八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
イメージパース(北西側から望む)[出展:内閣府]

 八重洲の再開発の一つ「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書案が昨日、東京都より公開となりました。令和元年5月20日(月曜日)から同年6月18日(火曜日)までの公開で、閲覧のみですがIEを使うとWeb上でも見ることができます。引用は問題ないと思いますが当ブログ記事では、内閣府の国家戦略特区の資料として公開されているイメージパースの方を使用しています。

▼東京都観光局:環境アセスメント(2019年5月20日)
「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価書案が提出されました。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/assessment/reading_guide/oshirase/358_yaesu1kita_an.html



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
周辺建物との調和した高層部のデザイン[出展:内閣府]

 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の最新の規模が今回の環境影響評価書案より判明しました。今までは地上45階、高さ235mとなっていましたが、少し高さが低くなり地上45階、高さ約233mとなっています。

 5月1日に令和に完成する超高層ビルランキングベスト10を載せましたが、そのときは同率10位でした。それが高さ233mになると第12位となります。ただ、建設が始まる頃には他のビルも含めて数値は変わってランキングも色々入れ替わっているかと思います。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
平面・断面イメージ[出展:内閣府]

 フロア構成は低層部に店舗、高度金融人材サポート施設等、機械室、宿泊施設となり、中層部から高層部がオフィスフロアとなります。地下には地域冷暖房施設も整備されます。

 北側は日本橋川、南側は永代通り、西側は外堀通りに面しており、北街区の日本橋川沿いには高さ約14mと高さ約7mの店舗棟が建設されます。南街区が地上45階、高さ233mの超高層棟が建設されます。

 また、計画地の地下は首都高地下化のルートの一部となっています。工期は2023年度着工〜2035年度竣工予定と12年となっているのも首都高地下化が影響しているものと思われます。

 スケジュールはまずは1年以上かけて南街区の既存ビルの解体工事を行い、その後、障害撤去工事と山留工事を同時に行い、着工3年後あたりで溝真柱杭工事が終わります。その後は残りの地下部の解体撤去工事を行いつつ地下躯体工事も行い、着工4年後あたりから地上躯体工事が始まり、着工6年半後くらいで完成となります。その後、ようやく北街区の既存建物解体や建設が始まり着工12年後に全ての工事が終わります。つまり、2029年度くらいに超高層棟は完成予定となっています。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
川沿いの賑わいや回遊性を高める水辺空間を整備[出展:内閣府]

 首都高地下化が大前提の再開発のため、このように日本橋側沿いがキレイになるのはまだまだ先となります。首都高地下化される頃の超高層ビル群はどうなっているんでしょうね?まだ表に出ていない超高層ビルも色々と完成していても不思議ではありませんね。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 前にも載せた2019年1月27日にセスナから撮影した「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」方面の空撮です。

 計画地手前は「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の建設地で地上40階、高さ212mと地上61階、高さ390mの超高層ビルが建設されます。そして計画地の右側の方に行くと八重洲の再開発があり高さ250m〜240mの超高層ビル3棟が建設されます。さらには計画地の上では地上51階、高さ約287mとなる「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。



新呉服橋ビル

 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」のため解体されることになる「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m、1977年竣工)です。これからの時代は超高層ビルの建て替えが増えて来そうです。



八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 この永代通りの地下に東京メトロ東西線の「日本橋」駅があり、南街区は「日本橋」駅直結となります。地下通路は「新呉服橋ビル」がある場所で途切れますが、将来的には東京駅方面まで地下通路を繋ぐ将来構想もあるようです。

■物件概要■
計画名:八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
所在地:東京都港区虎ノ門4丁目20番5,22番
用途:事務所、店舗、宿泊施設等
階数:地上45階、地下5階
高さ:約233m
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造
敷地面積:約9,260
建築面積:約7,350
延床面積:約181,500
建築主:八重洲一丁目北地区再開発準備組合
事業協力者:東京建物、大成建設
工期:2023年度着工〜2035年度竣工予定