日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:東京都]

 日本橋で計画されている「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の既存ビル解体工事が11月1日から行われることが判明しました。道路を封鎖して一気に解体工事が行われます。いよいよ日本橋一丁目中地区の再開発が現地でも動き出します。

 現地には解体工事のお知らせも設置されましたが、まずは「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」についての概要です。計画規模は地上49階、地下5階、高さ約287m、敷地面積約15,600屐延床面積約362,600屐事業主は日本橋一丁目中地区市街地再開発組合で参加組合員として三井不動産、野村不動産、野村ホールディングスが参画しています。工期は2020年度着、2025年度竣工予定で2018年に発表されたときの総事業費は約3167億円となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 断面図
断面図[出典:東京都]

 同再開発はA街区、B街区、C街区に分かれており、C街区が地上49階、高さ約287mの超高層棟で日本橋地区では最も高い超高層ビルとなります。そのC街区はのフロア構成は低層部には店舗、会議室(カンファレンス施設)、ビジネス支援施設、中層部にオフィスフロア、そして高層部はサービスアパートメントとホテルで計画されています。

 また、日本橋川沿いのB街区は3階までが店舗、4階〜7階が住宅となります。日本橋地区で日本橋川に面した住宅という希少な存在となります。完成時にはまだ目の前に首都高がありますが、首都高地下化後は低層でも都心らしい眺望となりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 配置図
配置図[出典:内閣府]

 首都高が通る日本橋川側がA街区(地上5階、高さ約38m)とB街区(地上7階、高さ約31m)となり、既に完成している永代通り沿いの「日本橋一丁目三井ビル(コレド日本橋)」がD街区となります。そしてA、B街区とD街区に挟まれた場所が高さ287mの超高層ビルが建設されるC街区となります。

 「コレド日本橋」とC街区は地下通路とペデストリアンデッキで接続され、C街区とB街区はペデストリアンデッキで接続される計画となっています。また、C街区の隣の昭和通りの地下には都営浅草線「日本橋」駅があり、新設改札口の整備も計画されています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 首都高地下化後の日本橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の完成予想図です。日本橋川沿いの低層のA街区は既存ビルの「日本橋野村ビル旧館(野村證券本社旧館)」を耐震補強をして保存される計画となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 C街区の低層部です。地上にはお祭りなどの開催も計画されている広場も整備されます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 日本橋川沿いには親水広場や船着場、プロムナードが整備されキレイになりますが、しばらくの間は目の前に首都高があります。ただ、首都高が地下化されると景色が一変することになります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 日本橋川沿いのB街区とC街区を結ぶペデストリアンデッキの完成予想図です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
イメージパース[出典:内閣府]

 「コレド日本橋」とC街区を結ぶペデストリアンデッキの完成予想図です。「コレド日本橋」のC街区側に現在は路面店はありませんが、この完成予想図を見る限りでは路面店を配置する計画になっているようです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 位置図
位置図[出典:東京都]

 計画地は東京メトロ銀座線、東西線、都営浅草線の「日本橋」駅近くで地下通路や新設改札口等の整備により駅直結となります。また、日本橋を渡ると東京メトロ半蔵門線「三越前」駅があり、この図の左の方に行くとJR「東京」駅が徒歩圏にある立地です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の計画地の空撮

 2019年12月14日にヘリから撮影した「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。計画地全体がキレイに撮れているので今回は網掛けをせずに赤枠で囲いました。見ての通りかなり広大な計画地となっています。この写真の下の方に高さ287mの超高層ビルが建設されます。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の計画地の空撮

 少し離れた場所からの空撮です。こちらは赤い網掛けをしました。写真中央奥が東京駅周辺です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 この空撮写真に右下あたりの「日本橋室町一丁目地区」では地上36階、地下4階、高さ180mの超高層ビル計画もあります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 今は手前の日本橋室町の超高層ビル群と奥の日本橋駅周辺の超高層ビル群に分かれていますが、計画中の超高層ビルが建設されるとこれらの超高層ビル群が繋がります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 解体工事のお知らせ

 ようやく現地に設置された解体工事のお知らせです。2020年11月10日〜2022年3月31日までで清水建設によって行われます。既存建物等解体工事の他に埋蔵文化調査も行われるようです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 解体工事のお知らせ

 街区内にある27の既存ビルが一気に解体されます。,痢嵬鄲朱券本社旧館」は保存される計画ので解体されるのは一部だけかと思います。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 道路封鎖のお知らせ

 現地には道路封鎖のお知らせも設置されていました。11月1日よりC街区全体が封鎖されます。C街区内を歩けるのは残り3週間ほどしかありません。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 解体前の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の計画地です。「コレド日本橋」の北側にある「日本橋西川ビル」です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 その隣にはオレンジ色の「日本橋御幸ビル」があります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 その隣の日本橋川沿いの「野村證券本社旧館」です。こちらのビルだけ保存される計画となっています。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 日本橋川沿いには野村證券本社の旧館、本館、別館が並んでおり、これは一番東側、昭和通り沿いの別館です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いのこれらのビルも解体されます。ここにある歩道橋は解体後の建設地の撮影スポットとなりそうです。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 昭和通り沿いのビルを南側から見た様子です。このビルの裏には…



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 たいめいけん

 「日本橋たいめいけん」があります。まだ営業しておりいつもどおり行列もできていましたが10月19日で一時休業となります。今後は日本橋室町の仮店舗で5年ほど営業した後、再開発ビルに戻ってきて営業する予定となっています。


日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 その隣にある「コレド日本橋アネックス」はフェンスで覆われて既に閉鎖されていました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 「コレド日本橋アネックス」を裏から見た様子です。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 この左奥に続く道路は封鎖され一気に解体工事が始まります。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 じっくりは見ていませんが、先程のたいめいけん以外のビルは既に稼働している様子はなくほとんど退去は済んでいるように見えました。



日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業

 左側のA街区、B街区前の道路は封鎖されませんが、右側のC街区内の道路は全て封鎖されます。次は計画模通りの建設工事のお知らせがいつ設置されるかですね。なかなか見れない規模なので建設工事のお知らせが設置される日が楽しみです。

■物件概要(C街区)■
事業名:(仮称)日本橋一丁目中地区再開発計画
所在地:東京都中央区日本橋1丁目地内
用途:店舗、事務所、住宅、ホテル、サービスアパートメント、カンファレンス施設 等
階数:地上49階、地下5階
高さ:約287m
敷地面積:約15,600
延床面積:約362,600
事業主:日本橋一丁目中地区市街地再開発組合
参加組合員:三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス
設計:日建設計
工期:2020年度着工(解体)〜2025年度竣工予定
総事業費:約3,167億円