4月7日に中野区より「区役所・サンプラザ地区再整備事業」の事業構築に係る民間事業者(事業構築パートナー)の提案概要書が公表されました。

▼中野区:2015年4月7日
区役所・サンプラザ地区再整備の事業構築に係る民間事業者の提案概要書の公表について

区役所・サンプラザ地区再整備事業 野村不動産案
区役所・サンプラザ地区再整備事業 野村不動産案[出典:中野区]

 これは野村不動産を代表とし清水建設、住友商事、第一生命保険、東急不動産を構成企業とするグループの案で、「NTTドコモ中野ビル」(地上18階、高さ115m)の東側に高さ約170mの商業、オフィス、ホテル、住宅等からなる複合施設を計画しています。駅前から「中野サンプラザ」(地上21階、高さ92m)が建っていた場所にかけては低層のホール(サンプラザ)、コンベンション施設などを計画しています。現在ある新北口駅前広場は移設する計画案となっています。

区役所・サンプラザ地区再整備事業 三菱地所案
区役所・サンプラザ地区再整備事業 三菱地所案[出典:中野区]

 こちらは三菱地所を代表とし東京建物、NTT都市開発、三菱地所レジデンス、鹿島建設を構成企業とするグループの案で、新北口駅前広場は残し、現在の「中野サンプラザ」が建っているあたりに住宅、商業、カンファレンス、ホテルからなる高層タワーを計画しています。現在の中野区役所などがある場所はホールなどを計画されています。

中野駅周辺の空撮
 今年1月の中野駅周辺の空撮です。同整備事業の日刊建設工業新聞の記事によると中野区は両グループの提案内容を踏まえ、12月までに事業の整備方針に関する中間報告書をまとめて来年3月に方針の素案を固め、そして2016年11月の正式決定を目指すとのことです。

 三菱地所グループの案の高層タワーの高さは不明ですが、「NTTドコモ中野ビル」よりもかなり大きいので野村不動産グループと同じく高さ170m前後はありそうです。今後、どのようにまとめられて行くのかはわかりませんが、中野駅前のシンボルとなるような超高層ビルが建設されるのは間違いなさそうです。

▼日刊建設工業新聞:2015年4月9日
東京・中野区/区役所・サンプラザ地区再整備/民間2グループの事業概要書公表

中野駅前
 現在の中野駅前です。右端が「中野サンプラザ」でその左側が中野区役所で、この辺りが「区役所・サンプラザ地区」です。今回、野村不動産グループの案では、同地区に加えて、新北口駅前広場を移設したりと大規模再開発の計画に含まれています。

中野駅周辺の空撮
 中野では駅を挟んだ反対側でも再開発計画が進んでおり、中野駅周辺はどんどん変化していっています。


人気ブログランキンに参加しています。
ポチッとして頂けると順位を見ることが出来ます。
でも同時にポイントも加算されます。
そんな本日もポチっとお願い致しますm(_ _)m
ここをクリック人気ブログランキングへ