2019年、令和元年最後のブログ更新です。今年1年の締めくくりに相応しい物件は何かと言えば今年着工した森ビルによる大規模再開発「虎ノ門・麻布台プロジェクト虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業)」でしょう。ということで、今回は空撮も含む32枚の写真と完成予想図などを載せていきます。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ[提供:森ビル]

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の完成予想図です。一番背の高い超高層ビルがメインタワー(A街区)で地上64階、地下5階、高さ325.11mとなります。この高さ325mは大阪の「あべのハルカス」(地上60階、高さ300m)を抜いて高さ日本一の超高層ビルとなります。ただ、東京駅前では「東京駅前常盤橋プロジェクト B棟」(地上61階、高さ390m)が建設されるため高さ日本一の座にいるのは数年の間だけとなります。

 左の2棟は西棟(B-1街区)と東棟(B-2街区)でそれぞれ地上64階、地下5階、高さ262.81m、地上54階、地下5階、高さ237.20mのタワーマンションとなります。タワーマンションの高さとしては日本1位と日本2位となります。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
立面図[出展:森ビル]

 メインタワー(A街区)は7階〜52階が総貸室面積約204,000屬離フィスフロア(基準階貸室面積は約4,300屐遡4,840屐砲箸覆蝓高層部の54階〜64階は約90戸の住宅フロアとなります。居住者専用のラウンジやスパ、各住戸ごとに専用のエレベーターホールも整備されます。マンションとしては文句なしの高さ日本一ですが、住宅フロアは高層部のみのため当ブログでは複合ビル扱いとし、タワーマンションの高さ部門日本一は西棟(B-1街区)の地上64階、高さ262.81mと解釈しています。

 西棟(B-1街区)は3階〜5階が貸室面積約4,200屬離フィスフロア、6階〜64階が約970戸(サービスアパートメント約170戸を含む)の住宅フロアとなります。森ビルのニュースリリースによると西棟には多数の共用施設が設置されるとのことです。

 東棟(B-2街区)は1階〜13階が日本初進出のラグジュアリーホテル(約120室)、14階〜53階が約330戸の住宅フロアとなります。階数の割に住戸が少ないですが、プール付きの住戸や2層吹き抜けのリビングがある住戸も設定されるとのことで、ラグジュアリー感が高いのはこちらの棟となりそうです。また、ここのマンションは低層部に入るホテルと連携したサービスを利用できるようになります。

 C街区となる低層棟は商業施設を中心に住宅やオフィスフロアなども入ります。

 メインタワー、西棟、東棟、低層棟の全てが制震構造となります。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ[提供:森ビル]

 超高層棟の外観デザインは今年の7月19日に亡くなったシーザー・ペリ氏が創設したアメリカのPCPA(ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ)の担当です。同じ森ビルの「愛宕グリーンヒルズ」や「アークヒルズ仙石山森タワー」などもPCPAの作品で高層部が少し細くなるデザインが多いです。「虎ノ門・麻布台プロジェクト」のメインタワー(A街区)も高層部が少しだけ細くなっておりシーザー・ペリらしさが現れています。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
屋上緑化が施された低層棟(イメージ)[出展:森ビル]

 高さ300mを超えることもあり超高層ビルばかり注目されがちですが、C街区の低層棟もこのようにかなり攻めたデザインとなっています。デザインを担当したのはロンドンオリンピックの聖火台などを手掛けたイギリスのトーマス・ヘザウィック氏で、ここが日本で初めて手掛けるプロジェクトになるとのことです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
商業エリア(イメージ)[提供:森ビル]

 完成予想図を見ると右側の低層棟部の一部は屋上を歩けるようです。六本木ヒルズを超える森ビルの代表作となる街となりそうです。ちなみにここは「虎ノ門麻布台ヒルズ」略して「虎麻ヒルズ」となりそうです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト
中央広場からのぞむスクール外観(イメージ)[出展:森ビル]

 メインタワー(A街区)の隣接地にはインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン・東京」も建設されます。地下1階〜地上7階で校舎面積約14,000屬箸覆蠅泙后



虎ノ門・麻布台プロジェクト
平面図[出展:森ビル]

 このように広大な敷地に広場が設けられ、そして桜田通りと麻布通りを結ぶ道路、その道路と外苑東通りを結ぶ道路も新設されます。そして「六本木一丁目」駅と「神谷町」駅を結ぶ歩行者通路(地下)も整備され、両駅から直接アクセスできる場所となります。

 商業施設はエリア全体に約150店舗(約24,000屐法中央広場の地下には約4,000屬箸いβ腟模なフードマーケットも整備されます。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 2019年12月14日にチャーターしたヘリから撮影した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 六本木一丁目駅周辺の超高層ビル群が一旦途切れる場所が建設地です。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 広大な敷地ですが既存建物の解体は終わっているように見えました。これだけの広さをまとめるのはさすが森ビルといったところです。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 これだけの規模の再開発はなかなか見ることは出来ません。近くに来ることがあれば一度は見ておくことをオススメします。後から載せますが地上からも一部見渡せる場所はあります。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 建設地は東京タワーにも近い場所で、東京タワーの高さ333mに近い高さ325mの超高層ビルが建設されるため、東京タワーの一番上の展望台からでも見上げる感じになるかと思います。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 六本木一丁目駅周辺の超高層ビル群と「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 数年後にはこの背後に周囲よりも高い超高層ビルとタワーマンションが並びます。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 右側の超高層ビルは「アークヒルズ 仙石山森タワー」(地上47階、最高高さ206.69m)ですが、これが小さく感じるような超高層ビル群となりそうです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 2019年12月28日に高さ250mにある東京タワーのトップデッキから見た「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。C街区の一部がビルに隠れていますがほぼ全景を見ることができます。



虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー」(地上64階、高さ325.11m)の建設地部分です。建設地の大部分は「麻布郵便局」の跡地のため、名称は「○○ヒルズ森タワー」ではなく日本郵便を表す「JP」が入った「○○ヒルズJPタワー」となるのかもしれません。



虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー

 トップデッキに行くには2800円かかりますが、こうして建設現場がバッチリ見えるので数ヶ月に1回は行こうと思っています。



虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟(B-2街区)

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト 東棟」(地上54階、高さ237.20m)の建設地部分です。写真中央あたりが建設地で手前は広場になる箇所かと思います。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 高台側が「虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟」(地上64階、高さ262.81m)の建設地部分となります。



虎ノ門・麻布台プロジェクト 西棟(B-1街区)

 西棟の建設地部分にズームです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 西棟と東棟の間は高低差があり構台が組まれていました。どのように建設が進められて行くのが追っていければと思っています。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 トップデッキへ行くエレベーターの出発階から見た「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。このくらいの高さから見る方が超高層ビル群の凹凸が出るので景色としては面白いです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 ただ、建設現場を観察するにはやっぱりトップデッキの方が向いています。



虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー

 ここからは地上から撮影した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。まずはメインタワー側です。中は全く見えませんが背後に見える超高層ビル群がいい感じです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト メインタワー

 東京タワーも近いことがよくわかります。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 西棟(B-1街区)に隣接していた道は閉鎖されましたが、歩道より高い位置にあった車道だった場所に臨時の歩道が設置され、そこからこうしてB街区を見渡せるようになっています。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 東棟(B-2街区)は見えなさそうですが巨大な再開発を実感できる場所です。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 地下5階まであるので地下部の建設が始まると迫力ある光景となりそうです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 地上部の建設が始まるのは1年以上先ですかね。「東京駅前常盤橋プロジェクト B棟」(地上61階、高さ390m)の建設が始まるのはまだまだ先のため今、一番楽しみにしている建設現場はここです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 北側の高台も良い鑑賞スポットだったのですが、このようにプレハブ事務所が建設されて見えなくなりました。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 ただ、カメラをバンザイして持ち上げて撮れば中を見ることができる場所もあります。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 やっぱりこの建設現場を見るのは、空撮を除くと左上に見える東京タワーに登ってしまうが一番かと思います。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 C街区方面です。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 C街区も更地が広がっていました。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 ただ、右端に解体中の建物があるようにC街区はまだ既存ビルがいくつか残っているようです。



虎ノ門・麻布台プロジェクト

 とは言ってもほとんどの既存ビルが解体されため、更地となった今しか見れない超高層ビル群が広がっています。



東京タワーの空撮

 最後は空撮に戻ります。これはヘリから撮影した東京タワーの空撮ですがその東京タワーの背後が「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の建設地です。



虎ノ門・麻布台プロジェクトの空撮

 東京タワーに迫る高さの超高層ビルが誕生しますが、東京タワーの存在感が薄れてしまうこともあるんですかね。完成してみないとわからなさそうです。こういった空撮は年2回くらいできればと思っています。ということで令和元年最後のブログでした。2020年もよろしくお願いします!

■物件概要(メインタワー(A街区))■
名称:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業 メインタワー(A街区)
計画名:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業施設建築物新築工事 A街区
所在地:東京都港区麻布台一丁目314番3外
用途:共同住宅(54階〜64階)・事務所(7階〜52階)・店舗・各種学校・駐車場等
総戸数:約90戸
階数:地上64階、地下5階
高さ:325.11m(最高325.11m)
構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造)
基礎工法:直接基礎(一部場所打ちコンクリート杭基礎)
敷地面積:24,104.21
建築面積:15.662.94
延床面積:460,248.82
建築主:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
設計者:森ビル
施工者:清水建設
工期:2019年8月1日着工〜2023年3月31日竣工予定


■物件概要(西棟(B-1街区))■
名称:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業 西棟(B-1街区)
計画名:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業施設建築物新築工事 B-1街区
所在地:東京都港区麻布台一丁目32番6外
用途:共同住宅(6階〜64階)・事務所(3階〜5階)・店舗・保育所・駐車場等
総戸数:約970戸(サービスアパートメント約170戸を含む)
階数:地上64階、地下5階
高さ:262.81m(最高262.81m)
構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋造)
基礎工法:直接基礎
敷地面積:9,648.39
建築面積:6.311.38
延床面積:185,227.65
建築主:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
設計者:森ビル
施工者:三井住友建設
工期:2019年10月1日着工〜2023年3月31日竣工予定


■物件概要(東棟(B-2街区))■
名称:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業 東棟(B-2街区)
計画名:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発事業施設建築物新築工事 B-2街区
所在地:東京都港区麻布台一丁目12番、13番外
用途:共同住宅(14階〜53階)・ホテル(1階〜13階)・店舗・集会場・駐車場等
総客室数:約120室
総戸数:約330戸
階数:地上54階、地下5階
高さ:237.20m(最高237.20m)
構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋造)
基礎工法:直接基礎
敷地面積:16,467.87
建築面積:8.203.07
延床面積:168,797.93
建築主:虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
設計者:森ビル
施工者:清水建設
工期:2019年8月1日着工〜2023年3月31日竣工予定