日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:三井不動産]

 日本橋の大規模再開発「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、高さ284m)の完成予想図です。竣工予定は2025年12月31日で完成時には日本で4番目の高さの超高層ビルとなりますが、2027年度に「Torch Tower(トーチタワー)」(地上63階、高さ390m)が完成すると日本5位となります。

 同再開発は事務所、店舗、集会所、ホテル、共同住宅等で構成される複合ビルで、ホテルはヒルトンが運営する日本初進出の最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)となります。

 事業主は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合で参加組合員として三井不動産、野村不動産、野村ホールディングスが参画しています。三井と野村の物件となりますが八重洲に次いで「東京ミッドタウン日本橋」になるのではと思っています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 現在とは高層部のデザインが大きく異なり、規模も地上49階、高さ287mで計画されていた頃の断面図です。現在のデザインでは高層部が少しずつセットバックしていますが、この断面図が公開された時点では箱型のデザインでした。

 今のデザインではセットバックする毎にビルの機能が変わることが予想され、39階〜47階が「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)となることが発表されているので、ホテル部とサービスアパートメントの位置が入れ替わっていると思われます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:三井不動産]

 同再開発は超高層棟のC街区と低層棟のA街区・B街区の3つの街区に分かれています。A街区とB街区の目の前は日本橋川で川の上には首都高が通っていますが、首都高地下化により撤去されます。これを見越して日本橋川沿いには親水広場など水辺空間の整備も行われます。

 また、C街区の南側にある「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)とは地下通路とペデストリアンデッキで接続されます。敷地東側の昭和通りの地下には都営浅草線「日本橋」駅がありますが、駅と直結する新たな改札口も設置される計画となっています。また、「コレド日本橋」経由になりますが東京メトロ東西線「日本橋」駅にも道路を渡ることなく行けるようになります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 場所は日本橋と呼ばれている地域でも東京駅に近い側となります。首都高地下化が完成するのは2040年予定とまだまだ先の話しですが、地下化が完成する頃の日本橋は今知られている再開発はもちろん、きっと今後出てくる再開発も加わって大きく変貌していそうです。そもそも2040年には日本の超高層ビルはどうなっているのかもわからないですね。再開発が落ち着くことはないと思うのであちこちに超高層が増えていそうな気がします。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 いつも使いまわしているヘリから撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。2020年12月18日に撮影しました。C街区の既存道路は全て廃道され、現在は街区内の既存ビルの解体工事が同時に行われています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 解体工事のお知らせ

 現地に解体工事のお知らせと一緒に設置されている解体されるビルの地図です。番号が振られているのでその番号を目安に既存ビルの解体状況を載せていきます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 地名や駅ではなく本当の橋の「日本橋」に一番近い側の「野村證券本社 旧館」です。このビルだけは解体せずに保存される計画でA街区となります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 反対の昭和通り側から見た日本橋川沿いです。こちらも野村證券の本社ですが解体されB街区として再開発されます。また、目の前に首都高の江戸橋出入口がありますが…



江戸橋出入口

 2021年5月10日の午前0時に廃止されます。同時に呉服橋出入口も廃止され両出入口が撤去されます。これは首都高地下ルートを整備するにあたり、日本橋川内での工事に先立ち、河川内の橋脚を撤去して、日本橋川の水位を下げる必要があるためとのことです。橋脚の撤去と水位がどう関係しているのかは不明ですが首都高地下化に向けて着々と工事は進んで行くようです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 ここからは地上52階、高さ284mの超高層ビルが建設されるC街区側の既存ビル解体状況です。こちらでは既存ビルの解体工事が本格的に始まっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 ここは昭和通り沿いで江戸橋ビル・第二江戸橋ビルの解体が行われています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 A・B街区とC街区の間の道路から撮影。この辺りには小規模な既存ビルがありましたがかなり解体が進んでいるようでした。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 そのため「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)の裏側がかなり見えるようになってきました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 既存ビルの解体が進むと今まで見えなかった景色が見えてくるところが、大規模再開発での既存ビル解体工事の楽しみの一つです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 中央通り側から撮影。窓が少なくレンガ調の壁が目立っていた「日本橋御幸ビル」(地上13階、高さ53m)ですが、解体用の足場で覆われてあの外壁はもう見ることができなくなっていました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 隣の「日本橋西川ビル」です。ここが解体されるとこちら側からも「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」の裏側がよく見えるようになります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋西川ビル」の裏側です。こちら側には小規模なビルが数棟ありましたがまだ建物は残っているようでした。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋たいめいけん」が入っていたビルがあった場所です。複数のビルとまとめて足場が組まれて解体が行われています。

 「日本橋たいめいけん」は2020年10月19日で営業終了していますが今年の4月初旬から5月上旬にかけて日本橋室町に仮店舗を構えて営業再開予定となっています。そして再開発が終わると再び戻って来る予定となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋たいめいけん」裏側の昭和通り沿いです。解体されるビル図で25、27のビルがある場所となります。この辺りのビルが解体されると昭和通り沿いから日本橋や大手町方面の超高層ビル群も見えてくるかと思います。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(C街区)

 C街区の建築計画のお知らせです。

■物件概要(C街区)■
事業名:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
ホテル名:ウォルドーフ・アストリア東京日本橋
所在地:東京都中央区日本橋1丁目32番
用途:事務所、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場 等
階数:地上52階、塔屋2階、地下5階
高さ:284m
構造:S造、一部RC造及びSRC造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:15,560
建築面積:12,600
延床面積:368,700
建築主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計者:日建設計
施工者:未定
工期:2021年9月1日着工〜2025年12月31日竣工予定