常盤橋地区の空撮
 東京駅の北側の常盤橋地区で400m級の超高層ビルを建設するというビッグニュースが飛び込んできました。

 常盤橋地区は羽田空港による高さ規制となる制限表面の範囲外ですが、まちづくりガイドラインで高さ200m程度されています。しかし国家戦略特区に指定されており、東京駅前のランドマークとなる超高層ビルを建てるとされていたので、東京初の300m超えの超高層ビルがわずかながらに期待されていました。それが今朝の日本経済新聞に300mを一気に超えて400m級の超高層ビルを建設するという記事が掲載されました。

 記事によると最高高さ400m程度を想定しており、行政協議で変わる可能性はるものの、日本一の高さにする方針とのことです。ただ、完成に10年以上かかるとも記載されているので気長に続報を待つこととなりそうです。

 東京駅周辺では超高層化が進んでいますがランドマーク的な高さの超高層ビルがありませんでした。今後は八重洲に250m級の超高層ビルが建設予定となっていますが、個人的には何か1棟ずば抜けて高い超高層ビルがあればなと以前から思っていました。それが現実味を帯びて来たので嬉しい限りです。海外で超超高層ビルを何棟も見てきましたが、超高層ビル群の中に1棟ずば抜けて高い超高層ビルがあると、超高層ビル群の迫力が一気に増します。今後が楽しみです。

▼日本経済新聞:2015年8月29日
東京駅前に400メートル級ビル 「ハルカス」抜き日本一 三菱地所、国内外の金融機関誘致へ

▼羽田空港高さ制限回答システム
https://secure.kix-ap.ne.jp/haneda-airport/

 ちなみに日経なので飛ばし記事の可能性もあります。昨年、「みずほ銀行前本店ビル」「銀行会館」「東京銀行協会ビル」の建て替えの第一報を日経が報じたところ、同日に三菱地所から「建替を決定した事実はない」とニュースリリースが出ました。しかし、数か月後に三菱地所から正式に建て替えの発表がありました。火のない所に煙は立たぬと言いますから、もし飛ばし記事でも検討はいしているものだと思います。まずは三菱地所からの正式な発表を待ちましょう。