札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発 施設イメージ
施設イメージ[出典:JR北海道]

 札幌駅に隣接した北5西1・西2地区の大規模再開発「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」について、JR北海道よりマスターアーキテクト(全体デザイン監修)として建築家の内藤廣氏を招聘し、建物の設計業務を担う日本設計とともに施設全体のデザイン監修を担当することが発表されました。また、北海道新幹線札幌延伸に向けた工事についての情報も発表となっています。

 今回のニュースリリースで施設イメージが公開されましたが今後デザインを具体化していく予定とのことなので、現時点の施設イメージは形だけと思っていた方が良さそうです。

 施設規模は地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約39万5000屐⊆舁徑囘咾肋Χ函業務、宿泊、バスターミナル、駐車場、DHC・CGS(地域冷暖房・熱電併給システム)、2023年着工、2029年秋の開業予定となっています。ただ、早期開業を検討しているとのことなので2028年末か2029年前半に開業するかもしれません。

 事業主体は札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合で理事長は札幌市、副理事長は北海道旅客鉄道(JR北海道)、理事は札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズとなっています。

▼JR北海道:ニュースリリース(2021年9月15日)
札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発のマスターアーキテクトの選定について
【社長会見】北海道新幹線札幌延伸に向けた工事について



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発 配置図
配置図[出典:JR北海道]

 計画地は札幌駅前の「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の隣で「札幌エスタ」や駐車場がある一帯です。新幹線札幌駅は現在のJR札幌駅のホームがある場所より千歳空港側に建設され、再開発ビルは新幹線札幌駅の目の前に位置しています。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発 施設構成
施設構成[出典:JR北海道]

 低層棟と超高層棟の低層部は商業施設となり、1階部分にはバスターミナルが整備されます。超高層棟の中層部はオフィスフロアとなり高層部はホテルとなります。ホテル部は隣の「JRタワー」(地上38階、高さ173m)よりも高い位置となるようです。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発

 「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の計画地の空撮です。「北5西2街区」は商業施設の「札幌エスタ」がある場所で低層棟が建設され、駐車場となっている「北5西1街区」に地上46階、高さ250mの超高層ビルが建設されます。すぐ隣は新幹線札幌駅となります。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発

 「JRタワー」の展望台から撮影。昔からこの広大な駐車場があり駅前なのにもったいないと思っていましたが、中途半端な超高層ビルが建つよりも、高さ250mという東京以北では最も高い超高層ビルの建設に繋がったので土地が残っていて良かったです。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発

 地上から撮影。左側にある「札幌ESTA」も再開発に含まれます。ESTAは「JRタワー」の低層部に入る商業施設「札幌ステラプレイス」と接続しているので、再開発ビルも接続されるものと思われます。



札幌駅周辺状況
札幌駅周辺状況[出典:JR北海道]

 ところで札幌駅周辺では北海道新幹線札幌延伸に伴い札幌駅構内の改修工事が行われています。そして2022年度からは在来線高架橋の南側に新幹線構造物を構築する新幹線高架橋工事に着手します。JR北海道による施工範囲は延長約800mで2022年夏から段階的に着手する予定となっています。



断面図(ホーム階)
断面図(ホーム階)[出典:JR北海道]

 札幌駅構内では11番線ホーム新設工事が行われ、2022年10月頃に11番線ホームの使用を開始すると1番線を廃止します。そして2番線のホーム幅を縮小し新幹線高架橋を構築します。まとめると在来線を北側(図の左側)にずらして、南側(図の右側)に新幹線を通す工事となります。



新幹線札幌駅・再開発ビルの工事工程s
新幹線札幌駅・再開発ビルの工事工程[出典:JR北海道]

 全体の工事工程です。北海道新幹線も高さ250mの超高層ビルも着々と工事が進んで行きそうです。実家は札幌の郊外にあるのですがすぐ近くに「JRタワー」が遠くに見える場所があります。そこから高さ250mの超高層ビルが見えて来る日が楽しみです。

■物件概要■
名称:(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
所在地:北海道札幌市中央区北5条西1丁目、西2丁目、及び西3丁目の一部
用途:業務、商業、宿泊、駐車場、バスターミナル等
階数:地上46階、地下4階
高さ:約250m(最高高さ)
構造:鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造
施工区域:約3.4ha
事業区域:約2.5ha
建築面積:約22,500
延床面積:約395,000
建築主:札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合
参加組合員:札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ
設計者:日本設計
工期:2023年度着工〜2029年度竣工予定
開業:2029年秋予定