八重洲一丁目北地区
イメージパース(北西側から望む)[出展:内閣府]

 2019年4月23日に第15回 東京都都市再生分科会が開催され、国家戦略都市計画建築物等整備事業の「八重洲一丁目北地区」と「日本橋室町一丁目地区」の資料が公開されました。今回はその中から「八重洲一丁目北地区」を載せていきます。

 「八重洲一丁目北地区」は地上45階、地下5階、高さ235m、延べ面積180,500屬竜模で計画されている大規模再開発です。

 場所は外堀通りと永代通りが交差する「呉服橋交差点」の角地で北側には日本橋川がある立地です。この完成予想図では川がキレイに見えていますが今は上空に首都高が通っており、それが地下化されることが前提の再開発です。そのためか着工予定は2025年度、竣工予定は2035年度とまだかなり先となっています。

▼第15回 東京都都市再生分科会 配布資料
資料1 都市再生特別地区(八重洲一丁目北地区)都市計画の概要



八重洲一丁目北地区
周辺建物との調和した高層部のデザイン[出展:内閣府]

 竣工予定はまだまだ先のためデザインは微調整されながら変わって行くことになるかと思いますが、低層部と塔屋部は斜めになっているのが特徴的です。



八重洲一丁目北地区
平面・断面イメージ[出展:内閣府]

 このように低層部は店舗、機械室、宿泊施設で、中層部から高層部はオフィスフロアとなります。日本橋川側が北街区で2階建ての店舗が入る建物となり、南街区が地上45階、高さ235mの超高層ビルとなります。

 この北街区と南街区の間の地下が首都高地下化のルートの一部となります。北街区が低層の建物となっているのは首都高地下時のルートと被っていることも影響しています。南街区の建物本体と地下化ルートとはギリギリ被らない計画となっています。

 また、南街区は東京メトロ「日本橋」駅とは地下で直結となります。そして平面イメージを見ると東京駅方面まで地下通路で繋ぐ将来構想もあるようです。



八重洲一丁目北地区
首都高地下化ルート[出展:内閣府]

 首都高地下化ルートはこのような計画となっており、「八重洲一丁目北地区」の日本橋川側を通っているのがわかります。



八重洲一丁目北地区
日本橋川沿いエリアのゲートとなる空間の整備[出展:内閣府]

 今回公開された低層部の完成予想図を載せていきます。オフィスフロア部の下の灰色の3フロアがホテル部分となるようです。



八重洲一丁目北地区
賑わいが連続する街並みの整備(区道272号線)[出展:内閣府]

 南街区と北街区はデッキで接続される計画となっています。



八重洲一丁目北地区
日本橋川や橋を見渡す重層的な広場空間を創出[出展:内閣府]

 北街区からも南街区からもこのように日本橋川を望めるようになります。首都高地下化はお金が掛かり過ぎるのでやる必要はないのでは…と思っていましたが、こういった完成予想図を見るといいですね。首都高が地下化されると景色は一変し、それに合わせて周辺もキレイに整備されることになりそうですね。



八重洲一丁目北地区
川沿いの賑わいや回遊性を高める水辺空間を整備[出展:内閣府]

 このように日本橋川沿いには広場も整備され、東京駅から日本橋にかけての賑わいが増すことになりそうです。



八重洲一丁目北地区
位置図[出展:内閣府]

 「八重洲一丁目北地区」の位置図です。オレンジ色の枠の場所が再開発される場所、された場所ですが東京駅周辺はどんどん凄いことになっていきそうです。



八重洲一丁目北地区

 2019年1月27日にセスナから撮影した「八重洲一丁目北地区」の方面の空撮です。赤色の網掛けをした場所が計画地です。

 手前は「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の建設地で地上40階、高さ212mと地上61階、高さ390mの超高層ビルが建設されます。右端のチラッと見える工事現場は「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」で地上45階、高さ240mの超高層ビルが建設され、その両隣でも同じくらいの高さの超高層ビルが建設されます。また、左上のオレンジ色のビルがある辺りでは地上51階、高さ約287mとなる「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。



八重洲一丁目北地区

 3年半くらい前に撮影した「八重洲一丁目北地区」の方面です。このように大手町側の超高層化が休むことなく続いて巨大な超高層ビルが形成されましたが、これからは反対側の日本橋や八重洲側の再開発も活発になります。



新呉服橋ビル

 「八重洲一丁目北地区」の計画地に建っている「新呉服橋ビル」(地上21階、高さ112.48m、1977年竣工)です。この場所にこの倍くらいの高さの超高層ビルが建設されます。



八重洲一丁目北地区

 あとはこのように低層のビルが建ち並んでいます。



八重洲一丁目北地区

 東京駅周辺にはこういった低層ビルが建ち並んでいる場所がまだまだあるので、これからも色々と再開発計画が出て来るかと思います。



八重洲一丁目北地区

 計画地内には「日本橋西河岸地蔵寺」がありますがどうなるんでしょうね?配置図、完成予想図を見ても再建されるような感じはありません。



八重洲一丁目北地区

 この首都高、本当に地下化されるんですかね?これが撤去されるだけでも景色は大きく変わります。

■物件概要(南街区)■
計画名:八重洲一丁目北地区
所在地:東京都中央区八重洲1丁目1、2
用途:事務所、店舗、宿泊施設、駐車場等
階数:地上45階、地下5階
高さ:235m
敷地面積:約7,560
延床面積:約180,500
建築主:八重洲一丁目北地区再開発準備組合
事業協力者:東京建物、大成建設
コンサルタント:日本設計
工期:2025年度着工〜2035年度竣工予定