ホテルオークラ東京本館
 解体工事が始まった「ホテルオークラ東京本館」です。現在は解体用の足場を組んでいるところでした。

ホテルオークラ東京本館
 別館側から見た「ホテルオークラ東京本館」です。こちら側は足場はまだ組まれていませんでした。

ホテルオークラ東京本館
 ただ、正面部分などは仮囲いで囲まれており、正面からはもうこの仮囲いが邪魔でほとんど見ることが出来なくなっていました。この角地の建物は美術館の「大倉集古館」で改修・増築工事が行われます。

 解体工期は第一期が2015年9月1日〜2017年12月15日、第二期が2018年8月1日〜2018年11月30日となっています。そして新本館の建設工期は2016年6月1日着工〜2019年6月30日竣工予定となっています。途中からは解体と建設工事が同時進行となるようです。

ホテルオークラ東京本館の完成予想図
ホテルオークラ東京本館の完成予想図[出典:ホテルオークラ東京]

 上の写真と同方向からの「ホテルオークラ東京本館」の完成予想図です。地上38階(運用呼称は地上41階)、高さ195mの高層棟と地上13階、高さ85mの中層棟の2棟構成となります。高層棟の下半分は賃貸のオフィスフロアでホテル部は高層部となります。中層棟は全てホテルとなります。


ホテルオークラ東京本館ロビーイメージ図
ホテルオークラ東京本館ロビーイメージ図[出典:ホテルオークラ東京]

 新本館のロビーのイメージ図です。旧本館を設計した谷口吉郎氏のご子息である東京国立博物館法隆寺宝物館等を手がけた谷口吉生氏を設計チームに起用し、ロビーをはじめとした旧本館のインテリア、装飾など、可能な限り新本館に移設、再現されます。移設されるインテリアなどの詳細はプレスリリースをご覧ください。一部抜き出すと以下のようになっています。

----- プレスリリース -----
 ホテルオークラ東京の象徴とも称される照明具「オークラ・ランターン」や、満開の花のように見立てた「梅の花のテーブルと椅子」、六大陸各都市の時を刻み世界の賓客をお迎えしてきた「世界時計」、そして「行燈」などを再利用する予定です。また、色絵磁器の人間国宝 富本憲吉氏がデザインし、西陣の純絹のつづら錦に仕上げた「四弁花紋様の装飾」や「麻の葉紋の木組み格子」などは、再利用が出来ない為、再製作する予定です。その他、夢の架け橋というコンセプトで設計された「メザニン」(中二階)や天井のデザインなども新本館に再現する予定です。なお、新本館のロビーの面積は旧本館ロビーよりも二割ほど大きくなる予定です。

▼ホテルオークラ東京:プレスリリース(2015年10月22日)
ホテルオークラ東京 新本館ロビーへ継承する意匠について


 また、ホテルオークラ東京旧本館で使用していた備品類の一部を明日、11月4日から販売することが発表されています。これは「ホテルオークラ東京“Charity Project for Music”」と題し、販売により得られた収益は音楽活動の発展に役立てるとのことです。詳細はホテルオークラ東京のHPをご覧ください。reU funding、チケットぴあの2つのサイトで販売されます。

▼ホテルオークラ東京“Charity Project for Music”
社会貢献活動として「旧本館」の家具・備品を販売


■ホテルオークラ東京 新本館の物件概要■
名称:ホテルオークラ東京 新本館(仮)
計画名:(仮称)虎ノ門2-10計画
所在地:東京都港区虎ノ門2丁目10
用途:ホテル・オフィス・飲食店舗・駐車場
総客室数:約550室(2棟合わせて)
階数(高層棟):地上38階、地下6階(運用呼称:地上41階、地下1階)
高さ(高層棟):195m
階数(中層棟):地上13階、地下6階
高さ(中層棟):85m
構造(地上):鉄骨造
構造(地下):鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積:20,420
建築面積:12,000
延床面積:182,900
建築主:ホテルオークラ
設計者:(仮称)虎ノ門2-10計画設計共同体(大成建設(代表)、日本設計、森村設計、NTTファシリティーズ、谷口建築設計研究所、観光企画設計社)
施工者:未定
工期:2016年6月1日着工〜2019年6月30日竣工予定