渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 建物デザインイメージ
建物デザインイメージ[出典:渋谷区]

 渋谷に高さ200mを超える新たな超高層ビル計画が出ました!渋谷駅東口地区に含まれる開発計画「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」が渋谷駅東口地区都市計画素案意見交換会配布用資料で概要が明らかになりました。同再開発はA街区、B街区、C街区に分かれており各街区の規模は以下のようになっています。

A街区:地上5階、地下1階、高さ約50m、敷地面積約1,700屐延床面積約4,200屐店舗等
B街区:地上41階、地下4階、高さ約208m、敷地面積約1万2800屐延床面積約25万5000屐∋務所、店舗、ホテル、人材育成施設、バスターミナル、熱源機械室、駐車場等
C街区:地上41階、地下2階、高さ約175m、敷地面積約4,300屐延床面積約6万3000屐⊇斬陝∪験荵抉膸楡漾駐車場等

 A街区〜C街区合わせた全体で敷地面積約18,800屐延床面積約32万2200屬箸いβ腟模再開発で、工期は2025年着工、2029年竣工予定となっています。渋谷駅周辺の再開発はまだまだ終わりません。

▼東京都渋谷区:検討中のまちづくり(2021年5月28日)
渋谷駅東口地区まちづくり



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 整備平面・断面イメージ
整備平面・断面イメージ[出典:渋谷区]

 場所は渋谷駅の東側で「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)の裏側一帯となります。A街区は店舗の上に上空広場になるものが整備され、地上41階、高さ約208mとなるB街区は地下にバスターミナル、低層部に店舗、STEAM人材育成拠点、ホテルが配置され、中高層階が事務所となる超高層オフィスビルとなります。そして地上41階、高さ約175mとなるC街区は住宅を中心とするタワーマンションとなります。途中フロアに国家戦略住宅との記載がありますが、どのような住宅なのかは調べてもよくわかりませんでした。

 JR渋谷駅と渋谷ヒカリエは2階レベルにある歩行者通路で接続されていますが、将来的には東京メトロ銀座線「渋谷」駅の上部に整備される「スカイウェイ」でも接続されます。そして「渋谷ヒカリエ」を経由してA街区まで繋がり、A街区からは歩行者デッキで各街区へと繋がります。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:渋谷区]

 「渋谷クロスタワー」と比較してみるとわかると思いますがB街区はかなりの大きな超高層ビルとなります。その「渋谷クロスタワー」の左側の「渋谷二丁目17地区」は既存ビルの解体工事中で跡地には地上23階、高さ123mのオフィスビルが建設されます。

 タワーマンションが建設されるC街区はペデストリアンデッキでB街区と繋がり、そのままA街区を経由して「渋谷ヒカリエ」の目の前まで行けるようになりますが、渋谷駅に行くには六本木通り沿いに「渋谷クロスタワー」を経由して行った方が近そうです。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 歩行者ネットワーク整備
歩行者ネットワーク整備[出典:渋谷区]

 A街区とB街区の間を通る青山通り上には既存の歩道橋がありますが狭くバリアフリー対応となっていないため、幅員を8mに拡幅しエレベータも備える青山通り横断デッキが整備される計画となっています。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 道路環境整備
道路環境整備[出典:渋谷区]

 B街区とC街区の間には区道がありパーキングメーターが道路上に設置されていますが、これを撤去し荷捌き場や駐車場を敷地内に整備する計画となっています。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 大規模広場の整備
大規模広場の整備[出典:渋谷区]

 B街区の南側には大庇(ひさし)を備えた大規模な広場も整備されます。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:渋谷区]

 「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の計画地は渋谷駅の東側で六本木通りと宮益坂・青山通りに挟まれた一帯です。




渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 2020年12月18日にヘリから撮影した渋谷駅周辺です。矢印を入れた左側が地上41階、高さ約208mとなるB街区、右側が地上41階、高さ約175mとなるC街区です。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 渋谷駅周辺の超高層ビルは「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.71m)を頂点に凸側のスカイラインを形成していくと思っていたので、この位置に高さ208mの超高層ビルは想像したこともなくうれしいサプライズでした。その「渋谷スクランブルスクエア」は高さ229.71m、今回発表された「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」は高さ約208mで約22mの差がありますが、「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の方が18mくらい標高が高いので、海抜の高さで考えると数メートルの差しかなく遠方からは同じ程度の高さの超高層ビルが2棟あるように見えるようになるかと思います。これにより渋谷の超高層ビル群の厚みが増すことになりそうです。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 ちょっと古いですが2015年1月25日のヘリから撮影した「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。緑色の網掛けがA街区、赤がB街区、青がC街区です。B街区の少し大きなビルは「みずほ情報総研渋谷事業所」(地上20階、高さ91.81m)ですが、同再開発により解体されることになります。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 反対側から撮影。同じ色で各街区に網掛けをしています。こうして見ると渋谷には再開発ができそうな場所はまだまだあるので、今後もずっと再開発が続きそうな気がしますね。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 「渋谷スクランブルスクエア」の最上部にある展望台「渋谷スカイ」から見た「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」方面です。黒い外壁に白いラインが入ったビルが「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)で、その背後に地上41階、高さ約208mとなるB街区の超高層ビルが建設されます。右後ろがC街区で地上41階、高さ約175mのタワーマンションが建設されます。



渋谷スカイからの眺め

 ところで「渋谷スカイ」からこのように都心側の超高層ビル群を見渡すことができますが、この写真の中央あたりにB街区の超高層ビルが建設され、標高を加味した高さもほとんど同じなので「東京ミッドタウン」などがほとんど見えなくなりそうです。この点だけはちょっと残念です。



渋谷の超高層ビル群

 「六本木ヒルズ」の展望台から見た渋谷の超高層ビル群です。「渋谷ヒカリエ」が見えなくなるような位置にB街区の超高層ビルが建設されることになりそうです。



渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業

 そのB街区です。ちょっと前に何となく撮っていました。解体される「みずほ情報総研渋谷事業所」はかなり昔に撮っていますが、最近は撮っていないので近いうちに撮りに行こうと思います。

■物件概要■
計画名称:渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目 12番・13番・14番・16番地内
建築主:渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合
(東京建物、都市再生機構)
工期:2025年着工〜2029年竣工予定

▼A街区
用途:店舗等
階数:地上5階、地下1階
高さ:約50m
敷地面積:約1,700
延床面積:約4,200

▼B街区
用途:事務所、店舗、ホテル、人材育成施設、バスターミナル、熱源機械室、駐車場等
階数:地上41階、地下4階
高さ:約208m
敷地面積:約1万2800
延床面積:約25万5000

▼C街区
用途:住宅、生活支援施設、駐車場等
階数:地上41階、地下2階
高さ:約175m
敷地面積:約4,300
延床面積:約6万3000