日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:三井不動産]

 三井不動産、野村不動産、野村ホールディングスによる日本橋の大規模再開発「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、高さ284m)の完成予想図です。建設地は地名ではなくブリッジの方の日本橋の目の前で、超高層棟がC街区、日本橋川沿いの低層の建物がA街区とB街区となっています。日本橋川上空には首都高がありますが地下されたときの完成予想図となっており、日本橋川には新たな人道橋も架けられることになりそうです。

 着工は2021年9月1日、竣工は2025年12月31日予定で完成時には日本で4番目の高さの超高層ビルとなります。主要用途は事務所、店舗、集会所、ホテル、共同住宅等となっており、ホテルはヒルトンが運営する日本初進出の最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)となります。

 同再開は三井と野村となっていますが街区名は三井の「東京ミッドタウン」シリーズとなり「東京ミッドタウン日本橋」になるのではと予想しています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 毎回載せていますが現在とは高層部のデザインが大きく異なり、規模も地上49階、高さ287mで計画されていた時代の断面図です。このときのデザインは箱型でしたが、最新の完成予想図では高層部が少しずつセットバックするデザインとなっています。

 ラグジュアリーホテルの「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は39階〜47階に入ることが発表されていることから、現在のフロア構成はホテルとサービスアパートメントの位置が入れ替わっていると思われます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:三井不動産]

 日本橋川側のA街区、B街区には親水広場など水辺空間の整備も行われ、薄く点線で描かれていますが将来的には人道橋が架けられることになりそうです。

 超高層棟となるC街区の南側には「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)がありますが、こことは地下通路とペデストリアンデッキで接続される計画となっています。また、敷地東側の昭和通りの地下には都営浅草線「日本橋」駅がありますが、駅と直結する新たな改札口も設置される計画となっています。「コレド日本橋」経由になりますが東京メトロ東西線「日本橋」駅にも道路を渡ることなく行けるようになります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 場所は日本橋の中でも東京駅に近い側で東京駅からも徒歩圏となっています。そもそもJR東京駅から電車で行く方が歩くよりも時間がかかりそうな場所です。

 計画地の東側は「日本橋一丁目東地区」として地上40階、高さ約240m、延べ27万4000屬了務所棟(2030年度竣工予定)、地上52階、高さ約225m、延べ12万屬僚斬霤(2034年度竣工予定)が計画されています。完成はまだまだ先ですが日本橋の再開発はここが完成しても続きます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 こちらも毎回載せている2020年12月18日にヘリから撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。C街区内の既存道路は全て廃道され、C街区全体を塞いで一気に既存ビルの解体工事が行われています。C街区とA・B街区の間の道路は通れるようになっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 2021年6月20日に撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」のA・B街区です。左から野村證券本社の別館、本館、旧館と並んでおり別館と本館がB街区、旧館がA街区となっています。

 目の前は首都高の江戸橋出入口でしたが首都高地下化に向けて2021年5月10日に廃止されました。首都高地下化に向けて着々と工事は進み、周辺では首都高地下化を前提とした再開発が進んで行きます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 反対側の日本橋から撮影。こちら側の「野村證券本社 旧館」は解体せずに保存される計画となっています。右隣はレンガ調の外壁が目立っていた「日本橋御幸ビル」です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 解体中の「日本橋西川ビル」です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 A・B街区とC街区の間を通る道路から撮影。奥には「日本橋一丁目東地区」の既存ビルが見えるようになってきました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」の裏側も見えるようになってきました。表側と裏側では外観がガラッと変わるビルです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いの江戸橋ビル・第二江戸橋ビルです。もうすぐ地上部の解体が終わりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いから撮影。こちら側の既存ビルの解体が終わると今だけしか見られない日本橋の超高層ビル群がキレイに見えてきます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 別角度から見た解体工事中の江戸橋ビル・第二江戸橋ビルです。この方向には日本橋室町の超高層ビル群がありますが、解体が終わってもあまり見えないかもしれません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 隣の「野村アセットマネジメントビル」等の解体現場です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 高さ51mのビルだったので半分くらいは解体が終わっていそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 路地を入った場所から撮影。この解体中の正面のビルは「日本橋たいめいけん」がありましたが2020年10月19日で営業終了し、今年の4月29日から日本橋室町に場所を変えて営業再開しています。再開発後には再びこの地に戻って来る予定となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」の北側一帯です。こちら側には「コレド日本橋アネックス」もありましたが解体されています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 C街区 建築計画のお知らせ

 C街区の建築計画のお知らせです。施工者は未定となっていますが解体工事を行っている清水建設がそのままビル本体も施工するかと思います。

■物件概要(C街区)■
事業名:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
ホテル名:ウォルドーフ・アストリア東京日本橋
所在地:東京都中央区日本橋1丁目32番
用途:事務所、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場 等
階数:地上52階、塔屋2階、地下5階
高さ:284m
構造:S造、一部RC造及びSRC造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:15,560
建築面積:12,600
延床面積:368,700
建築主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計者:日建設計
施工者:未定
工期:2021年9月1日着工〜2025年12月31日竣工予定

■日本の超高層ビル高さランキング(2027年度)■
1位:地上63階・高さ390m:Torch Tower(2027年度予定)
2位:地上64階・高さ325m:虎ノ門・麻布台プロジェクト(2023年3月予定)
3位:地上60階・高さ300m:あべのハルカス(2014年3月)
4位:地上70階・高さ296m:横浜ランドマークタワー(1993年7月)
5位:地上52階・高さ284m:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(2025年12月予定)