東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設 A・複合施設 B(完成予想イメージ)
複合施設 A・複合施設 B(完成予想イメージ)[出典:東急不動産]

 JR田町駅前で計画されている「東京工業大学田町キャンパス土地活用事業」の事業予定者(交渉権者)が、NTT都市開発(代表企業)、鹿島建設、東日本旅客鉄道、東急不動産で構成される「NTTUD・鹿島・JR東日本・東急不動産グループ」に決定したことが1月28日に東京工業大学から発表されていました。そして2月26日付けで事業協定書を締結したことも各事業者から発表がありました。

 これにより今後は、東京工業大学と連携を図り、工業デザイン発祥の地である本事業敷地において、国内外の企業・大学が集積する産業・研究拠点の整備を行うとともに、新たな都市像となる「イノベーション・ウォーターフロント」の実現に向けて、田町エリアの街づくりを推進していくとのことです。

 同事業の計画概要は、田町駅前の複合施設Aが地上36階、地下2階、高さ約178m、敷地面積22,678.63屐延床面積約247,700屐運河側の小規模な複合施設Bが地上7階、高さ約33m、敷地面積約544.52屐延床面積約2,500屬竜模で計画されています。2026年4月に定期借地権設定契約の締結し着工する予定のため、まだ5年間は現地で特に動きはないかと思います。

▼東京工業大学:田町キャンパス土地活用事業(2021年1月28日)
東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 事業予定者(交渉権者)の決定について

▼東急不動産:ニュースリリース(2021年3月1日)
東京工業大学田町キャンパス土地活用事業における事業協定書締結について



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 施設構成イメージ
施設構成イメージ[出典:東京工業大学]

 複合施設Aの施設構成は大学施設として教育研究施設、産学官連携施設、民間施設として事務所、ホテル、商業施設、保育所、産学官連携施設等が計画されています。

 複合施設Bの施設構成は大学施設として教育研究施設、民間施設として商業施設が計画されています。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 位置図
位置図[出典:東急不動産]

 場所は複合施設Aが現在は東京工業大学附属科学技術高等学校がある田町駅前で、2026年3月に大岡山キャンパスへ移転させと後に、2026年4月から75年の定期借地権を設定し着工する計画となっています。

 複合施設Bは複合施設Aと道路を挟んだ新芝運河沿いに位置しています。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設 A 全体外観(東側)
複合施設 A 全体外観(東側)[出典:東急不動産]

 東側から見た完成予想図です。右下がJR田町駅で図を見る限りではJR田町駅とはもちろん「msb Tamachi(ムスブ田町)」ともペデストリアンデッキで接続される計画となっているようです。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設 A 低層部外観(南側)
複合施設 A 低層部外観(南側)[出典:東急不動産]

 南側には大きく4つに分かれた低層の建物が配置されるようです。ただ、複合施設Aとしてまとまっているので独立した別の建物ではなくビル本体と繋がった低層部といった感じになりそうです。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設 A 低層部内観
複合施設 A 低層部内観[出典:東急不動産]

 複合施設Aの低層部の内部です。田町駅東口から芝浦運河通りに斜めに貫く軸線上に配置され「エコトーンストリート」と呼ばれる場所となります。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設A メインエントランス付近
複合施設A メインエントランス付近 イメージ[出典:東京工業大学]

 田町駅前から見た複合施設Aのメインエントランス付近の完成予想図です。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 複合施設B
複合施設B イメージ[出典:東京工業大学]

 新芝運河沿いの複合施設Bの完成予想図です。小規模な建物で見た感じだと1階が商業施設で他のフロアが大学施設といった感じかと思います。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業

 前回の記事と同じ写真の使いまわしですが2020年12月18日に乗ったヘリから撮影した田町方面です。赤い網掛けをした場所が「東京工業大学附属科学技術高校」で「東京工業大学田町キャンパス土地活用事業」の複合施設Aの計画地です。この場所に周辺の超高層ビルとほぼ同じ高さの超高層ビルが建設されることになります。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業

 高輪ゲートウェイ駅上空あたりから見た田町駅方面です。矢印を入れたあたりが「東京工業大学田町キャンパス土地活用事業」の建設地です。

 矢印の右側が「田町ステーションタワーN」(地上36階、高さ180.08m)と「田町ステーションタワーS」(地上32階、高さ168.98m)で、これら施設がある「msb Tamachi(ムスブ田町)」とはペデストリアンデッキで接続される計画となっています。



東京工業大学田町キャンパス土地活用事業

 ちょっと古いですが2015年10月13日の空撮です。広いグラウンドもある駅前の一等地ということがわかります。今後のスケジュールは以下のようになっており着工時期があいまいですが、2026年4月頃の定期借地権設定契約締結後に既存建物の解体が始まり、2027年か2028年に着工といった感じですかね。

 定期借地権が終わるのが2101年と22世紀となっていますが、その頃の日本の超高層ビル事情はどのような感じなんでしょうね?今から80年前に今の日本の都市景観を想像できた人はいないと思うので、今から80年後の世界は想像も付かない世界になっているんですかね。

■今後のスケジュール(予定)■
2021年2月末:事業協定書の締結
2026年3月頃:附属高校の移転完了
2026年4月頃:定期借地権設定契約の締結
〜2030年頃:複合施設の建設
2030年6月頃:複合施設の供用開始(大学施設の引渡し)
2032年4月頃:グランドオープン(建設工事全体の終了)
2101年3月頃:定期借地権の終了(事業終了)

■物件概要(複合施設A)■
計画名:東京工業大学田町キャンパス土地活用事業
所在地:東京都港区芝浦三丁目17-1他
用途:教育研究施設、産学官連携施設、事務所、ホテル、商業施設、保育所、産学官連携施設等
階数:地上36階、地下2階
高さ:約178m
敷地面積:22,678.63
延床面積:約247,700
事業予定者:エヌ・ティ・ティ都市開発(代表企業)、鹿島建設、東日本旅客鉄道、東急不動産
工期:〜2030年頃予定
供用開始:2030年6月頃
グランドオープン:2032年4月頃