通天閣
 大阪のシンボルの一つ「通天閣」(高さ103.3m)です。初代通天閣は1912年竣工でしたが1943年に焼失、現在の通天閣は2代目で1956年に竣工しました。設計は東京タワーなどタワーの設計で有名な内藤多仲です。
 そんな「通天閣」ですが、免震改修工事を今年の10月から来年6月にかけて行うと発表がありました。鉄骨の劣化は進んではいないが、今後に備えて工事を決定したとのことです。制震ダンパーを追加するような工事ではなく、塔の4本の橋脚(基礎部分)に免震ゴム(天然ゴム系積層ゴム)を設置を入れる工事となります。こうすることによってタワー上部は今と同じままとなります。工事は「NEXT210(ツーテン)」と命名されており、工事期間中も通天閣の営業は続けられます。

▼あべの経済新聞(2014年7月3日)
通天閣が免震改修工事へ−100年後を見据え免震展望タワーに

▼THE PAGE(2014年7月3日)
通天閣が今秋の免震改修実施へ 「脚部改修」でタワーの印象変えず/大阪

免震改修後の通天閣脚部のイメージ図
THE PAGEより免震改修後の通天閣脚部のイメージ図

通天閣「エントランス吹き抜け大天井」を復刻させたイメージ図
THE PAGEより通天閣「エントランス吹き抜け大天井」を復刻させたイメージ図

 免震改修工事と同時に初代通天閣の天井画「エントランス吹き抜け大天井」を復刻することにもなりました。これは初代通天閣の天上に広告を出していた化粧品メーカーの「クラブコスメチックス(当時は中山太陽堂)」が天井画を寄贈するとのことです。

通天閣
 現在の通天閣です。下部のみ今とは変わります。

通天閣から見たあべのハルカス
 通天閣の展望台(5階:87.5m、4階:84m)からの眺めです。新しい大阪のシンボル「あべのハルカス」(地上60階、高さ300m)を見るには高過ぎもせず低過ぎもせず、そして天王寺動物公園があって視界も開けているので最高の展望台です。

あべのハルカスから見た通天閣
 逆に「あべのハルカス」の展望台から見た「通天閣」です。こちらは高過ぎて空撮視点となり、「通天閣」ですが周囲の建物と同化して探しにくいです。

あべのハルカスから見た通天閣方面の夜景
 ただ、夜になると「通天閣」はライトアップされるので探すのは簡単です。

通天閣の空撮
 セスナから「通天閣」の空撮です。今となっては低いタワーですが、近くに視界を遮る建物がないので眺めは良いです。「あべのハルカス」から徒歩でも行ける距離なので大阪観光には欠かせない場所だと思います。今回の免震改修工事により永続的に保存して行くとのことなので、今後も「通天閣」は大阪のシンボルとして残って行くものと思われます。


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