10位:NTTドコモ代々木ビル(239.85m)
第10位は平成12年9月(2000年9月)竣工の「NTTドコモ代々木ビル」(東京都渋谷区千駄ヶ谷)。地上27階、地下3階で高さ150m(最高高さ239.85m)ですすが、意見が分かれそうなビルがランキング入りとなりました。フロア構成は14階までオフィスフロア、15階〜25階が通信設備などを置く機械室で、その上がアンテナなどを設置する塔屋となっている。さらに最頂部には高さ32mのデリック(クレーンのようなもの)が設置されており、その高さを含めると高さ272mとなりランキングが変わってくる。ここが意見が分かれそうなところだがビルとしては高さ239.85mとなるためこちらの数値を採用して第10位となっている。

9位:東京都庁第一本庁舎(243.3m)
第9位は平成2年12月(1990年12月)竣工の「東京都庁第一本庁舎」(東京都新宿区西新宿)。地上48階、地下3階、高さ241.9m(最高高さ243.3m)で竣工時は「サンシャイン60」の地上60階、高さ239.7mを抜いて高さ日本一となる。高層部はツインタワーのようになっており地上45階部分の北棟と南棟の両方に無料の展望室が設置されている。設計はフジテレビや赤プリを設計した丹下健三氏である。

8位:JRセントラルタワーズ(245.1m)
第8位は平成11年12月(1999年12月)竣工の「JRセントラルタワーズ」(愛知県名古屋市中村区名駅)。地上51階、高さ232.6m(最高高さ245.1m)のオフィス棟と地上53階、高さ226mのホテル棟で構成されるツインタワーである。竣工時は名古屋で最も高い超高層ビルであった。また、一時期は世界一の駅ビルとしてギネス登録されていたが定義の変更により記録が取り消されている。

7位:ミッドランド スクエア 豊田毎日ビルディング(247m)
第7位は平成18年9月(2006年9月)竣工の「ミッドランド スクエア 豊田毎日ビルディング」(愛知県名古屋市中村区名駅)。地上47階、地下6階、高さ237m(最高高さ247m)で名古屋で最も高い超高層ビルである。最上部は屋外型展望施設の「スカイプロムナード」となっており、その展望台に行くエレベーターはダブルデッキエレベーターとなっている。シースルーのエレベータのため外からエレベーターが2階建てとなっている様子を見ることができる。

6位:東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー(248.1m)
第6位は平成19年1月(2007年1月)竣工の「東京ミッドタウン ミッドタウンタワー」(東京都港区赤坂)。地上54階、地下5階、高さ248.1mで完成時は東京で最も高い超高層ビルであった。45階〜53階は高級ホテルの「ザ・リッツ・カールトン東京」となっており、最上階の54階は機械室で展望台などは存在しないため景色を見たければ宿泊するなりレストランに行く必要がある。

5位:虎ノ門ヒルズ 森タワー(255.5m)
第5位は平成26年5月(2014年5月)竣工の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」(東京都港区虎ノ門)。地上52階、地下5階、高さ247m、最高高さ255.5mで東京で最も高い超高層ビルである。公称の高さは247mのため6位のミッドタウン・タワーとランキングが入れ替わることもある。フロア構成は1階〜4階が店舗、6〜35階までがオフィスフロア、37階〜46階が「虎ノ門ヒルズレジデンス」、47階〜52階がホテル「アンダーズ東京」となっており、商業、オフィス、住宅、ホテルが一つのビルに入る複合ビルとなっている。「虎ノ門ヒルズ」は拡大中で2023年7月には地上49階、最高高さ265.75m「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が竣工予定である。

4位:大阪府咲洲庁舎(256m)
第4位は平成7年2月(1995年2月)竣工の「大阪府咲洲庁舎」(大阪府大阪市住之江区南港北)。地上55階、地下3階、高さ252m、最高高さ256mで竣工当時は大阪市で最も高い超高層ビルであった。竣工当時は「大阪ワールドトレードセンタービルディング」という名称で「WTC」や「WTCコスモタワー」などと呼ばれていたが、2010年6月に大阪府に譲渡されたことにより「大阪府咲洲庁舎」に名称は変更され、愛称は「さきしまコスモタワー」となっている。また、最上階の55階には有料の展望台が設置されている。

3位:りんくうゲートタワービル(256.1m)
第3位は平成8年8月(1996年8月)竣工の「りんくうゲートタワービル」(大阪府泉佐野市りんくう往来北)。地上56階、地下2階、高さ256.1mで竣工当時は西日本で最も高い超高層ビルであった。28階〜54階は「全日空ゲートタワーホテル大阪」として営業していたが2011年7月からは「スターゲイトホテル関西エアポート」として営業している。ここはバブル時代にツインタワーで計画され、その名の通りのゲートができる予定であったがバブル崩壊のため片方のみの竣工となっている。

2位:横浜ランドマークタワー(296.33m)
第2位は平成5年7月(1993年7月)竣工の「横浜ランドマークタワー」(神奈川県横浜市西区みなとみらい)。地上70階、地下3階、高さ296.33mで長らく高さ日本一の超高層ビルであった。地上70階という階数部は現時点でも日本一であり、70階を超える超高層計画はまだ表に出ていない。高層部は「横浜ロイヤルパークホテル」となっているが69階には有料の展望台が設置されている。最上階の70階はホテルのスカイラウンジなどとなっている。

1位:あべのハルカス(300m)
第1位は平成26年3月(2014年3月)竣工の「あべのハルカス」(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋)。地上60階、地下5階、高さ300mで日本初の高さ300m超えの超高層ビルとなる。高さ300mは世界的にはスーパートールと呼ばれており、「横浜ランドマークタワー」とは3.67mの差しかないが高さ300m超えは大きな意味を持つ。低層部が近鉄百貨店、中層部がオフィスフロア、そして高層部が「大阪マリオット都ホテル」となっており、最上部の58階〜60階は有料の展望台となっている。他にも屋上に行けるツアーや幅60cm、長さ20mのデッキの上を命綱を装着して歩くアトラクションなどもある。

以上、平成に竣工した超高層ビル高さランキングベスト10でした。実は昭和のビルを含めてもこのベスト10は変わりませんが昭和も含めると、昭和53年3月(1978年3月)竣工の「サンシャイン60」が地上60階、高さ239.7mで11位に入ってきます。言い換えると「サンシャイン60」が完成してから41年間でこの高さを超えたのは10棟だけしかありません。思っていたよりも少なく感じるかと思いますが令和に入ると高さランキングは大きく変わります。令和時代はどのような超高層ビルが出て来るのか楽しみです。
それでは平成最後の超高層ビル・超高層マンションブログでした。ブログを開設してから平成時代は10年以上毎日更新してきましたが、令和時代も毎日更新できるように頑張ります。令和になっても超高層ビル・超高層マンションブログをよろしくお願い致します!
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