八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 八重洲の北端で「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を計画している八重洲一丁目北地区再開発準備組合が、特定業務代行者に東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設の4社を選定したと本日の日刊建設工業新聞に掲載されました。東京建物と大成建設の2社は事業協力者としても準備組合に参画しています。

 同再開発は超高層棟となる南街区と日本橋川沿いの低層棟の北街区に2街区に分かれており、南街区は地上46階、塔屋2階、地下4階、高さ約233m、延床面積181,460屐∨務攻茲話肋2階、地下1階、延床面積1100屬竜模で計画されています。以前の情報では地上45階でしたが46階に1フロア増えています。

 今後は2021年9月に本組合設立認可、2023年4月権利変換計画認可を経て、2023年5月に南街区の着工(解体含む)、2029年11月末の竣工後に北街区の着工(解体含む)、2035年6月末の全体完成を目指します。同再開発は首都高地下化にも関連しているため工期が長くなっています。

▼日刊建設工業新聞:2021年5月10日
八重洲一丁目北地区再開発(東京都中央区)/特定業務代行者に東京建物ら/準備組合

▼内閣府国家戦略特区(第15回 東京都都市再生分科会 配布資料)
資料1 都市再生特別地区(八重洲一丁目北地区)都市計画の概要



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
断面図[出典:東京都環境局]

 断面図を見ると地下1階〜地上4階までが店舗フロアで5階に機械室を挟み、6〜8階がホテルとなり、9階以上がオフィスフロアとなるようです。店舗フロアの一部は高度金融人材サポート施設等となり、地下には駐車場の他に地域冷暖房施設も整備される計画となっています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
断面図[出典:東京都環境局]

 最上部は日本橋川方面に向けて斜めに下るデザインとなっていることがわかります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
配置図[出典:東京都環境局]

 北街区と南街区の間には既存の道路がありますが、その上空にペデストリアンデッキが整備される計画となっています。また、図の左下にある東京駅、図の右側にある日本橋駅まで地下で直結となる計画にもなっています。つまりここに地下通路が整備されると東京駅と日本橋駅が地下で繋がることになります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 低層部の完成予想図です。ガラスカーテンウォール下の灰色の外壁に四角の窓がある3フロアがホテル部分かと思います。また、低層部も日本橋川に向けて斜めにカットされたデザインとなっています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 塔屋が斜めとなるデザインのため見る角度によっては高さ感が変わりそうです。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 北街区と南街区はペデストリアンデッキで接続されます。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 日本橋川の上空には首都高がありますが、首都高地下化に伴い水辺が整備されます。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
完成予想図[出典:内閣府]

 首都高地下化によって日本橋川沿いは大きく生まれ変わります。



呉服橋出入口

 ちなみに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の隣には首都高の呉服橋出入口がありますが首都高地下化事業に伴い本日5月10日の午前0時に閉鎖となっています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の空撮

 2020年12月18日にヘリから撮影した東京駅周辺の超高層ビル群の空撮です。赤い網掛けをした場所が「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。計画地には「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m、1977年竣工)がありますが解体されることになります。

 また、背後の黒い超高層ビルが「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)で、同再開発は地上46階、高さ約233mのためこれよりも高い超高層ビルとなります。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の空撮

 空撮をもう1枚。左で建設中の超高層ビルは「東京ミッドタウン八重洲」(地上45階、高さ約240m)で、その右側では「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」(地上51階、高さ250m)の建設に向けて既存ビルの解体工事が行われています。

 また、「常盤橋タワー」(地上38階、高さ約212m)の背後では「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」(地上63階、高さ390m)の建設も控えています。他にも日本橋で再開発が複数計画されていたりと山手線外側の再開発が加速しています。



新呉服橋ビル

 2023年度から解体予定の「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m)です。超高層ビルの解体も増えてきましたね。今後も超高層ビルから超高層ビルへの建替えは多数出てくるかと思います。



TGビルディング(本館)

 背後の「TGビルディング(本館)」等も同再開発の計画地に含まれています。

■物件概要(南街区)■
計画名:八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業 南街区
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目20番5,22番
用途:事務所、店舗、宿泊施設等
階数:地上46階、塔屋2階、地下4階
高さ:約233m
構造:S・RC・SRC造
敷地面積:約7,560
延床面積:約180,460
建築主:八重洲一丁目北地区再開発準備組合
事業協力者:東京建物、大成建設
特定業務代行者:東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
工期:2023年5月着工(解体含む)〜2029年度11月末竣工予定