日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:三井不動産]

 日本橋に建設される超高層ビル「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、高さ284m)の完成予想図です。2021年度着工、2025年度竣工予定で完成時には日本で4番目に高い超高層ビルとなります。その後、2027年度に「Torch Tower(トーチタワー)」(地上63階、高さ390m)が完成し高さ日本一となるので最終的には高さ5位となります。

 事業主は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合で参加組合員として三井不動産、野村不動産、野村ホールディングスが参画。現在は既存ビルの解体工事が始まっています。

▼近未来の日本の超高層ビル高さランキング
1位:Torch Tower(地上63階、高さ390m、2027年度竣工予定)
2位:虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー(地上64階、高さ325.19m、2023年3月31日竣工予定)
3位:あべのハルカス(地上60階、高さ300m、2014年3月7日竣工)
4位:横浜ランドマークタワー(地上70階、高さ296.33m、1993年7月16日竣工)
5位:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(地上52階、高さ284m、2025年度竣工予定)



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 地上49階、高さ287mで計画されていた頃の断面図です。高層部のデザインがそのときと今とでは大きく異るため高層部のフロア構成は異なっている可能性があります。

 同ビルはオフィス、商業店舗、サービスアパートメント、ホテル等で構成され、高層部の39階〜47階にはヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」(全197室)が日本初進出することになっています。

 この断面図はホテルの下にサービスアパートメントとなっていますが、52階という階数と現在の完成予想図を見た感じからして、高層部の最初にセットバックしている部分がホテル、次にセットバックしている部分がサービスアパートメント、そして斜めになっている部分が塔屋といった構成になっているのかもしれません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:三井不動産]

 同再開発は超高層棟が配置されるC街区と低層棟のA街区とB街区に分かれています。A街区とB街区の目の前は日本橋川で川の上には首都高が通っていますが、将来的には首都高地下化されるため日本橋川沿いには親水広場など水辺空間の整備が行われます。

 C街区の南側にある「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)とは地下通路とペデストリアンデッキで接続されます。また、東側を通る昭和通りの地下には都営浅草線「日本橋」駅があり、再開発ビルと直結する新たな改札口も設置される計画となっています。「コレド日本橋」を経由することで東京メトロ東西線「日本橋」駅とも直結となります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:三井不動産]

 上記の撮り日本橋駅と直結となりますがJR東京駅も徒歩圏となっています。前回「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の次回掲載は既存ビルが重機で解体され始めたときになると書きましたが…



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 2020年12月18日にヘリをチャーターして空撮してきたので載せることにしました。写真中央やや下が「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 赤い網掛けをした部分が計画地で、現地では解体用足場が組まれ始めています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 反対側から撮影。超高層ビルが4棟並ぶことになります。

 中央が「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」(地上20階、最高高さ120.818m)で建設された頃の超高層はこの1棟のみで、帆のようなデザインが目立つランドマーク的存在でした。今は南隣に「東京日本橋タワー」(地上35階、高さ180m)と「日本橋眦膕飴旭罐咼襯妊ング」(地上31階、高さ175m)が完成し、そして北隣に「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」(地上52階、高さ284m)の建設も始まることで「日本橋一丁目三井ビル」の存在感が薄くなるかもしれません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 解体工事

 現地に設置されている解体工事のお知らせです。解体工期は2020年11月10日〜2022年3月31日となっていますが、埋蔵文化財調査も含まれているようなので来年夏頃までにはほぼ更地になっているかもしれません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 解体工事

 このように27のビルが解体されます。首都高側の野村證券本社のビルが建ち並ぶ1〜3のビルがA街区、B街区で他の4〜27のビルがC街区となります。C街区内の道路は全て封鎖されたため、一気に解体工事が進むものと思われます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 空撮の翌日、2020年12月19日に撮影した現地の様子です。これは日本橋川沿いの野村證券本社で一番奥のビルが「野村證券本社 旧館」となります。旧館は保存される計画となっていますが、解体工事のお知らせに含まれているためどこか一部は解体されるものと思われます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いの「江戸橋ビル」「第二江戸橋ビル」です。解体用の足場の設置が始まっていました。近いうちにC街区全体のビルが足場で覆われることになりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「江戸橋ビル」の裏側です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 路地沿いの小規模なビルが集まる一帯です。この辺りのビルが最初に解体されプレハブ事務所などが設置されるのではと思っています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 地名や駅名ではなくブリッジの方の「日本橋」がある中央通り沿いの「日本橋御幸ビル」(地上13階、高さ53m)です。窓が少なくレンガ調の壁が目立つビルです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 裏側の壁全面に解体用の足場が組まれていました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 その隣の「日本橋西川ビル」も解体用の足場の設置が始まっていました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 その裏には小規模なビルが4棟がありましたがここは解体が早そうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋たいめいけん」があったビルも足場が組まれていました。まだ「たいめいけん」の看板が薄いネット越しに見えましたが撮影から10日近く経っているのでもう看板は見えなさそうです。「たいめいけん」は10月19日に営業終了していますが来年3月初旬から日本橋室町の仮店舗で営業再開予定となっており、再開発ビルが完成時には戻って来る予定とのことです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「日本橋たいめいけん」隣の昭和通り側のビルです。こちらも解体用足場の設置作業が進められていました。次回訪問時には街区全体のビルに足場が組まれ、今まで見ることができた既存ビルの外観が見れなくなっていそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 最後に空撮をもう1枚。中央左側が「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。

 自分が超高層ビルを撮り始めたのは17年前の2003年からで、その頃と比べると超高層ビルの数が何倍にもなっていますが、こうして上空から見ると超高層ビルの建設ができそうな場所はまだまだあるので今後もずっと再開発は続いて行くのかなと思います。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(B街区) 建築計画のお知らせ

 2021年1月5日:追記です。現地に建築計画のお知らせが設置されました!記事を書いたときにはもう設置されていたようです。こちらは低層のB街区のため概要は省略します。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区) 建築計画のお知らせ

 メインのC街区です。既報の通り地上52階、高さ284mでした!サービスアパートメントはホテル扱いではなく共同住宅扱いとなるようです。

■物件概要(C街区)■
事業名:日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
ホテル名:ウォルドーフ・アストリア東京日本橋
所在地:東京都中央区日本橋1丁目32番
用途:事務所、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場 等
階数:地上52階、塔屋2階、地下5階
高さ:284m
構造:S造、一部RC造及びSRC造
基礎工法:杭基礎、直接基礎
敷地面積:15,560
建築面積:12,600
延床面積:368,700
建築主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計者:日建設計
施工者:未定
工期:2021年9月1日着工〜2025年12月31日竣工予定