月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業 完成イメージパース
完成イメージパース[出典:野村不動産]

 東京都より2020年11月5日に「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」を計画する「月島三丁目南地区市街地再開発組合」の設立を認可すると発表がありました。そして本日、11月5日に三井不動産レジデンシャル、野村不動産からも市街地再開発組合設立について東京都の認可を受けたとのニュースリリースが出ました。

 同事業の計画地は清澄通り沿いの勝どき駅近くで、規模は地上50階、地下1階、高さ約187m、延床面積約80,390屐低層部に店舗や子育て支援施設が入るタワーマンションとなります。

 参加組合員として三井不動産レジデンシャル、野村不動産、大成建設が参画、総事業費は約412億円となっており、今後のスケジュールは2021年度の権利変換計画認可を経て、2022年度に着工、2026年度の竣工予定となっています。

▼東京都都市整備局:報道発表資料(2020年11月4日)
月島三丁目南地区市街地再開発組合の設立を認可します

▼野村不動産:ニュースリリース(2020年11月5日)
「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合設立認可のお知らせ~約1.0ha、住宅・商業・子育て支援施設のミクストユースプロジェクト~(三井不動産レジデンシャル・野村不動産・大成建設)PDF 2MB



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業 完成イメージパース
完成イメージパース[出典:日刊建設工業新聞]

 こちらは以前、日刊建設建設工業に掲載された「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。見た感じではフォルムはほぼ同じで全体的にデザインが変わった感じがしますね。塔屋は明らかに変わっています。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業 配置兼1階平面イメージ
配置兼1階平面イメージ[出典:野村不動産]

 このように清澄通り側のA敷地ともんじゃ通り側(西仲通り側)のB敷地に分かれています。A敷地側が地上50階、高さ約187mの超高層棟の計画地で勝どき駅に近い側には約1460屬旅場も整備されます。B敷地側は地上2階、高さ10mの小規模な低層棟で約200屬旅場も整備されます。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業 断面イメージ
断面イメージ[出典:野村不動産]

 左がA敷地側で低層部の清澄通り側とB敷地がある道路側には店舗スペースが設けられます。右がB敷地側の低層棟で店舗と子育て支援施設で構成されます。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:野村不動産]

 場所は勝どき駅と月島駅の間で勝どき駅寄りです。勝どき駅の方が近いですが、都営大江戸線と東京メトロ有楽町線の2路線が通る月島駅も徒歩圏の距離です。

 計画地の北側では住友不動産、東京建物、大和ハウス工業、首都圏不燃建築公社によるタワーマンション「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」(地上58階、高さ約199m)があり、工期は2022年度着工、2025年度竣工と同じような時期で計画されています。月島三丁目北地区は隅田川が目の前、月島三丁目南地区は勝どき駅に少し近い立地ですが、どの程度の価格差が出るんでしょうね?



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 2020年7月18日にお邪魔した「DEUX TOURS (ドゥ・トゥール) 」(地上52階、高さ177.3m)の高層階の部屋から見た勝どき、月島方面の眺めです。左の一番高いタワーマンションが「勝どきビュータワー」(地上55階、高さ193m)でこの目の前の地下に勝どき駅があります。そして右側の黄色の建物が有料老人ホームの「サンシティ銀座EAST」(地上31階、高さ119m)でその目の前が「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の建設地です。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 建設地にズームです。計画地に赤い網掛けをしました。駅に近い側に広場を設けるなどして「サンシティ銀座EAST」とは出来る限りお見合い部屋にならない配置となります。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 2020年7月4日に勝どき駅側から撮影した「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」の計画地方面です。月島川側に架かる月島橋から撮影しました。オレンジのマンションやその隣の茶色のマンションなど月島側沿いの一帯は同再開発には含まれていません。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 近くから撮影。時計回りにA敷地を四隅から撮影したものを載せています。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 ところでこの日は勝どき駅から徒歩で撮影しに行ったのですが、駅からずっと目の前を女子高生が歩いており後付けているみたいになってしまったのですが、それはそのはずこのA敷地内の戸建てに消えていきました。ここに建つタワーマンションに住める地権者様のご令嬢のようでした。羨ましい。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 総戸数は約720戸ですがそのうち地権者住宅は何戸くらいになるんでしょうね?ここも地権者住宅の割合は結構高そうです。



月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業

 清澄通り沿いの月島駅側から撮影。この辺りはどの方向を見てもタワーマンションが見えます。



愛する月島を守る会

 月島側沿いのマンション前には「愛する月島を守る会」による周辺のタワマン計画に懸念を示す看板がありました。建設反対とデカデカと書いた幟があるところはたまに見かけますが、反対など書かずに問題提起する形の反対運動は初めて見ました。

 下記物件概要は2020年6月15日に日刊建設工業新聞に掲載された情報も合算したものとなっています。

■物件概要(A敷地)■
計画名:月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都中央区月島3丁目27番の一部、28、29、30番
用途:共同住宅、店舗、駐車場等
総戸数:約720戸
階数:地上50階、塔屋1階、地下1階
高さ:約187m
構造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
敷地面積:5,640
延床面積:80,390
建築主:月島三丁目南地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産レジデンシャル、野村不動産、大成建設
工期:2022年12月着工〜2027年1月竣工予定
総事業費:約412億円