札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 2019年11月11日、JR北海道と札幌市より札幌駅に隣接するの「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区」において「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合」設立したとニュースリリースが出ました。

 今年の6月にセスナをチャーターして撮影した計画地です。対象区域は「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の南東側の大きな駐車場がある「北5西1街区」と「JRタワー」の南側に隣接した商業施設「エスタ」がある「北5西2街区」で、2030年度末の開業を予定している北海道新幹線の札幌駅も隣接しています。

 「北5西1街区」には商業施設、オフィス、ホテルで構成される超高層ビルが計画されており、各種報道によると「渋谷スクランブルスクエア」(地上47階、高さ229.705m)と同規模の地上47階、高さ230mの超高層ビル建設を目指すとのことです。

 今後のスケジュールとしては2020年度上期までに基本計画、2022年度に都市計画決定、2023年度に事業認可・再開発組合設立を経て、2023年度に着工し2029年の秋に全体竣工、供用開始を予定しています。札幌は2030年の札幌冬季オリンピック・パラリンピックの招致を目指しており、それに間に合わせる計画となっているため計画延期といったことはなく着々と進むものと思われます。

▼JR北海道:ニュースリリース(2019年11月11日)
「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合」設立のお知らせ



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発
位置図[出展:JR北海道]

 エスタがある「北5西2街区」は約10,300屐現在は駐車場となっている「北5西1街区」は約12,100屬旅さがあり札幌駅前の一等地となっています。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発
創成東地区との連携[出展:JR北海道]

 このように「北5西1街区」は新幹線の札幌駅と接続され、創成川通をはさんで東側にも新幹線の改札口の設置が検討されています。

 ところで、新幹線の札幌駅の設置場所を決めるときに利便性の高い在来線ホームを転用する案もあったのですが、JR北海道が主張する現在の位置に決定しています。これは今回のこの再開発に繋げたいため他の案は無理だと言い張ったというような記事をどこかで見た記憶があります。JR北海道は赤字続きで稼ぎ頭は不動産業とのことらしいので有り得そうな話しです。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発
断面図[出展:JR北海道]

 このようにエスタがある「北5西2街区」と「北5西1街区」の低層部は商業施設となり両街区の1階はバスターミナルが設置されます。その両街区のバスターミナルの上には待合所となる「交通待合交流空間」も整備されます。「北5西1街区」の世界展開する高級ホテルが想定されています。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発
交通待合交流空間[出展:JR北海道]



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 今年の6月に撮影した「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区」です。左の白い建物が「北5西2地区」となる「エスタ」で過去の報道なども見ると建て替えとなるようです。そしてこの正面にある駐車場が地上47階、高さ230mの超高層ビル建設を目指す「北5西1地区」です。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 「エスタ」から見た「北5西1地区」です。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 このように広大な駐車場となっています。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 「JRタワー」(地上38階、高さ173m)の38階展望室から見落とした「北5西1地区」です。左側の一部が新幹線の用地となりますが正確な境目は不明です。



札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発

 少なくても「JRタワー」よりも高い超高層ビルが建設されることになりそうですが、こういった計画はだいたい最大規模を想定してそこから現実的な規模へと縮小されていきます。最終的にどのような規模になるのかは現時点ではわかりませんが高さ200mを超える超高層ビルにはなって欲しいものです。

 現在、高さ200mを超える超高層ビルがある都道府県は北から順に東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府だけです。ここに高さ200mを超える超高層ビルが建設されると北海道が6番目となります。2020年上期に基本計画決定のためその頃にはだいたいの規模が判明しそうです。