世界貿易センタービル既存本館・別館解体

 「世界貿易センタービル」(地上40階、最高高さ162.59m)の解体工事のお知らせが設置されました。工事の名称は「世界貿易センタービル既存本館・別館解体」で解体工期は2021年8月1日〜2023年3月31日で発注者は世界貿易センタービルディング、解体の施工者は鹿島建設となっています。解体工事のお知らせの高さ152mは軒高で塔屋を含めた最高部高さが高さ162.59mと思われます。

 解体工事は8月1日からとなっていますが「世界貿易センタービル」の本館・別館は2021年7月1日から閉館となります。館内に入れるのは今月末までとなるようです。

 解体後の跡地には地上46階、高さ約235mの超高層ビルへ建て替えが行われます。建替え後のビルには再び展望台が入ることはないようですが、高層部には約140室の国際水準のホテルが配置されます。



世界貿易センタービル既存本館・別館解体

 建築物等の解体等の作業に関するお知らせです。



世界貿易センタービル

 昨日撮影した「世界貿易センタービル」です。8月1日から解体工事が開始されますが、いきなりビル本体の解体は始まらないので解体開始から数ヵ月ははこの姿を見ることができると思います。



世界貿易センタービル

 国内の解体された超高層ビルで最も高かったのは「グランドプリンスホテル赤坂」、で地上40階、高さは138.9mでしたが、ここがその記録を塗り替えます。ちなみに赤プリは大成建設が開発した「テコレップシステム」で解体されました。鹿島建設には「鹿島カットアンドダウン工法」というだるまおとしのように建物を足元から解体する解体工法がありますが、ここはどういった解体工法が使われるのでしょうね。

▼赤プリの解体工事を定点観測した動画
【定点観測】赤プリ解体工事【テコレップシステム】



世界貿易センタービル

 2階には結構広いデッキがありますが7月1日に閉館するためそれと同時に封鎖されると思います。もし、閉館後もデッキ部分を通れる状態が続いたとしても8月1日の解体開始時には確実に封鎖されると思います。行くなら今のうちです。



世界貿易センタービル

 左のガラスカーテンウォールのオフィスビルは「世界貿易センタービルディング 南館」(地上39階、高さ197.321m)で、建て替え後のビルはこれと同じ高さで計画されていましたが、高層部にホテルを追加して高さ約235mへと規模拡大となっています。



世界貿易センタービル

 「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」から撮影。ここから浜松町駅までペデストリアンデッキで接続されるようになるので、将来的には新しい「世界貿易センタービル」とも接続されることになりそうです。



世界貿易センタービル

 ズームです。茶色の最上部が高さ152mで最上部の白い塔屋部分の高さが162.59mだと思います。長年超高層ビルブログをやっていますが、高さに関してはどこの高さなのかはっきりとわからないことがほとんどです。



世界貿易センタービル

 「世界貿易センタービル」が竣工したのは1970年3月で当時は高さ日本一でしたが約51年で解体となります。ちなみにビルを建設したのは鹿島建設で、解体工事も鹿島建設となります。



世界貿易センタービル

 解体されるという話を聞いたのはいつだったか忘れるくらい何年も前ですが、いよいよ本当に解体されることになりますね。



世界貿易センタービル

 ここは最上階にあった展望台「シーサイドトップ」は入場料620円と安かったこともあり竹芝の再開発などを撮るのに何度も行っていました。地下の食堂はコミケの打ち上げに使ったりもしていました。



世界貿易センタービル

 赤プリをはじめとして超高層ビルの解体はいくつも見てきましたが、他のビルは見るだけで利用することはなかったのでそこまで寂しさは感じませんでしたが、こういった利用していた超高層ビルが解体されてしまうのは寂しいものがありますね。



世界貿易センタービル

 店舗は全部撤退したのか全て黒いテープが貼れていました。



世界貿易センタービル

 ビルの中に入ると引っ越しらしき作業が行われていました。



世界貿易センタービル

 まだまだ現役で使えそうなビルに見えますが、築51年もなるとやっぱり今の時代にはそぐわないんでしょうね。



(仮称)浜松町二丁目4地区A街区 建築計画のお知らせ

 建築計画のお知らせはまだ規模拡大前のものでした。

■物件概要(建て替え前)■
名称:世界貿易センタービル
所在地:東京都港区浜松町二丁目4-1
用途:オフィス、ホール、店舗、展示場、バスターミナル
階数:地上40階、地下3階
高さ:152m(最高高さ162.59m)
構造:鉄骨造(高層部)、鉄骨鉄筋コンクリート造(低層部および地下)
敷地面積:16,080.99
建築面積:9,573.17
延床面積:153,941.22
建築主:東京ターミナル(現:世界貿易センタービルディング)
設計者:日建設計、武藤研究室(武藤構造力学研究所)
施行者:鹿島建設
工期:1967年8月着工〜1970年3月竣工

■物件概要(建て替え後)■
計画名称:(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A棟)
所在地:東京都港区浜松町二丁目5番22,37,48他
用途:バスターミナル、タクシープール、ステーションコア、事務所、店舗、駐車場、駅舎、ホテル等
階数:地上46階、塔屋2階、地下3階
高さ:約235m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法:直接基礎
敷地面積:約21,100
建築面積:約18,200
延床面積:約314,000
建築主:世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道
設計者:鹿島建設
施行者:未定
工期:2021年8月(解体含む)〜2027年2月竣工予定(A街区)