500 Fifth Avenue

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 久しぶりにニューヨークの超高層ビルで500 Fifth Avenueです。日本語にすると500・五番街ビルですかね。ニューヨーク公立図書館の隣に建っています。
 このビルは地上60階、高さ212m、1931年竣工、設計はシュリーヴ・ラム&ハーモン (Shreve, Lamb and Harmon)でエンパイアステートビルと同じです。

500 Fifth Avenue

 近くから見上げてみました。高さはそれほどありませんが、階数があるのと上部が細くなっていることもあり、かなりの高さを感じます。
 ところでなぜニューヨークには階段状の(セットバックした)超高層ビルが多いかというと、1910年代、ニューヨークはあちこちで超高層ビルが建設されていたのですが、巨大なビルの壁が出来上がり、日の当たらない場所が多数出来てしまいました。そこで高層ビル規制をするゾーニング法が1916年に出来ました。この法律の内容を簡潔に書くと「階段状のビルにしましょう。中央部は高さ規制はしないけどね。」ということです。これによりエンパイアステートビルのように階段状のビルが多数建つことになりました。

500 Fifth Avenue

 この規制は1961年に撤廃され、今ではマンハッタンには様々なデザインの超高層ビルが建っています。アールデコ様式のビルもあれば、近代的なビルもあり、それらが見事に調和して素晴らしい超高層ビル群を築いています。やっぱり歴史のある超高層ビル群は違いますね。
 ちなみにこれはエンパイアステートビルから見た500 Fifth Avenueです。