って批判している人を見たことがありますが、そんな心配は不要で日本橋川沿いでは続々と再開発が行われ水辺空間が生まれ変わります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 首都高地下化への取組みへの協力内容
日本橋川沿いの連続的な水辺空間と歩行者ネットワークの整備イメージ[出典:東京ガス]

 少し古い配置図です。ここで見てもらいたいのは灰色で描かれている首都高地下化のルートです。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
首都高地下化への取組みへの協力内容[出典:東京ガス]

 このように南街区と北街区の間にある道路の地下を首都高が通るようになります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京都]

 計画地は永代通りと外堀通りと首都高に面した場所で、東京駅の北東側、日本橋駅の西側に位置しています。次の空撮を見た方がわかりやすいかもしれません。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の空撮

 これは2020年12月18日にヘリから撮影した東京駅周辺の超高層ビル群の空撮で、赤い網掛けをした場所が「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。計画地内で一番高いビルが「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m、1977年竣工)で解体されることになります。

 また、背後の黒い超高層ビルは「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)で、さらにその背後では高さ日本一となる「Torch Tower(トーチタワー)」(地上63階、高さ390m)が建設されます。



新呉服橋ビル

 解体されることになる「新呉服橋ビル」です。永代通りと外堀通りが交差する呉服橋交差点から撮影しました。超高層ビルの解体はまだまだ少ないですが、それほど珍しいものではなくなってきました。

 ところでこの左側に首都高の呉服橋出入口がありましたが、首都高地下化に向けて2021年5月10日に閉鎖となっています。



TGビルディング(本館)

 永代通りを日本橋側に行った場所から撮影。この「TGビルディング(本館)」等も計画地に含まれており、区画全体が再開発に含まれています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 路地を入った場所から撮影。今は人通りが多い場所ではありませんが、首都高地下化が完了し、日本橋川沿いの再開発も終わると人の流れが大きく変わりそうです。



日本橋西河岸地蔵寺

 計画地内には「日本橋西河岸地蔵寺」がありますが、今回発表された用途に寺院が含まれているので、敷地のどこかに再整備されるものと思われます。

■物件概要(南街区)■
計画名:八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 南街区
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目20番5,22番
用途:事務所、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
階数:地上44階、地下3階
高さ:約217m
構造:S・RC・SRC造
敷地面積:約7,560
延床面積:約178,026
建築主:八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
特定業務代行者:東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
工期:2024年度着工〜2029年度竣工予定(北街区も含めると2032年度竣工予定)