東京江戸川区の船堀に江戸川区庁舎の移転が計画されています。その計画地は都営住宅などの跡地でまとまった土地となっていますが民営地にも挟まれた不整形な形状のため権利者の協力を得て敷地の形を整理し、新庁舎及び再開発ビルを建設する「船堀四丁目地区市街地再開発」が計画されています。

 その再開発事業を行う船堀四丁目地区市街地再開発準備組合が事業協力者の募集を開始したと建設通信新聞に掲載されました。募集期間は2021年3月25日〜2021年4月23日でコンサルタント業務を担当しているアール・アイ・エーが受付をし9月にも決定する予定とのことです。

▼建設通信新聞(2021年3月29日)
4月23日まで事業協力者受付/区の新庁舎も計画/船堀四丁目再開発準備組合

▼江戸川区(最終更新日;2021年1月25日)
新庁舎建設に向けた検討に着手しました



船堀四丁目地区市街地再開発
整備イメージ[出典:建設通信新聞]

 同再開発は北棟(区庁舎棟)と南棟(民間棟)に分かれており、区庁舎棟は低層庁舎と高層庁舎で検討されていましたが、建設通信新聞の記事では低層庁舎となっています。これは低層庁舎に決定したということなんですかね。階数や高さは未定ですが民間棟は最初からタワー型で計画されています。

 場所は都営新宿線「船堀」駅の北側にある「タワーホール船堀」の北側一帯で、駅前広場から江戸川区新庁舎まで歩行者デッキで接続。途中で「タワーホール船堀」にも接続し新たな歩行者動線を確保する計画となています。



船堀四丁目地区市街地再開発
対象区域[出典:建設通信新聞]

 対象区域は船堀4丁目2、3、6街区の一部約2.7haで、新庁舎の規模は延べ5万崢度で想定されています。今後のスケジュールは2021年度から庁舎の設計に向けた準備に入り、2025年度着工、2028年度竣工予定となっています。



船堀四丁目地区市街地再開発

 これは約10年前の2011年5月にヘリから撮影した船堀です。写真中央の赤い網掛け部分が「船堀四丁目地区市街地再開発」の計画地です。当時はまだ都営住宅などがありました。

 背後の大きな建物が「タワーホール船堀」で高さ115mの展望タワーがあり、高さ103m地点には無料の展望室があります。そのタワーの背後が賃貸のタワーマンション「船堀駅前トキタワー」(地上27階、高さ91m)です。船堀駅を挟んでタワーマンションが2棟並ぶことになります。



タワーホール船堀

 船堀駅前にある「タワーホール船堀」です。



船堀四丁目地区市街地再開発

 その背後に見えるこの空き地部分が「船堀四丁目地区市街地再開発」の計画地で、見えている部分が江戸川区新庁舎の建設予定地となります。



船堀四丁目地区市街地再開発

 2020年11月5日に「タワーホール船堀」の展望室から撮影した「船堀四丁目地区市街地再開発」の計画地です。このように都営住宅などは既に解体され敷地の大部分は空き地となっています。その周りを囲むように民間のマンションなどがあるので権利者の協力を得て敷地の形を整理し再開発事業が行われます。

 また、敷地を横切る道路がありますがこの道路はもう少し「タワーホール船堀」に移動することになるかと思います。左端に見えいてる道路は船堀街道で、その船堀街道に面した左下の建物にはTSUTAYAが入っています。最近はTSUTAYAの実店舗がどんどん閉店していますが、ここも再開発に合わせて移転せずに閉店となりそうな気がしています。



船堀四丁目地区市街地再開発 現在と将来の敷地形状の想定
現在と将来の敷地形状の想定[出典:江戸川区]

 このように民有地が主要道路に接する形で点在しているのを「タワーホール船堀」側に集約し、北側一帯を江戸川区新庁舎の建設予定地とする計画となっています。



船堀四丁目地区市街地再開発

 地上から見た同再開発の計画地です。これは江戸川区新庁舎の建設地側です。



船堀四丁目地区市街地再開発

 船堀街道側から撮影。このように何もない更地の状態が何年か続いていますが、着工までこの状態が続きそうです。



船堀四丁目地区市街地再開発

 タワーマンションが建設される南棟(民間棟)側です。



船堀四丁目地区市街地再開発

 高層階は隣にある「タワーホール船堀」の展望台から覗かれる部屋となりそうです。



船堀四丁目地区市街地再開発

 「タワーホール船堀」はこうして見ると結構大きな施設です。



船堀四丁目地区市街地再開発

 2025年度着工予定のため民間の既存建物の解体もまだまだ先になりそうです。